ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時思ったこととか。

特撮

感想『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』 龍騎のエッセンスを抽出して原液のまま飲み干す、そんな再構成の巧さが光る傑作

もう何十回と、下手したら百回以上観ているかもしれない、『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』。 13人の仮面ライダーが殺し合うという未曾有の設定を、わずか45分の放送時間に再構成した本作。 ゴールデンタイムの放送を考慮してか、初見者にもある程度…

感想『風都探偵』3巻 閉ざされた洋館で起こる連続殺人事件は、王道ミステリと仮面ライダーの見事な融合に至る

待望の『風都探偵』3巻の感想を簡単に。 1,2巻にも増して「漫画ならでは」を推し進めた内容で大満足。 前回の感想記事でも書いたのだけど、『風都探偵』という作品は存在そのものが極上の奇跡みたいな代物。 また『仮面ライダーダブル』が、あの頃と同じクオ…

あれが読みたきゃこれを買おう!平成仮面ライダー関連書籍を分類してみる

先日『仮面ライダーアマゾンズ』の公式完全読本が発売になり、私も事前に予約していたのがまさにAmazonから届いた。相変わらずの物量が素晴らしい代物。 仮面ライダーアマゾンズ公式完全読本 (ホビージャパンMOOK 865) 出版社/メーカー: ホビージャパン 発売…

『ビルド』40話における氷室幻徳の私服ギャグシーンおよび近年の平成ライダーのギャグパートに関する雑感

『仮面ライダービルド』第40話「終末のレボリューション」にて、氷室幻徳というキャラクターが予想の斜め上の私服センスを披露する、というギャグシーンが放送された。 放送当日から、その半ば過剰な演出と氷室幻徳というキャラクターとのギャップについて、…

感想『映画を進化させる職人たち(映画秘宝セレクション)』 日本映画におけるアクションの「今」が分かる一冊

映画秘宝セレクション『映画を進化させる職人たち ~日本アクション新時代~』を読了。 洋泉社様よりいただいた献本です。いつもありがとうございます。 そのものズバリ、タイトルどおりの内容で、「日本映画におけるアクションの今」を特集した一冊。 その…

この価格でこの情報量はまさに驚異的。スーパー戦隊 Official Mook 20世紀『忍者戦隊カクレンジャー』『鳥人戦隊ジェットマン』感想

スーパー戦隊オフィシャルムックの『カクレンジャー』と『ジェットマン』を購入。私の世代だと、やはりこの辺の作品がドンピシャなのだ。 この講談社シリーズのムックは安価ながら中々の出来で、カラーページかつキャスト&スタッズの新録インタビューという…

夕暮れ、やっとミニプラいいカンジ。そのときシュワッと風が切れ。ぶっとぶ、クレカのあいだすり抜けて。ブラックホールに消えたヤツ(預金)がいる。

bandaicandy.hateblo.jp ウォォォォオオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!! Amazonッッ!!!!!!! (プレミアムバンダイ支払画面にて送料込み14,688円をAmazon Payで決済した時の様子) カクレンジャー ニンジャニンジャ~~~~ シークレットカクレンジャー トゥー…

プレミアムバンダイ限定新商品紹介ページっぽい『仮面ライダービルド』第37話感想

引用:プレミアムバンダイ『DXグレートクローズドラゴン』(バンダイ) p-bandai.jp

感想『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 ゴジラ対メカゴジラの斬新なアプローチは、「怪獣」の再解釈に至るか

公開日より1日遅れで鑑賞。『怪獣惑星』の続編、「アニゴジ2」こと『GODZILLA 決戦機動増殖都市』。 この日は諸々の都合で『劇場版アマゾンズ』→『アニゴジ2』→『ランペイジ』という3本立てを敢行したので、特撮成分をこれでもかと摂取できた休日でした。 TH…

感想『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』 遂に決着する悠と仁、ふたりが背負った罪と犯した禁忌とは。誰だって殺してる、何かを殺してる。

シーズン1から足かけ3年。 ついに映画化を成し遂げたアマゾンズ完結編『最後ノ審判』を、初日初回で鑑賞。客層はアラサーの私と年齢が近そうな人が多かったが、中には小学生の姿もあり、過度の緊張感を味わいつつの鑑賞となった。 www.amazons.jp 何よりも驚…

