ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

書評

仲人Tさんの著書『夢を見続けておわる人(以下略)』を読んだ感想。テキストサイト芸風は書籍版でも健在

彗星のように現れ、そのハイテンションのまま話題性までもを勝ち取っていった仲人Tさん(『結婚物語。ブログ』のメイン執筆者)。はてなブックマーク界隈でも、昨今は記事が更新される度に高頻度でホットエントリーに浮上。TwitterでもリンクがよくTLに回っ…

書評『セブン-イレブン 金の法則 ヒット商品は「ど真ん中」をねらえ』 なぜ100円コーヒーが年に10億杯も売れるのか?

先日、セブンイレブンのセブンカフェ(コーヒー)について書いている記事が目に留まり、以下のようなブコメを残した。 ekawa.hatenadiary.jp コンビニコーヒーのお客さんは、どこからやって来たのだろうか? - 江川珈琲店のブログ そこまでコーヒーを買う方…

感想『時計館の殺人』 館・伏線・叙述トリック・犯人、その全てが「業の物語」に収束していく傑作

綾辻行人著『時計館の殺人』を読了。新装改定版の文庫上下二冊。同氏の代表連作である「館シリーズ」の5作目にあたる。 時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫) 作者: 綾辻行人 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/06/15 メディア: 文庫 この商品を含…

感想『閻魔堂沙羅の推理奇譚』。閻魔大王の娘が仕掛ける「自問自答型推理ゲーム」が面白い

「でもよ、本当に俺の頭の中にある情報だけで、謎が解けるのか?」 「解けます。神様は嘘つきですが、閻魔は嘘をつきません」 株式会社講談社『閻魔堂沙羅の推理奇譚』P306(第4話) 久々にこの手の小説を買ったのは、いつもお世話になっている木本仮名太さ…

「早すぎたパロディ・ミステリの逸品」。折原一『倒錯のロンド』感想

この折原一への先見の明はわずか三年ほどの間に見事に立証されたわけだが、近い将来『倒錯のロンド』は ≪早すぎたパロディ・ミステリの逸品≫ として間違いなく古典の仲間入りを果たすであろう。 『倒錯のロンド』(講談社文庫)結城信考による解説(P334)よ…

感想『小説 仮面ライダーゴースト ~未来への記憶~』 それは執念すら感じさせる暴露本であり設定資料集

『小説 仮面ライダーゴースト ~未来への記憶~』を読み終えた。率直な感想は、「稀に見る読書体験だった・・・」。 小説仮面ライダーゴースト、もはや小説版というより、描かれるべきタイミングを逸してしまった設定暴露本みたいな趣がある。— 結騎 了 (@sl…

「ジョジョっぽさ」の壁に挑む一冊。『岸辺露伴は動かない 短編小説集(1)』感想

もちろんのように『ジョジョの奇妙な冒険』は大好きなので、付録目当てで買ってきました、ウルトラジャンプ。 『岸辺露伴は動かない 短編小説集(1)』。 わざわざ(1)ってことは、やはり(2)の企画が進行中? 普通にウルトラジャンプの次刊予告に(2…