ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時思ったこととか。

邦画

感想『銀魂2 掟は破るためにこそある』 伊東鴨太郎の描き方はこれで良かったのだろうか

『銀魂』は割と珍しい土壌を持った作品で、それは漫画やアニメが何年もかけて築いてきたものである。 いわゆる「実写映画化」した時のネックである、予算規模や美術面からくるSF絵面のしょっぱさや不自然さについて、『銀魂』という作品には自らネタにできる…

感想『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』 圭一郎と魁利の屈折コンビがもたらす高い満足度

通称「ルパパト」は早くも半年の放送を重ねたわけだけど、正直、そのクオリティの高さに毎週驚いている。「こんなに面白いものが観れて良いのか!?」という感動を味わいながらTVの前で待機できほど、幸せなことはないですね。 私のルパパト本編に関する感想…

感想『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』 戦兎の今と巧の過去が交差する「桐生戦兎の物語」

今年もライダー&戦隊夏映画の時期がやってまいりました。アギトとガオレンジャーの頃から映画館で観ているので、この恒例行事も約20年。うーん、歳を取った・・・。 劇場版 仮面ライダービルド Be The One オリジナルサウンドトラック アーティスト: Variou…

私が「オススメの映画教えて」と問われたら薦めている映画10本

「趣味とかは? 休みの日は何してるんですか?」 「映画館に映画観に行ったりですね」 「へぇ、映画よく観るんですね。オススメの映画教えてくださいよ」 映画鑑賞を趣味にしていると、上記のような会話イベントが定期的に発生する。 こういう時に、変にマニ…

感想『BLEACH』 僕は、ついてゆけるだろうか 実写映画版BLEACHのスピードに

「青春ささげた系」の作品はいくつかあるんですけど、私にとってのそのひとつが、『BLEACH』。 BLEACH 1 (ジャンプ・コミックス) 作者: 久保帯人 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2002/01/01 メディア: コミック クリック: 91回 この商品を含むブログ (146…

感想『映画を進化させる職人たち(映画秘宝セレクション)』 日本映画におけるアクションの「今」が分かる一冊

映画秘宝セレクション『映画を進化させる職人たち ~日本アクション新時代~』を読了。 洋泉社様よりいただいた献本です。いつもありがとうございます。 そのものズバリ、タイトルどおりの内容で、「日本映画におけるアクションの今」を特集した一冊。 その…

感想『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 ゴジラ対メカゴジラの斬新なアプローチは、「怪獣」の再解釈に至るか

公開日より1日遅れで鑑賞。『怪獣惑星』の続編、「アニゴジ2」こと『GODZILLA 決戦機動増殖都市』。 この日は諸々の都合で『劇場版アマゾンズ』→『アニゴジ2』→『ランペイジ』という3本立てを敢行したので、特撮成分をこれでもかと摂取できた休日でした。 TH…

感想『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』 遂に決着する悠と仁、ふたりが背負った罪と犯した禁忌とは。誰だって殺してる、何かを殺してる。

シーズン1から足かけ3年。 ついに映画化を成し遂げたアマゾンズ完結編『最後ノ審判』を、初日初回で鑑賞。客層はアラサーの私と年齢が近そうな人が多かったが、中には小学生の姿もあり、過度の緊張感を味わいつつの鑑賞となった。 www.amazons.jp 何よりも驚…

約100分で観られるおすすめの「短い映画」15本

私は短い映画が好きだ。 別に長い映画が嫌いという訳ではないが、短い方が集中力を高く保ったまま鑑賞できるし、短い所用時間で多い本数を鑑賞することもできる。「短い」ことにより説明不足に陥っている映画もあれば、「短い」からこそスマートに成立してい…

感想『名探偵コナン ゼロの執行人』。安室透人気を質に入れた暴挙ともいえる構成に拍手!

今でもよく覚えている。昨年のコナン映画のエンドロール後に、翌年の特報が流れた瞬間のことを。 古谷徹の声で「ゼロ・・・」と発せられた瞬間に、シアター内の女性ファンから「キャッ!」と歓声が上がったのだ。 安室透(降谷零)のキャラ人気はかねてから…

なぜ海底人はテキオー灯を持っていたのか? 『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』

ドラえもん映画4作目にあたる、『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』。 ムーとアトランティスの冷戦を模した設定や、のび太たちのひと夏の大冒険など、色々と楽しい作品である。何度観ても、バギーが特攻するシーンにはグッとくる。 映画ドラえもん のび太…

やっと観た『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』、面白ぇぇぇぇ!!!

