ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時思ったこととか。

洋画

感想『ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー』 スピンオフのノルマをこなし、『新たなる希望』を踏襲する。エンタメ映画として隙のない出来(+ 4DXの感想)

公開から1日遅れで鑑賞。 本国では何やら興行成績が振るわないと聞き、「あのハンのスピンオフがまさか微妙だな出来だなんてそんな・・・」と内心ヒヤヒヤしたものの、杞憂であった。 やはり何事も自分の目で確かめなければならない。 アート・オブ・ハン・…

感想『スパイダーマン ホームカミング』 なぜスパイディは愛されるのか、ホムカミはその答えで構成された逸品である

もちろん公開当時に映画館で鑑賞した作品だが、感想を書き忘れていたのと、『インフィニティ・ウォー』にあわせて買ったBlu-rayで再鑑賞できたので、改めて感想を書き残しておこうかと。 『スパイダーマン ホームカミング』は、ついにMCU入りを果たした新シ…

約100分で観られるおすすめの「短い映画」15本

私は短い映画が好きだ。 別に長い映画が嫌いという訳ではないが、短い方が集中力を高く保ったまま鑑賞できるし、短い所用時間で多い本数を鑑賞することもできる。「短い」ことにより説明不足に陥っている映画もあれば、「短い」からこそスマートに成立してい…

なぜ同じ映画を何度も映画館で観るのか。私の答えは「それが映画を最大値で楽しめる方法だから」

TwitterのTLで以下のようなやり取りが流れてきた。なぜ同じ映画を何度も映画館で観るのか、という話題。 いつの間にか同じ映画を何度も映画館に見に行くという視聴体系が定着しつつあるが、3回見に行けばBD買えるし、15万もあればかなり充実したホームシアタ…

『レディ・プレイヤー1』サントラ13曲目を聴けばいつでもガンダムとメカゴジラが脳内で暴れてくれる

『レディ・プレイヤー1』、良い映画でした。 物語やそのテーマ自体は王道、映像表現はさすがのスピルバーグとしか言いようのないものばかりで、時代性のあるVRゲーム設定に、世界中のオタクの半生を救済するかのようなポップカルチャーの大行進。2018年春は…

忙しい人のための『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』本数別「予習・復習作品リスト」の提案

『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』、とにかく凄まじい映画で、単純に物量が多かった。 MCUシリーズ過去18作品の集大成な訳で、出てくるキャラクターも設定も要素もまるで大洪水。でも、その洪水がしっかり整備されたルートを流れていくのが快感。…

感想『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』MCUが繰り出すエンターテインメントの新たな形と、その反証としてのサノス

アイアンマン [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 発売日: 2015/08/28 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (2件) を見る MCUシリーズ1作目の『アイアンマン』を劇場で観てから、早くも10年。 …

『パシフィック・リム:アップライジング』の正直な感想。薄まった作家性と持ち込まれた次世代の色。このジレンマを愛せるか?

ゴジラやウルトラマン等の巨大特撮コンテンツの、コンスタントな新作リリースが難しい状況にあった2013年。 その界隈に驚くほどの熱を叩き込んだのは、ギレルモ・デルトロ監督が建造した黒船こと『パシフィック・リム』だった。 パシフィック・リム [Blu-ray…

2018年春(4,5月)公開映画のラインナップが大渋滞でやばいことになっている

趣味が映画館通いだと、年2回くらい(体感調べ)で「うっ!なんというラインナップだ!追いつかない!」というラッシュ時期と直面する。 ということで、2018年春、大作大渋滞な怒涛のラッシュが来ます。本当に全部観られるのだろうか・・・。 未見のクセにお…

感想『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』。前作の魅力を堅実にアップデートした最強の続編

『パシフィック・リム:アップライジング』『アベンジャーズ インフィニティー・ウォー』を控えながら『レディ・プレイヤー 1』『劇場版名探偵コナン』等々も待ち受ける2018年の春映画。 怒涛のラインナップで時間のやりくりが大変なのは自明の理。よって、…