感想『仮面ライダーアマゾンズ(シーズン1)』 平成ライダーという仮想敵に挑む、最後まで答えの無い物語

『仮面ライダーアマゾン』は、私の特撮オタクの師匠(?)にあたる叔父が好んでいた作品で、彼の「アマゾンみたいなのが “いい” んだよ」という教育を受けて育った。 とはいえ、幼心にアマゾンに正統派なカッコよさを覚えることはなく、しかし謎の存在感と異…

話題のセリア製100円ディスクアニマル『モンスターパズル』をつい買ってしまった

あの、私、鬼です。猛士の鬼。こっちは今話題のどう見てもディスクアニマルにそっくりなセリアで売ってる100円玩具『モンスターパズル』。 数日前からTwitterで見かけていたこの玩具。まさかと思ってセリアに寄ってみたところ、本当に売っていた。 お前は噂…

『レディ・プレイヤー1』サントラ13曲目を聴けばいつでもガンダムとメカゴジラが脳内で暴れてくれる

『レディ・プレイヤー1』、良い映画でした。 物語やそのテーマ自体は王道、映像表現はさすがのスピルバーグとしか言いようのないものばかりで、時代性のあるVRゲーム設定に、世界中のオタクの半生を救済するかのようなポップカルチャーの大行進。2018年春は…

感想『仮面ライダーゲンムVSレーザー』 なぜ檀黎斗が才能に溺れたのか、九条貴利矢は彼の何を赦すのか。エグゼイドの真の最終話として圧巻の出来!

上映映画館までかなりの距離があったので、泣く泣く鑑賞を先延ばしにしていた『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』。 その中でも最も期待していたのが、『仮面ライダーゲンムVSレーザー』だ。やっと観ることができた。 仮面ライダ…

2011年当時『フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』がどれだけ衝撃的だったか

平成ライダーの「冬映画」ことMOVIE大戦シリーズ。今では『平成ジェネレーションズ』に生まれ変わり、思えば遠くまできたもんだ ・・・などと妙に感慨深くなってしまう。 そのシリーズ第3弾として2011年12月10日に公開されたのが、『仮面ライダー×仮面ライダ…

『パシフィック・リム:アップライジング』の正直な感想。薄まった作家性と持ち込まれた次世代の色。このジレンマを愛せるか?

ゴジラやウルトラマン等の巨大特撮コンテンツの、コンスタントな新作リリースが難しい状況にあった2013年。 その界隈に驚くほどの熱を叩き込んだのは、ギレルモ・デルトロ監督が建造した黒船こと『パシフィック・リム』だった。 パシフィック・リム [Blu-ray…

パトレン1号「朝加圭一郎」という概念、及びキャラクター造形の絶妙なバランスについて

『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』におけるダブルレッドの片方、パトレン1号の朝加圭一郎が素晴らしい。 「う゛ご゛く゛な゛! 国゛際゛警゛察゛だ゛!」の叫び声が容易に脳内再生できるこの人物は、誰の目にも明らかな「銭形警部的なキャラクター」だ。…

感想『風都探偵』単行本1&2巻。ページをめくる度に実感できる、再び『W』を楽しめる喜び

2018年3月、ついに漫画『風都探偵』の単行本(1,2巻)が発売された。 オリジナルスタッフによる正統続編という夢のような一報から、あれよあれよという間に連載が始まり、オリジナルWキャストが表紙を飾ったスピリッツに狂喜乱舞し、気付いたら単行本まで辿…

今更ですが私のアイコンは自分で描いたダイセイザーです

手短に、今更ですが私が使っているアイコンの話でも。 これ、自分で描いたやつです。『超星神グランセイザー』の、「合神獣王ダイセイザー」。 その名の通り星座の力で戦う12人の戦士が登場した『グランセイザー』。 その12人が3人×4チームに分かれていて、…

主題歌CD『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』感想。絶妙にリンクする歌詞や各戦隊専用テーマが熱い!

