ジゴワットレポート

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『ゴジラ バトルライン / GODZILLA BATTLE LINE』 #ゴジバト リリース1周年によせて

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スマートフォン向けゲーム『ゴジラ バトルライン / GODZILLA BATTLE LINE』、通称「ゴジバト」が、2022年6月でリリースから1周年を迎える。

 

TwitterのTLで見かけて「おっ、新しいゴジラのゲームか。ちょっとやってみようかな~」と興味を惹かれて早一年。気づけば、このアプリを起動しない日はなかった。iPhoneのスクリーンタイム機能で起動時間を見てみると、ちょっとおぞましい数字が並んでいた。くわばらくわばら・・・。

 

出典:https://twitter.com/Gz_battleline/status/1527561103714455552

 

 

分かる人には「ゴジラ版のクラロワ」と伝えれば話が早いらしい。その『クラッシュロワイヤル』をやったことがないので個人的にはあまりピンとこないが、要は「ユニットをどう送るか」という話だろう。ゴジラ、キングギドラ、メカゴジラ、スペースゴジラ、ラドン、モスラといったお馴染みの東宝怪獣たちを場に展開し、敵のリーダーを先に倒した方が勝ち。戦術はともかく、ルールとしてはいたってシンプルである。

 

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godzillagames.jp

 

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自分の戦績としては、アリーナランクKOM65は常連で、ランキングは毎シーズン200~400位あたりをうろうろ。そりゃあ上には上がいるのは承知だが、全世界累計140万DLのゲームでこの順位なら決して悪くはないだろう。課金状況としては、シーズン毎のプレミアムパスが610円で、冬に二度ほど諭吉さんで石を買ったかな。ここまで長い期間ひとつのゲームをやり込んだのは、おそらく生まれて初。まさか自分でもここまでハマるとは思わなかった。

 

毎日、日付変更の17時になるとアプリを起動。他の作業をしながらせっせと広告を流しまくる。デイリーミッションをクリアしやすいものに変更し、デイリーセールの内容も5回転で必要な★4を回収。デイリー探索地図も3回開けて、バトルを繰り返してパスを【今日はここまで】に到着させる。最低でもまずここまではやって、あとは探索の数をなるべくこなす。12時と0時に切り替わる時間短縮は必ず行い、3時間地図はGストーンを36払って開封。つまり6時間地図があれば広告短縮×3とストーン36で即開封まで持っていっている。なるべく地図の空きを増やしたいので、ここでの石は惜しまない。空きがあればあるほど金や虹との遭遇率は上がる。総進撃バトルで得られるポイントはアイコンや称号には使わずトークン・★4・マテリアルに全投入。とにかくバトルピースの強化に繋がることを第一に、日々のルーティーンをこなしている。

 

・・・といった分からない人には微塵も伝わらない話はともかく、このゴジバト、なにより怪獣のモデリングとモーション、そして音(鳴き声)が素晴らしいのである。シンプルにこれが強い。さすがの本家本元・東宝のTOHO Games。未プレイの読者諸賢には、とにかくこれを知って帰っていただきたい。

 

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SDとして描かれる怪獣たちは、登場すると固有の鳴き声を発する。これがマジで最高である。最高すぎて、たまにスピーカーに繋いだりイヤホンを付けたりしてプレイしている。ゴジラの底から響く咆哮や、キングギドラの威嚇するような鳴き声が、これでもかと堪能できる。そう、ゴジバトは実は良質な「東宝怪獣ASMR」なのだ・・・!

 

更には、『ゴジラ×メカゴジラ』の機龍は釈由美子ボイス、『ゴジラ S.P』のジェットジャガーは釘宮理恵ボイスが聞ける。怪獣たちがギッチギチに汗臭い鳴き声(褒めている)を撒き散らしている戦場に、唐突に「いくよっ!機龍!」だの「私の名はジェットジャガー」だのが鳴り響くのだ。このカオスな感じ、妙にくせになる。釈由美子と釘宮理恵の声が同時に堪能できる怪獣ゲームはゴジバトだけ!(そりゃそうだ)

 

 

 

