さかのぼること2018年、『仮面ライダージオウ』の感想を全話分(毎週必ず)書くというシリーズ連載企画をやりました。
それはもう、キツかったです。ある程度の分量を心掛けていたので、映像・脚本・演出・元ネタ・小ネタ・エトセトラ、可能な限りを書き連ねていました。次回放送までに必ず更新するというスケジュールは時に辛いものもありましたが、おかげで(おかげで?)、『ジオウ』への思い入れは今も相当深いですし、作品との向き合い方として非常に充実したものでした。
それを今一度!……やる!やるぞ!!
\\ 7/8(土)あさ9時放送開始 //
— ウルトラマンブレーザー/ニュージェネスターズ公式 (@ultraman_series) 2023年6月12日
\X\#ウルトラマンブレーザー/X/
最新ビジュアルと
第1~3話の映像を
垣間見ることができる
ダイジェストPVを公開!
▼PVの視聴はコチラhttps://t.co/GDYoOob5x4 pic.twitter.com/xbsu3Xd2Tk
7月8日より放送が開始される『ウルトラマンブレーザー』。すっかり毎年恒例になって久しいニュージェネレーションシリーズ以降の最新作ですが、今作はとっても引っ掛かります。それはもう盛大に、私個人のアンテナに、引っ掛かるのです。あまりに勢いよく引っ掛かりすぎてアンテナは倒れかけてます。
そもそも私は『ウルトラマンZ』が大好きだった、という話になるのですが、その理由は「ニュージェネレーションシリーズという商業的課題を抱えるシリーズにおいて販促面と作劇面(シリーズ構成)の調和が過去最大級に前向きに図られたから」に尽きます。もちろん物語の中身も最高だったのですが、田口監督を旗頭とするスタッフ陣の「今やれる最大に面白いウルトラマンを作ってやる!」という気概、そしてその成果物が、いちシリーズファンとして本当に嬉しかったのです。あれはもう、毎週のように幸せな日々でした。
そして今回の、『ウルトラマンブレーザー』。円谷のホームページの田口監督のコメントには、このようにあります。
『ウルトラマンZ』以来の、メイン監督とシリーズ構成を担当しています。
世界観からストーリー、人物造形にいたるまで、現実味を強く意識した本格サイエンスフィクションをスタッフ・キャスト一丸となって目指しました。
ウルトラマンシリーズの監督をして10年、蓄積してきたモノをガンガン注ぎ込んでいます。
今までにない、だけど王道ど真ん中の新たなるウルトラマン。
まずはとにかく第1話を。観れば分かります。
おいおいおいおいおい……。『ウルトラマンZ』のメイン監督さんがこのコメントを残すということは、もう、それはつまりどういうことか、って話ですよ。おいおいおいおい。マジなんだな、と。そりゃあ、もう、期待が高まってしまいますよ。しょうがないですよ、これは。もうたまらんですよ。
告知映像全体に漂うハードでリアリティな雰囲気も、いまだに「ULTRA N PROJECT」の幻影に囚われている自分にはドンピシャですし。何より主人公が「アラサーで」「中間管理職の」「妻子持ち」って!おいおいおい!!お、俺やないか!!!!!
といった感じで、テンションも期待値も上昇不可避な『ウルトラマンブレーザー』。ぜひ、この作品とじっくり向き合いたい。少しでも長く、深く、がっぷり四つで過ごしたい。そのためには、やはりアウトプットなんですね。感想をとにかく出力すること。そうして一緒の時間を濃く過ごすことが、最も作品への愛着を深める行為になると、経験則でよく分かっています。だからやるのです。
連載用のタイトルは、番組コピーの「俺が行く」をもじって「俺が観る」に。中二的というか、難しい漢字を並べ立てた「第何次〇〇××観測報告書」みたいなのも考えましたが、シンプルにいくことにしました。
といった感じで、7月より、毎週の放送に感想記事で並走していきます。どうぞよろしくお願いします!
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