ついに発売!待ってました!『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』のフル音源! 事前にiTunesで購入していたテレビサイズをどれだけヘビロテしたことか。通しで聴くとまた違った印象があってすごく良いですね。単純に、かっこいい。 ルパンレンジャーVSパト…

「小林靖子脚本の魅力」を考える。別に必ずしも陰惨で残酷な展開になる訳ではなく、それは深く人を描いた末の結果論

なんだか「小林靖子脚本の魅力とは?」が話題なので、私もひとつ思うところをブログに書いてみようかな、と。 小林靖子氏といえば東映特撮を中心に多くの作品を手掛けられていることで有名で、『星獣戦隊ギンガマン』『侍戦隊シンケンジャー』『仮面ライダー…

乾巧、高校生に転生したのか? 『仮面ライダー×仮面ライダー ファイズ&鎧武 MOVIE大戦プリンシパル』という幻想

突然、友人から「メッチャ乾巧」というLINEが届いた。 なにがどう「メッチャ乾巧」なのかよく分からなかったが、一緒に届いた『プリンシパル』という映画の予告動画を視聴して、私は理解した。 メッチャ乾巧だった・・・ www.youtube.com 乾巧とは言わずもが…

「週刊はてなブログ」に『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』の記事を寄稿しました

ご報告&宣伝です。 この度、はてなブログ編集部様より依頼を頂戴しまして、「週刊はてなブログ」に記事を寄稿しました。 同ブログの連載企画「大好き!テレビっ子クラブ」の第2弾を担当しています。 blog.hatenablog.com 週刊はてなブログの“テレビ番組”寄…

なぜ『キュウレンジャーVSジュウオウジャー』は制作されなかったのか、を考える

『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』がもう3話まで放送されている段階で今更な話題ですが、本当に無かったですね、『キュウレンジャーVSジュウオウジャー』。 ここ数年のVSシリーズはお正月映画として定番化していたので、12月頃にふと「あれ? そういえば…

完全なる伏線消化。『仮面ライダーディケイド』の最終回とは一体なんだったのか

※本稿は引っ越し前のブログに掲載した内容に加筆修正を加えたものです。(初稿:2015/9/11) 改めて考えると、『仮面ライダーディケイド』ってすごい作品だったなあ、と。 小学校高学年の頃に『クウガ』を観てそれから平成ライダーシリーズと共に特撮オタク…

『仮面ライダービルド』が戦争をテーマにしたこと、またその描写が「浅はか」という意見への雑感

はじめまして。韓国の東映特撮ファンです。海外ファンでありながらこのような意見を発信するのはどうかと思いましたが、作品に反映されなくても、このような意見を持つ人がいるということを伝えたかったのでツイートすることに至りました。#仮面ライダービル…

【関連商品まとめ】『パシフィック・リム アップライジング』フィギュア・プラモ・ソフビ・本・音楽など 発売情報一覧

前作『パシフィック・リム』公開前に「これは絶対面白いやつだ!」と半ば先走ってアメトイショップでNECAのフィギュアを予約したことを今でも鮮明に覚えている。 公開したら案の定(?)、カルト人気ゆえか関連商品は軒並み品切れ。フィギュアが高騰し、ビジ…

特撮ドラマ『荒神』感想。「シン・ゴジラっぽい怪獣」はいかにして撮られたのか、樋口真嗣監督の解説と共に振り返る

TVドラマで新作怪獣モノが観られる、というだけで無条件にワクワクしてしまう。2月17日にBSで放送された、NHKスペシャルドラマ『荒神』。原作・宮部みゆきによって描かれる、怪獣+時代劇ドラマ。 怪物と人間たちの死闘を、最新のVFXを駆使して描くエンター…

好きな人にはたまらない平成仮面ライダー関連本5冊(ムック・インタビュー集・作品分析 etc.)

近年、平成ライダーをシリーズとして語る書籍の発売が増え、リアルタイムで味わってきたファンとして嬉しい限り。このブログでも、自分のTwitterでも、あーでもない・こーでもない と平成ライダーを語ることが多いですが、そんな私が「読み潰し」に近い頻度…

この2018年に「子供向け」の番組で「戦争」を描くということ

『仮面ライダービルド』に関してツイートした内容が意外とRTされていったので、半ばメモとしてブログにも感想を残しておこうかな、と。 前提として。 昨今Twitterでよく見られる、「仮面ライダーは!戦隊は!もはや描いているテーマや表現が子供向けじゃない…