ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

『鎧武』と『エグゼイド』の同人音楽(二次創作)を制作しています

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作品に対する自分の理解、つまり「解釈」を、楽曲にパッケージする作業に絶賛ハマっています。完全オリジナルのイメージソング制作です。

 

「同人音楽」と表記するとアマチュア制作音楽のことを指す場合もありますが、私がやっているのは二次創作のニュアンスです。ただし、作中の固有名詞やあからさまなワードを用いることはせず、「あくまで “そうじゃない楽曲” っぽくて」「でも分かる人には理解(わ)かる」という、このギリギリのラインを攻めたいなぁ、と。ま、どこまでいっても自己満足ではあるのですが。

 

2021年に立ち上げたYouTubeチャンネル「Fic Sound」で、同年末に、企画第一弾となる『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』を題材とした『Valuable Symmetry』を公開。今はそれに引き続き、二作目と三作目を制作中、四作目を企画中です。

 

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よかったらチャンネル登録をしてやってださい。私が喜びます。

 

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こちらは当時のブログ。

 

www.jigowatt121.com

 

久しぶりの企画再始動なので、自分的にも創作意欲がアガる作品が良いなと考え、『仮面ライダー鎧武』と『仮面ライダーエグゼイド』をセレクト。前回は楽曲制作会社にフルオーダーで全てをお任せする形を取りましたが、今回はちょっと趣向を変えて、ココナラというサービスを活用しています。特定のスキルにピンポイントで見積もりをお願いできるので、「作曲・アレンジ」「ボーカル」「イラスト(動画用素材)」、それぞれを別の方にお願いする形です。

 

coconala.com

 

結局のところ、作曲しているのも歌っているのも自分ではないのですが、「こういう方向性で曲を作りたい」「こんな方向性の楽曲にあんな声を乗せたい」というビジョンだけは一丁前にあるので、それを存分にお伝えしながら進めています。素晴らしい方々とのご縁に恵まれて、制作快調ッ!といったところです。

 

ただ唯一、作詞だけは自分でやっています。先の『Valuable Symmetry』が人生初の作詞作業で、それはもう苦労と苦悩と痴態の連続だったのですが……。懲りずにまたチャレンジしました。

 

引用:鎧武ゲーマー レベル2 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

 

『エグゼイド』の方は、楽曲はすでに完成していまして、イラストを含む動画制作のフェイズに移っています。楽曲のタイトルは『ばいたるげえむ』。こちらはほとんど迷うことなく、「エグゼイドのイメージソングだったらああいうテイストにしたい!」という確固たるビジョンがあったので、そういったジャンルに長けている方にご依頼しました。ボーカルも同様で、こちらは女性ボーカルです。歌詞に関しては、同作の物語としての特徴やキャラクターの立ち位置を絡めつつ、シンプルに「全力で生きよう!」と叫ぶ応援歌っぽい感じというか……。まあ、こればかりは実際に聴いていただきたいです。自画自賛ですがめっちゃ良い曲だと思っていて、毎日の通勤途中に車中爆音ヘビロテです。

 

『鎧武』の曲は一転して、どちらかというと明るいエンターテインメントに振った『ばいたるげえむ』とは異なり、転調多めで不穏でハードで、それでいて和楽器が少し乗った感じで作っていただいています。こちらはめちゃくちゃ難航した作詞がやっと終わり、あとはレコーディングとアレンジを、といった段階です。歌詞のテーマは、「一曲を聴いたら『鎧武』の一年間が走馬灯のように駆け巡る」、です。連続ドラマ性を強く意識した作品だったので、名シーンの数々を時系列で歌詞に詰め込んでいきました。第1話冒頭のイメージ映像のアレに始まり、最終話の地球を捉えるカットで終わる。そういう構成です。ダンスからの連想もあり、ラップパートも多め。このラップの作詞がね…… 本当に…… その…… 大変で……。映像の方は先に納品をいただいていて、これもすごく良い感じです。こっちの曲が先に公開できるかもしれません。

 

どちらの曲もですが、楽曲制作という手法での二次創作、すごく、こう……「自分がこの作品をどう捉えているか」が露見するので、楽しいんですよね。「明るく勢いのあるメロディの中に少しだけ哀愁を混ぜるイメージ」とか、「どう転ぶか分からない展開が連続する曲調」とか、そういうオーダーをしていく中で自身の解釈が深堀りされていく感覚が独特。作詞も、足したり削ったりしていく中で「ここだけは絶対に入れたい!」という箇所が浮かび上がるし、印象に残ったシーンや演出をいかに比喩ってフレーズにするかを悩むのも楽しい。

 

「作品との向き合い方」として、ブログやSNSでテキストを連ねるだけじゃ得られない感触だなぁ、と。もちろん、気恥ずかしさというか、羞恥心のようなものもあるのですが、それを言っちゃオシマイだよ、と言い聞かせながら。

 

といった感じで、進捗の報告でした。春頃の公開になるかと思いますが、出来上がった暁には、どうぞよろしくお願いします。私の「解釈」がギッチギチに詰まった数分間、ご賞味いただけると嬉しいです。

 

仮面ライダー鎧武 Music Arms

仮面ライダー鎧武 Music Arms

  • アーティスト:V.A.
  • エイベックストラックス
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