怪獣
公開が迫る映画『グリッドマン ユニバース』に備えて、『SSSS.GRIDMAN』全12話を再訪した。 ところで、人はなぜBlu-ray BOXを持っているのにわざわざタブレットで視聴してしまうのだろう。どこでも気軽に観られる利便性の高さと、BOXとはつまり所有欲を満た…
映画『シン・ウルトラマン』の広報まわり、とても興味深い。 俗な表現でいくと「公式がネタバレをどんどん投下してくる」パターン。これは色んな意味でイマドキだなと、公開から約2ヶ月、楽しんで見ていた。(公式が正式に情報を出してるのでネタバレもへっ…
スマートフォン向けゲーム『ゴジラ バトルライン / GODZILLA BATTLE LINE』、通称「ゴジバト」が、2022年6月でリリースから1周年を迎える。 TwitterのTLで見かけて「おっ、新しいゴジラのゲームか。ちょっとやってみようかな~」と興味を惹かれて早一年。気…
『ウルトラマン』はどんな作品か。日本の特撮文化、ならびにエンターテイメント史に如何なる影響を与えたのか。 それは、今更私なぞが語る必要もないだろう。偉大なる銀色の巨人の物語を、それらを幼少期に脊髄にまで叩き込んだであろうスタッフの面々が、こ…
かねてより仲良くさせていただいておりますRyoさんのブログ『僕が僕であること(仮)』にて、インタビュー企画に参加いたしました。という、ご報告です。 www.bokuboku12.net Q.どういうインタビュー企画? A.「特撮と人生」に関する自分語り企画。 「特撮…
「Blu-ray BOXを買った経験」は数あれど、まだ最終回を迎えていない放送中の番組の、それもまだ序盤の段階で、躊躇なくAmazonの予約ボタンを押したのは、おそらくこれが初めてのことであった。 『ウルトラマンZ』。2020年の特撮分野は、これを外しては語れな…
「特撮」という2文字には様々な意味がある、といったことは、このブログでも何度も取り上げてきた。今や「ヒーロー番組」として使われることの多い単語だが、その根底にあるのは、「現実には無いものを創造する」ための技術、ならびにアイデアの粋である。 …
こんな未曾有のコロナ禍において、場末のブロガーにできることなんて、そうそう無い訳である。 とはいえ、一応ここは「映画ブログ」の仮面を被っていて、はてなブログからもお題「#おうち時間」が奨励されているタイミングなので、シンプルに「この映画がオ…
2010年から2019年までの10年間。私にとっては、人生で最も激動の10年間であった。 就職、結婚、転職。子供も生まれ、住む土地も何度か変わった。来年にはマイホームが建つ。それ以前からこうしてブログなどでネットにテキストを残していたが、今では大変あり…
お仕事の報告です。 7月8日に洋泉社より発売される『別冊映画秘宝 平成大特撮 1989-2019』にて、執筆陣の末席を汚しております。タイトル通り、「平成という時代に放送・公開された特撮作品」をシリーズや制作会社を問わず網羅する、ある種の決定版&資料性…
「特撮」という漢字二文字に抱くイメージ、あるいはそれが意味するところは、もちろん、人によって異なるのだろう。それを撮影技法として解釈するか、映像文化のジャンルのひとつで扱うかで、話はいくらでもややこしくなるのだけど。 私も特撮好きのひとりと…
以下、マイケル・ドハティ監督『ゴジラ / キング・オブ・モンスターズ』のネタバレが含まれますので、ご注意ください。 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック) アーティスト: ベアー・マクレアリー 出版社/メーカー: ADA 発売日:…
「私とゴジラの思い出」から語っていくと相当長くなってしまうので割愛するが、要は、平成VSシリーズで育った世代である。 ゴジラは人類の脅威ではあるが、明確な敵とも言い切れず、毎年ゲストで登場する怪獣とそれらに翻弄される人間たちが、あの手この手で…