そしてやはり怪獣たちのモーション。これがすごく良い。それぞれに個性のある動きをしてくれて、攻撃に移る際のモーションから、やられた時の倒れ方まで、細かいこだわりを感じるところ。ベタなところでゴジラの尾がしっかりゆらゆらしていたり、ミニラが攻撃を放つ際は可愛らしく屈んでから全身でバアッと放射能リングを吐く。スペースゴジラは攻撃前に両肩のクリスタルに二色の雷光が溜まるエフェクトがあったり、幼虫のモスラがやられる際は哀しいまでにあっけなく跳ね上げられてピギィィと悲鳴を上げる。固有の能力や必殺技もかなり原作準拠で、ビオランテは水場で強かったり、レジェゴジの熱線はビーム状に吐き続けるロングスパンのものだったり、機龍は上空から颯爽と降り立ったりする。

 

色々とシステム面で不満もあるにはあるが、やはり最大の魅力は怪獣それ自体にある。鳴き声、モデリング、そしてモーション。これらを堪能することに本懐がある。公式もそんな声を受けてか、1周年を記念してスタジオ&ジオラマ機能を搭載してくれるという。これでモデリングをぐりぐりと堪能できる!“待” ってたぜェ!この “瞬間” をよォ!今は亡きウルバトの需要が、ここに収束する。

 

 

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とは言いつつ、あまり贔屓の怪獣はおらずどれも好きなので、ユニットの構成は環境任せな感じ。確かに怪獣を愛でるのは楽しいが、勝てなきゃ面白くない。シーズンの切り替えを目安に月イチの頻度でバランス調整が入るので、その時々で環境が激変する。当時の構成をそのまま残しているので、振り返れば環境の変化を追うことができる。

 

 

リリースされてからまだ間もない頃。この頃はなんと、虫が環境を支配していた。虫虫大行進だ。カマキラスとデストロイアの幼体。彼らはとにかく数が多く、コストもそう高くない。大型の怪獣も取り囲んでメッタ刺しにすれば余裕で倒すことができた。カマキラスに挟まれて悲鳴を上げるゴジラ。デストロイアに囲まれて撃破されるメカゴジラ。目を覆いたくなるパワーバランスだが、それもそのはず、一度に複数の個体を攻撃できる範囲攻撃が可能なユニットがまだ少なかったのである。任意の場所に発動できる無人在来線爆弾やミサイル攻撃も幅を利かせており、隙をついてモゲラやB-2ステルス爆撃機で直接相手リーダーを狙う。そんな、「怪獣バトルといえば巨体と巨体のぶつかり合い!」というパブリックイメージからは程遠いバランスであった。

 

 

これではいけない!と調整が図られ、これまたびっくりするくらい、★4ユニットたちの能力が底上げされた。レア度ゆえかピースを重ねられない★4の怪獣たちが、低レベルでもある程度活躍できるようになったのだ。まずキングギドラが強い。この頃はとにかく革命的な強さだった。上空から放たれる引力光線は、たむろする虫たちを一斉に焼き尽くした。ドジャーーンと総崩れする虫たち。虫の時代は終わりを告げつつあった。また、敵の攻撃力に関わらず三度までは鉄壁ガードを発動するジェットジャガーが登場。彼に前線を任せ、その後ろでじっくりとテレストリスをウルティマに進化させる戦法が流行った。キングシーサーの弾丸力が注目され始めたのもこの頃だったか。

 

 

やがて★4の活躍も安定化し、その中でも特に用いられるのがキングギドラ・バトラ・テレストリス・ビオランテあたりに偏り始める。好守共に優れたキングギドラ、進化速度が速く打点が高いバトラ、進化は遅いがウルティマになれば馬鹿みたいに強いテレストリス、広い攻撃範囲で虫や戦車を蹴散らせるビオランテ。この頃から「モスラをリーダーにして進撃させたビオゴジを回復させ殴り抜ける」「ビオランテをリーダーにして水場でビオゴジを突進させる」「スペースゴジラで攻撃バフを継続させながらキングギドラとタッグを組ませる」といった複数のアプローチが出始め、やっと戦略のジャンケンが機能し始めた・・・ ような気がする。キングシーサーの受けとして優秀なメガギラスも大躍進。