1分あたり2億2千万の製作費が費やされた映画は面白いのか

先に結論を書いてしまうと、お金をかけたからといって、必ずしも面白い映画が出来上がる訳ではない。これはもう、くどくど説明しなくても誰でも分かっていることだろう。 『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』の製作費は、日本円で約375億1,00…

ワカンダに愛着を覚えた時、もうこの映画に惚れている。映画『ブラックパンサー』感想

率直に、とっても面白かったです。 映画界の生ける神話ことMCUの最新作として、そして、この貧困問題とテロが交錯する現代に発表されたエンタメ作品として、とても精度の高い作品だったなあ、と。 marvel.disney.co.jp なによりワカンダという国の描写ですよ…

なんでこれが定価2,484円なの? 価格破壊なの? ROBOT魂『ジプシー・アベンジャー』がすごすぎる

Amazonから届いて、実際に開封して、「じわり」とびっくらこいた。 こんなの価格破壊だろ・・・ どうしたんだよバンダイ・・・。 さかのぼること2013年、1作目『パシフィック・リム』公開時。 国内メーカーはこの作品の立体化にはほとんど参入しておらず、ア…

なぜ『セッション』のラスト9分19秒は素晴らしいのか?

※本稿は引っ越し前のブログに掲載した内容に加筆修正を加えたものです。(初稿:2015/4/15) 映画『セッション』(原題:Whiplash)、本当に素晴らしい映画だった。 興奮したし、泣いた。アカデミー賞の助演男優賞・編集賞・録音賞を受賞しているにも関わら…

まさかのひとり応援上映だった『キングスマン:ゴールデン・サークル』の感想

何に驚いたかというと、この『キングスマン:ゴールデン・サークル』を観に行った映画館で、観客が私ひとりだったということだ。 正月明け早々に公開された本作だが、仕事が忙しくて中々観に行くことができなかった。やっとこさ暇が出来たのが2月に入ってか…

【関連商品まとめ】『パシフィック・リム アップライジング』フィギュア・プラモ・ソフビ・本・音楽など 発売情報一覧

前作『パシフィック・リム』公開前に「これは絶対面白いやつだ!」と半ば先走ってアメトイショップでNECAのフィギュアを予約したことを今でも鮮明に覚えている。 公開したら案の定(?)、カルト人気ゆえか関連商品は軒並み品切れ。フィギュアが高騰し、ビジ…

公開から4年、ついに『アメイジングスパイダーマン2』のBlu-rayを買ってしまった

つ、ついに買ってしまった・・・。 2014年の『アメイジングスパイダーマン2』公開から早くも4年。 一作目のBlu-rayは発売されてすぐに購入した。しかし、続けて公開された2作目があまりにも衝撃的で、色んな意味で感情を揺さぶられすぎて、Blu-rayを買って自…

漫画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Galaxy Rush』のざっくりとした感想

マーベル完全監修&マガジン・マーベル・マンガ賞特選受賞作品の連載化ということで、前々から気になっていた作品。ふらっと寄った本屋で見かけて、巻数表示も無かったので(全1巻)、物は試しとすぐに購入。作者は内田康平氏。 「ロナンを倒した後~」とい…

日本未公開映画『メガマインド』がびっくりするほど傑作だった

やはりTwitterはありがたい。趣味嗜好が近い方をフォローしているので、TLでオススメされていた作品は自分にもヒットする確率が高い。 この『メガマインド』という映画は、日本未公開&ディスク発売未定というダブルパンチな作品だが、この度こうしてSNS経由…

楽しめなかった映画『パディントン』に関する覚え書き

続編が公開されるタイミングで、未見だった『パディントン』を鑑賞。言わずと知れた人気キャラクターの実写映画化ということで、それなりに期待して観たのだけど、こんなにも自分に合わないとは思わなかった・・・。 「パディントン可愛い〜 ほっこりする〜…