「いつか観よう」「いつか観よう」と念仏のように唱え続ける未見作品リストの中でもそこそこ古株だった『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』を観た。 率直に、とても面白かった。ストーリーの適度な込み入り具合とキャラクターで魅せるバランス、何よりアニメ…

2018年春(4,5月)公開映画のラインナップが大渋滞でやばいことになっている

趣味が映画館通いだと、年2回くらい(体感調べ)で「うっ!なんというラインナップだ!追いつかない!」というラッシュ時期と直面する。 ということで、2018年春、大作大渋滞な怒涛のラッシュが来ます。本当に全部観られるのだろうか・・・。 未見のクセにお…

認識の死角を突く。人はなぜ嘘をつく。映画『祈りの幕が下りる時』感想

ドラマ『新参者』の放送は2010年ということで、足掛け8年のシリーズだったことになる。割とコンスタントに新作が作られていたので、ある程度の人気や固定ファンを獲得していたのかな。 私もドラマシリーズから入ったクチで、スペシャルドラマ『赤い指』『眠…

実写映画『帝一の國』のあまりにも痛快すぎるラストシーンについて

下の「2017年映画まとめ記事」を書いた際に『帝一の國』のラストシーンに触れたのですが、そのおかげで無性に『帝一の國』が今一度観たくなり、レンタルしたBlu-rayを二度鑑賞したのが昨日のことでした。 jigowatt.hatenablog.com いやあ、本当に・・・ 『帝…

結騎了の映画ランキング2017(全50作品鑑賞リスト&新作映画ベスト10)

今年もこの時期がやってまいりました! 「今年映画館で鑑賞した新作映画」の中から、独断と偏見で選ぶマイベスト10。毎年のことですが、このランキングは作品のクオリティを何ら保証するものではなく、ただ単に「私自身がどれだけ好きか・感動したか・心を揺…

感想『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL』暴走気味の愛とリスペクトを設定に込めて殴る、平成最後の衝撃作!

公開日朝イチで観に行った『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』。(改めて字面で見るとやっぱ相当長いなコレ・・・) www.toei.co.jp 冬の『MOVIE大戦』が恒例化して久しいが、この「冬映画」枠もかなりの…

『GODZILLA 怪獣惑星』に対する正直な感想

兎にも角にも、ゴジラの新作が2年連続で観られることが、本当に嬉しい。 『ファイナルウォーズ』以降、ゴジラが映画館から消え、円谷もレギュラー放送のウルトラマンがいなくなり、「巨大特撮冬の時代」と呼ばれた数年間。 そこから、ギャレス監督の『GO…

古沢良太脚本の魅力が裏目に出た『ミックス。』

古沢良太の脚本構成の巧さには、『リーガル・ハイ』で感嘆し、『デート ~恋とはどんなものかしら~』でのめり込んだものだが、今作『ミックス。』や2年前の『エイプリルフールズ』など、どうにも自分が好きだった部分が削がれていったような寂しさがある。…

エヴァがエウレカで、エウレカがハイエボへ。『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の、観れなかったもの。

私にとって『エウレカセブン』は特別な作品だ。 何かと斜に構えたがる十代の頃にこのアニメと出会い、レントンとエウレカの赤面連発なイチャイチャに目をそらしながらも、この作品を通して「フィクション作品とはどのように作られるのか」という観点を持った…

戦隊夏映画の難しさとキュウレンジャー本編への不満。『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』

ライダーと比べるとどうしても上映時間が短いので、しばしばネットでもオマケ扱いを受けてしまう戦隊夏映画。 しかし、ちょうど番組が中盤に差し掛かった頃に公開されるだけあって、「前半集大成」「番組コンセプトのおさらい」「根幹テーマの再描写」といっ…

原作からの改変(再構成)について考察・検討してみる。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

期待7割・不安3割ほどで臨んだ、実写版ジョジョこと『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。 ここ数週で連続しているジャンプ漫画実写化作品の流れにおいて、本作もそれらと同様に、とても丁寧に原作の魅力を再構成したものに仕上がって…

「真の完結」の意味を観た。さようなら、エグゼイド!『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』

とにかく楽しかったこの1年間。『クウガ』からずっとリアルタイムで平成ライダーシリーズを観続けているが、『仮面ライダーエグゼイド』はこれまでの平成ライダーがやってきた「作り方」をハイブリッドに組み合わせたような魅力があり、平成も終わるこの時…

感想『東京喰種』(実写映画版) ストーリーの喰い足りなさと、カニバリズムものにおける展開上のノルマが持つ足枷

漫画から実写映画化した作品に、原作を全く読まずに臨むというのは、かなり久々な体験だった。 後輩や、ネットの知り合いにも何度か勧められていた漫画、『東京喰種』。 なんだかんだ言いながら読む機会を作れず、その間に実写映画も公開となったので、いっ…

感想『銀魂』(実写映画版) 全力でてめーをぶった斬らない点

実写版の映画『銀魂』、面白かったです。 『アオイホノオ』や『勇者ヨシヒコ』の福田監督が撮っているだけあって、良い意味で「ちゃちい」し、「しょぼい」。 そしてそれは、原作とアニメが築いた「なんでもあり」な土壌の上に積み上げられているので、総じ…

実写版『銀魂』鑑賞時に映画館で出会ったリアルオィィィィツッコミオタクへの愚痴

最初にしっかり書きますが、ただの愚痴です。 完全な愚痴なので、読みたくない人は読まないでください。 Twitterでちょっと愚痴って、それでもやっぱりモヤモヤが拭えないので、自分のブログに書いてしまうことでモヤモヤに区切りを付けたかっただけの、スト…

感想『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』 実際に観るとタケシやカスミがいない理由に納得がいく作り

まあ私も、やっぱりちょっとネガティブな先入観はあったんですよ、『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』。 アニメ序盤、いわゆる無印のリメイクという感じで最初から宣伝されていたので、タケシやカスミの不在はおろか、カントーにいないはずのポケ…