特撮オタク漫画『トクサツガガガ』も気づけば長期連載ですね。そして遂にドラマ化もされるということで。月日が経つのは本当に早い・・・。 連載開始が2014年ということで、世間的に「特撮」といえば市場規模的にも戦隊やライダーが強かった時勢。2013年に『…
公開日から約2週間遅れで鑑賞。何かと賛否が割れるアニゴジでしたが、終わってみて率直に、自分は結構好きでしたね。 3部作を並べて俯瞰すると、このシリーズの「やりたいこと」がくっきり浮かび上がる感じもあって。それが顕著に示された完結編『星を喰う者…
「週刊少年ジャンプで怪獣漫画が読める!」。 もうその条件だけで私の中では100億点を叩き出す勢いだった『ジガ-ZIGA-』ですが、結果は振るわず、単行本2巻弱の話数で打ち切りに至ってしまいました。毎週アンケートを出していたのに・・・。残念。 巨大怪獣…
タイトル通り、NHK Eテレの番組『JAPANGLE』(ジャパングル)の特撮特集が素晴らしかった、という話。 「特撮」、つまり「特殊撮影」が、どういう歴史で生まれ、いかなる職人の技で支えられているのか。今現在、どんなニュアンスで日本の文化として認知され…
公開日より1日遅れで鑑賞。『怪獣惑星』の続編、「アニゴジ2」こと『GODZILLA 決戦機動増殖都市』。 この日は諸々の都合で『劇場版アマゾンズ』→『アニゴジ2』→『ランペイジ』という3本立てを敢行したので、特撮成分をこれでもかと摂取できた休日でした。 TH…
ゴジラやウルトラマン等の巨大特撮コンテンツの、コンスタントな新作リリースが難しい状況にあった2013年。 その界隈に驚くほどの熱を叩き込んだのは、ギレルモ・デルトロ監督が建造した黒船こと『パシフィック・リム』だった。 パシフィック・リム [Blu-ray…
Amazonから届いて、実際に開封して、「じわり」とびっくらこいた。 こんなの価格破壊だろ・・・ どうしたんだよバンダイ・・・。 さかのぼること2013年、1作目『パシフィック・リム』公開時。 国内メーカーはこの作品の立体化にはほとんど参入しておらず、ア…
前作『パシフィック・リム』公開前に「これは絶対面白いやつだ!」と半ば先走ってアメトイショップでNECAのフィギュアを予約したことを今でも鮮明に覚えている。 公開したら案の定(?)、カルト人気ゆえか関連商品は軒並み品切れ。フィギュアが高騰し、ビジ…
TVドラマで新作怪獣モノが観られる、というだけで無条件にワクワクしてしまう。2月17日にBSで放送された、NHKスペシャルドラマ『荒神』。原作・宮部みゆきによって描かれる、怪獣+時代劇ドラマ。 怪物と人間たちの死闘を、最新のVFXを駆使して描くエンター…
兎にも角にも、ゴジラの新作が2年連続で観られることが、本当に嬉しい。 『ファイナルウォーズ』以降、ゴジラが映画館から消え、円谷もレギュラー放送のウルトラマンがいなくなり、「巨大特撮冬の時代」と呼ばれた数年間。 そこから、ギャレス監督の『GO…
その昔、損害保険の営業マンをやっていたので、それでいて特撮が好きということで、ゴジラやウルトラマンを観ていると毎度思うのが「これって保険おりるのかな・・・」というやつ。 数日前から久々に初代『ウルトラマン』を1話から観ているのだけど、3話に…
『シン・ゴジラ』の面白い点として、「こんなのゴジラじゃない!」という感覚があるのかなあ、と思うんですよね。 ゴジラといえば日本が生んだある種のスターとして世界的な知名度がある訳ですけど、それは戦争を連想させる恐怖だったり、怪獣プロレスの覇者…
少し遠出して行ってきました、『大ゴジラ特撮王国KAGOSHIMA』。 この類のやつは1年前に福岡で行った『ゴジラ展』以来かな。 www.mbc.co.jp ゴジラ関連の展示は「どれくらいオタク向けか」「どのくらいファミリー層向けか」という観点で色んなパターンがある…