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』冒頭数分のあまりの手際の良さについて

改めて振り返ると、やっぱり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の冒頭数分ってとてつもなく手際が良いですよね。「導入部分のなんたるか」がこれでもかと詰まってる。 まず時計がいくつもいくつもチクタクチクタクするシーンから始まり(タイトルに針の音を…

【朗報】ベイダー卿の小腸はご無事!『スター・ウォーズ空想科学読本』感想

講談社から講談社KK文庫として出版されている『スター・ウォーズ空想科学読本』を読了。 「空想科学読本」は言うまでもなく柳田理科雄氏による長寿シリーズで、アニメや特撮のあれこれに科学でもって真正面からツッコミを入れていくスタイルが売りな訳だが、…

結騎了の映画ランキング2017(全50作品鑑賞リスト&新作映画ベスト10)

今年もこの時期がやってまいりました! 「今年映画館で鑑賞した新作映画」の中から、独断と偏見で選ぶマイベスト10。毎年のことですが、このランキングは作品のクオリティを何ら保証するものではなく、ただ単に「私自身がどれだけ好きか・感動したか・心を揺…

結騎了の映画ランキング2014~2016(各年ベスト10)

今年はブログを「はてなブログ」に引っ越したので、過去3年の「映画ランキング」をこちらに再度まとめておこうかと。 「その年に自分が映画館で観た新作映画」の中から、独断と偏見で選ぶ上位10本です。 ◆2014年 ⑩猿の惑星 新世紀 ⑨ウルフ・オブ・ウ…

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』は、言うなれば「ディスニーの逆襲」である

公開日は平日だったのに朝イチの回がかなり埋まっていたあたり、やはり『スター・ウォーズ』の文化的認知度の高さを思い知る。 まあ、かくいう私もこの日仕事を休むために約半年前から密かに調整していた。公開日に合わせて有給届を出した際に上司の含み笑い…

映画『ジャスティス・リーグ』、それは聖典がエンタメ誌になるということ

マーベルとDCは例えるなら日本で言うジャンプとサンデーみたいなもので、『アベンジャーズ』がルフィとナルトとジョジョが共演する映画なら、『ジャスティス・リーグ』はコナンとマギと犬夜叉が共に戦う作品だよ、という、あまりにもざっくりでフワフワす…

「いらすとや」のフリー素材のみで「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を全編作ってみた

以下、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のストーリー紹介です。 重要な展開に関するネタバレがありますので、未見の方はご注意ください。 (正直、めちゃくちゃ疲れました・・・・・・) ※当記事は引っ越し前のブログに掲載した内容を転載したものです。…

猿がヒトに堕ち、ヒトも猿に堕ちていく。『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』

『猿の惑星』といえば、もはや私の世代感覚では古典SF映画であり、それはもう教科書で「羅生門」を読むような感覚でその昔に鑑賞したので、中々どうにも、愛着 ・・・みたいなものが湧かない作品である。 そういう意味で、『創世記』から始まったプリクエ…

『ワンダーウーマン』の面白さは、割と最後まで引っ張る「勘違い」にある

自分も「アメコミ映画は好きだけどアメコミそのものにはあまり詳しくない」タイプの人間なので、『ジャスティスの誕生』で突如主役級のオーラをまといながら登場したワンダーウーマンにはとても驚いた記憶がある。 まさに「え?なに?この女の人もヒーローだ…

ハリウッド(Netflix)版『デスノート』の感想は「ああ、ワタリ・・・ あなたはどうしてワタリなの・・・?」に尽きる

常々自分のTwitterでも書いているが、私は漫画やアニメが実写になった際に「このキャラのここが違う」とか「あのキャラはこんなこと言わない」等と書き並べて批難するのはナンセンスだと思っていて、実写には実写に合った再解釈や変更点があって然るべきだと…