ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時思ったこととか。

仮面ライダー

感想『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』 遂に決着する悠と仁、ふたりが背負った罪と犯した禁忌とは。誰だって殺してる、何かを殺してる。

シーズン1から足かけ3年。 ついに映画化を成し遂げたアマゾンズ完結編『最後ノ審判』を、初日初回で鑑賞。客層はアラサーの私と年齢が近そうな人が多かったが、中には小学生の姿もあり、過度の緊張感を味わいつつの鑑賞となった。 www.amazons.jp 何よりも驚…

感想『仮面ライダーアマゾンズ(シーズン1)』 平成ライダーという仮想敵に挑む、最後まで答えの無い物語

『仮面ライダーアマゾン』は、私の特撮オタクの師匠(?)にあたる叔父が好んでいた作品で、彼の「アマゾンみたいなのが “いい” んだよ」という教育を受けて育った。 とはいえ、幼心にアマゾンに正統派なカッコよさを覚えることはなく、しかし謎の存在感と異…

なぜ同じ映画を何度も映画館で観るのか。私の答えは「それが映画を最大値で楽しめる方法だから」

TwitterのTLで以下のようなやり取りが流れてきた。なぜ同じ映画を何度も映画館で観るのか、という話題。 いつの間にか同じ映画を何度も映画館に見に行くという視聴体系が定着しつつあるが、3回見に行けばBD買えるし、15万もあればかなり充実したホームシアタ…

話題のセリア製100円ディスクアニマル『モンスターパズル』をつい買ってしまった

あの、私、鬼です。猛士の鬼。こっちは今話題のどう見てもディスクアニマルにそっくりなセリアで売ってる100円玩具『モンスターパズル』。 数日前からTwitterで見かけていたこの玩具。まさかと思ってセリアに寄ってみたところ、本当に売っていた。 お前は噂…

感想『仮面ライダーゲンムVSレーザー』 なぜ檀黎斗が才能に溺れたのか、九条貴利矢は彼の何を赦すのか。エグゼイドの真の最終話として圧巻の出来!

上映映画館までかなりの距離があったので、泣く泣く鑑賞を先延ばしにしていた『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』。 その中でも最も期待していたのが、『仮面ライダーゲンムVSレーザー』だ。やっと観ることができた。 仮面ライダ…

2011年当時『フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』がどれだけ衝撃的だったか

平成ライダーの「冬映画」ことMOVIE大戦シリーズ。今では『平成ジェネレーションズ』に生まれ変わり、思えば遠くまできたもんだ ・・・などと妙に感慨深くなってしまう。 そのシリーズ第3弾として2011年12月10日に公開されたのが、『仮面ライダー×仮面ライダ…

感想『風都探偵』単行本1&2巻。ページをめくる度に実感できる、再び『W』を楽しめる喜び

2018年3月、ついに漫画『風都探偵』の単行本(1,2巻)が発売された。 オリジナルスタッフによる正統続編という夢のような一報から、あれよあれよという間に連載が始まり、オリジナルWキャストが表紙を飾ったスピリッツに狂喜乱舞し、気付いたら単行本まで辿…

「小林靖子脚本の魅力」を考える。別に必ずしも陰惨で残酷な展開になる訳ではなく、それは深く人を描いた末の結果論

なんだか「小林靖子脚本の魅力とは?」が話題なので、私もひとつ思うところをブログに書いてみようかな、と。 小林靖子氏といえば東映特撮を中心に多くの作品を手掛けられていることで有名で、『星獣戦隊ギンガマン』『侍戦隊シンケンジャー』『仮面ライダー…

乾巧、高校生に転生したのか? 『仮面ライダー×仮面ライダー ファイズ&鎧武 MOVIE大戦プリンシパル』という幻想

突然、友人から「メッチャ乾巧」というLINEが届いた。 なにがどう「メッチャ乾巧」なのかよく分からなかったが、一緒に届いた『プリンシパル』という映画の予告動画を視聴して、私は理解した。 メッチャ乾巧だった・・・ www.youtube.com 乾巧とは言わずもが…