 

 

そうこうしているうちに、空のキングシーサーことモスラレオ、任意の場所に降り立つことができ範囲攻撃まで兼ね備えた機龍など、ユニットのバリエーションが増えてくる。初期勢はようやく★3以下のピースが貯まってきたのか、ディメンション・タイドや冷凍ゾンテといった補助系のユニットを使うユーザーも増加。また、一度に三回攻撃できるスーパーXが驚きの壊れ性能で瞬く間に環境を支配。スーパーXを出されたらモゲラか機龍で撃退、という定番の落とし合いは今なお継続されている。エスパーコーラスが阿呆ほど強化されたこともあり、一時期は完全なる回復合戦にもなった。攻撃のリーチがあるデスギドラ、とにかく巨大なゴジラ・アース、スタンをかけられるFW版ガイガンなど、たまに顔を見ることもあるが、もう数ヶ月後にはこいつらが本格的に台頭してくるだろう。★4ピースの蓄積が待たれる。

 

 

そしてこれが私の最新の構成。正直、相手にやられたらかなり嫌気がさす戦法だという自負はあるが、そこは本当にすまないと思っている。スーパーXを主軸にした作りで、カマキラス・ミニラ・メーサー砲基地をわらわらと繰り出して大量のデコイに。足の速いキングシーサーやモスラレオにどんどんスーパーXを追い抜かせて、必要に応じてモゲラで敵ユニットを振り向かせて挟撃。スーパーXが敵リーダーを捉えたタイミングでゴジラが熱線を吐き攻撃力1.5倍。役満を狙うより連続で喰いタン上がりするような、細かな攻撃で押し切っていくスタイルだ。

 

 

敵リーダーをスタンでがちがちに固めた時の脳汁が忘れられなくてな・・・。すまない。

 

弱点としてはやはり機龍やモゲラといったピンポイントでスーパーXを狙ってくるユニット。ある程度は必要な交換なのでそのまま受けるが、タイミングよくキングシーサーやカマキラスを出せるとカバーも可能。キングギドラも遠くからちまちま削れば割と普通に墜とせて、むしろ厄介なのはビオランテかもしれない。やはりキングシーサーくんは強い味方。いつも助かる。左右どちらかに戦況を偏らせてから反対側に君を走らせるのが楽しい。

 

そんなこんなゴジバト。「スペースゴジラの結晶がビルに食い込むと対する飛行ユニットが迷子になる」とか「やられたファイヤーラドンが不必要にフィールドに残って当たり判定になる」とか「スタンと凍化のタイミングが合わさると永久凍結になってしまう」とか「とにかくやたら通信エラーが起きる」とか、仕様なのか不具合なのかよく分からない不満点もあるにはあるのだが、総じて楽しくやっている。今後も、パス課金が中心にはなってしまうが、ちまちまと遊び続けたいと思う。割と公式がユーザーの意見を細かく拾ってくれている印象で、初期の頃に感じていた不満や物足りなさは今ではほとんどクリアになっている。(特にギブアップ機能は本当に待望で、これが実装されるまでは切断切れの30秒を棒に振ることばかりだった。感謝。)

 

元よりゲームが得意な人間ではないのだが、やはりこれだけやり込むと勘が育つ。各怪獣のモーションが頭に入っているので、「ギリギリの所で競り勝つ」の見極めが、我ながらある程度の精度で出来るようになった。好きこそ物の上手なれ。

 

 

良質な怪獣ASAMR、そしてジオラマ機能も搭載ということで、「取りあえず怪獣を愛でてみるか・・・」というスタンスの人にもお勧めしたいゴジバト。一人用のモードも最近実装されたので、対人戦以外でもそこそこ遊べます。シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースとのコラボも発表されたので、今後シン・ウルトラマンやエヴァも出てくるかもですね。

 

ゴジバト1周年、おめでとうございます。そして2年目、よろしくお願いします。こんなにスマホゲーにハマるのが初めてなので、いつか訪れるサ終に今から怯えるユーザーより。

 

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