完全なる伏線消化。『仮面ライダーディケイド』の最終回とは一体なんだったのか

※本稿は引っ越し前のブログに掲載した内容に加筆修正を加えたものです。(初稿:2015/9/11) 改めて考えると、『仮面ライダーディケイド』ってすごい作品だったなあ、と。 小学校高学年の頃に『クウガ』を観てそれから平成ライダーシリーズと共に特撮オタク…

『仮面ライダービルド』が戦争をテーマにしたこと、またその描写が「浅はか」という意見への雑感

はじめまして。韓国の東映特撮ファンです。海外ファンでありながらこのような意見を発信するのはどうかと思いましたが、作品に反映されなくても、このような意見を持つ人がいるということを伝えたかったのでツイートすることに至りました。#仮面ライダービル…

好きな人にはたまらない平成仮面ライダー関連本5冊(ムック・インタビュー集・作品分析 etc.)

近年、平成ライダーをシリーズとして語る書籍の発売が増え、リアルタイムで味わってきたファンとして嬉しい限り。このブログでも、自分のTwitterでも、あーでもない・こーでもない と平成ライダーを語ることが多いですが、そんな私が「読み潰し」に近い頻度…

この2018年に「子供向け」の番組で「戦争」を描くということ

『仮面ライダービルド』に関してツイートした内容が意外とRTされていったので、半ばメモとしてブログにも感想を残しておこうかな、と。 前提として。 昨今Twitterでよく見られる、「仮面ライダーは!戦隊は!もはや描いているテーマや表現が子供向けじゃない…

感想『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』迷える一作ながら、天空寺タケルというキャラクターの総決算として的確

平成ライダー恒例の夏の劇場版は、平成二期から番組終盤時期に公開されるスケジュールとなった。そのため、毎年「テレビシリーズで約1年やってきたことの総決算」という性格が付加され、テレビ本編での要素の詰め合わせ、メッセージやテーマがコンパクトに…

【保存版】平成仮面ライダー全作品「見る順番リスト」まとめ(映画・小説・Vシネ・スピンオフ etc.)

『仮面ライダークウガ』からずっとリアルタイムで観ている平成仮面ライダーシリーズですが、特に近年はテレビ以外の媒体での展開が増えてきて、「この映画(劇場版)って本編のどのタイミングで観た方が良いの?」「このVシネと小説はどっちが先?」という問…

なぜ檀黎斗が「宝生永夢ゥ!」を最後まで言い切れたのか。なぜ飛彩と大我は間に合わなかったのか。なぜパラドは全てが終わった後に胸倉を掴んだのか。

「宝生永夢ゥ!」は言うまでもなく『仮面ライダーエグゼイド』第18話「暴かれしtruth!」の名シーンである。 今ではネタ構文として一部界隈ではすっかり定着してしまい、もはや「そのネタいい加減しつこい」といった不毛な争いにまで発展している訳だが、そ…

感想『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL』暴走気味の愛とリスペクトを設定に込めて殴る、平成最後の衝撃作!

公開日朝イチで観に行った『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』。(改めて字面で見るとやっぱ相当長いなコレ・・・) www.toei.co.jp 冬の『MOVIE大戦』が恒例化して久しいが、この「冬映画」枠もかなりの…

さようなら平成仮面ライダー【キバ~オーズ編】過渡期の作品群は何を壊し、果てに何を提案したのか?

「“平成”が終わる前に平成ライダーについて語ってみよう」企画の第三弾は、ついに突入、シリーズいちの異端児『ディケイド』前後の作品群でお送りします。 忙しさにかまけてしまい気付いたら前回よりかなり間が空いてしまいましたが、第一弾『【クウガ~ファ…

子供たちは『仮面ライダーエグゼイド』をどのように楽しんでいたのか

『仮面ライダーエグゼイド』、本当に楽しい1年間でした。爆弾が毎週爆発するような、そんなイベント続きの群像劇は、飽きさせないどころか前のめりにさせてくれたなあ、と。 jigowatt.hatenablog.com じゃあ、そんな自分と違って、世の中の子供たちはどのよ…

今でも『フォーゼ』の挿入歌を聴くと天ノ川学園に戻れるような気がして

平成ライダーの音楽展開は多岐に渡っていて、その円熟期あたりにあったのが『フォーゼ』という印象がある。 『龍騎』からエイベックスになり、『電王』のキャラソン手法が大炸裂。『キバ』が真面目過ぎるアルバムを作ったり、架空のアーティストやラジオ展開…

『オーズ』最終回におけるアンクの「タカ!クジャク!コンドル!」がどうしても納得できない

今から書くのは結論を見ないただのモヤモヤであって、しかも『仮面ライダーオーズ』の名シーンとも呼ばれるくだりにともすればケチを付けてしまう内容かもしれないので、「オーズは完全無欠の最高の作品だ!!!!ハッピーバースデイッッ!!!!」という人…

#Twitterでもらった質問にブログで答える 2017.11.29

なんとなく暇になってしまったのでブログを書こうと思ったが特にネタが浮かばないので何かネタをください。ということで、 #Twitterでもらった質問にブログで答える 。同じくお暇な方、何かお題をいただけたら幸いです。— 結騎 了 (@slinky_dog_s11) 2017年1…

感想『小説 仮面ライダーゴースト ~未来への記憶~』 それは執念すら感じさせる暴露本であり設定資料集

『小説 仮面ライダーゴースト ~未来への記憶~』を読み終えた。率直な感想は、「稀に見る読書体験だった・・・」。 小説仮面ライダーゴースト、もはや小説版というより、描かれるべきタイミングを逸してしまった設定暴露本みたいな趣がある。— 結騎 了 (@sl…

「光る!サウンドバスター剣」という歴代ヒーローに受け継がれる伝説の武器

仮面ライダーやスーパー戦隊って、今や多種多彩な武器を扱うのが定番な訳ですが、その巨大な「玩具市場」において燦然と輝かない玩具も毎年発売されている、という話です。 「チープトイ」「フックトイ」などと呼ばれるそれらは、大きなドラッグストアの玩具…

【続】数年ぶりに観返したけどやっぱり『鎧武』ってめちゃくちゃ面白いな…

前回の記事(▼)の続きとして、「やっぱ鎧武って面白いな・・・」というやつの2クール編です。良かったらこちらから読んでください。 jigowatt.hatenablog.com 2クール目は、初瀬が死亡し、ユグドラシル側からヘルヘイムの説明があり、しかしそのユグドラ…

数年ぶりに観返したけどやっぱり『鎧武』ってめちゃくちゃ面白いな…

『仮面ライダー鎧武』は本当に大好きな作品で、そのおかげで放送当時にアホほど録画を観返して毎週の放送に臨んでいたので記憶が鮮明すぎて、ここ数年間あえて復習鑑賞をしない・・・ といった謎のモードに入っていたんですね。 で、下の記事にも書いたよう…

平成ライダーシリーズでも最高峰だと思っているあの5秒足らずの名シーンについて語る

平成仮面ライダーシリーズももう19作続いていて、30分の50話で単純計算してもエグゼイド時点で1,620,000秒もの時間が流れている訳ですが。 その中でも、たったの5秒ほどだけ、自分の中で不動の第1位とも言うべきお気に入りのシーンがあるん…

週刊スピリッツ44号の菅田将暉によるフィリップ復活が仮面ライダーファンにとっていかに衝撃的で感動的か、という話

2009年の秋、ニチアサでは「平成ライダー10周年、秋の陣!」というコピーが使われていた。 集大成かつお祭り騒ぎである『ディケイド』、そしてその劇場版である『対大ショッカー』を経て、秋に放送が開始される「仕切り直し一発目」としての『仮面ライ…

【総括】『仮面ライダーエグゼイド』はなぜあんなにも相当EXCITEだったのか

今年もこの時期がやってきました、平成仮面ライダーの最終回。 『クウガ』からずっとリアルタイムで観ているが、いつからか番組終了時期も変わり、今年は例年より1ヶ月速い幕引きのタイミングだったが、やはり終わってみるとしみじみしてしまう。 平成仮面…

『仮面ライダーエグゼイド』はいかに計画的に九条貴利矢を散らせたか

今、『仮面ライダーエグゼイド』が面白い!…という三流文句を叫びたくなるほどに、今、『仮面ライダーエグゼイド』が面白い。自分の中では「絶賛大ヒット!」という声が毎週鳴り響いている状態だ。『クウガ』から観てきた平成仮面ライダーシリーズも遠いとこ…