ZI-O signal
『龍騎』の新作が制作されると知った時は、驚きのあまり思わず固まったものである。『ジオウ』は平成ライダーが駆け抜けてきた約20年間を再び走り抜けた作品だったが、まさかここまで『龍騎』が取り上げられることになろうとは。 ビデオパスで全3話が放送さ…
去る8月25日、『仮面ライダージオウ』が最終回を迎えた。 『クウガ』から平成ライダーを観続けてきたオタクのひとりとして、しかも特撮を扱うブログをやっているのであれば、『ジオウ』の感想を綴らないのは嘘だろう・・・ という思いもあり、同作の感想を週…
「平成が終わった」という、令和開始からすでに4ヶ月が経過したこの時点で発せられる、耳を疑うような世迷言。しかしそこに一定の説得力を持たせたのが、他でもない『仮面ライダージオウ』であった。 「平成ライダー20作記念はタイムトラベラーのライダー!…
『仮面ライダージオウ』第48話は、柴崎監督&下山脚本による、最終章中編。『ジオウ』の物語も、遂に残り2ページ。佳境も佳境です。しかしまあ、毎週言っている気もしますが、一年って早いですね。こうやって、歳を取るごとに体感が加速して、死に近付いてい…
『仮面ライダージオウ』第47話は、柴崎監督&下山脚本による、最終章前編。ここから3話構成っぽいので、最終回まで引き続き柴崎監督が担当になるのかな。今回、チェイス関係で剛とのやり取りが回想シーンで流れましたが、奇しくもその回も柴崎監督の担当でし…
『仮面ライダージオウ』第46話は、山口監督&下山脚本による、アクア&エターナル編(むしろ「アナザーワールド編」?)の後編。今回の3話構成、振り返ってみれば、オリジナルキャストでのゲストライダーが2人、大量のダークライダー、アナザーディケイドにア…
『仮面ライダージオウ』第45話は、山口監督&下山脚本による、アクア&エターナル編(?)の中編。いやぁ、しかし、45話ですよ。45話!例えば『エグゼイド』だと45話が最終話でしたし、昨年『ビルド』だとエボルトの怪人態が出てきていよいよ大詰め、といった…
『仮面ライダージオウ』第44話は、山口監督&下山脚本による、アクア編(ということで良いのか?)の前編。ついに『ジオウ』の物語の本筋に切り込みながら、同時にアクアやダークライダーといったお祭り要素も盛り沢山の、バラエティ豊かな回でした。 そして…
『仮面ライダージオウ』第43話は、諸田監督&毛利脚本による、「アナザージオウⅡ編」の後編。3話構成のクライマックス。ディケイドを含めた4大ライダーとアナザーライダー軍団が激突する、映像的にも豪華な回でした。スウォルツの目的を明かしつつ、アナザー…
『仮面ライダージオウ』第42話は、諸田監督&毛利脚本による、「アナザージオウⅡ編」の中編。3話構成は久しぶりですね。こういった中継ぎの回はどうしても感想が書き辛い面もあるのだけど、ディケイドの変身やソウゴとゲイツの「改めての」仲の親展など、ト…
『仮面ライダージオウ』第41話は、諸田監督&毛利脚本による、最終章開幕・・・ ということで良いのかな。あえて名付けるなら「アナザージオウⅡ編」? 兎にも角にも、ドライブ編を夏映画に回したことで全てのライドウォッチを継承したジオウことソウゴは、つ…
『仮面ライダージオウ』第40話は、柴崎監督&毛利脚本による、電王編後編。これをもって、「ライドウォッチ収集第二弾」は一応の閉幕、ということで良いのだろうか。 改めて全体の構成を振り返ってみたい。ビルド編を皮切りに過去と現在を行き来してアナザー…
『仮面ライダージオウ』第39話は、柴崎監督&毛利脚本による電王編前編。毎年お馴染みのゴルフ放送による一週お休みということで、このジオウシグナルも前回よりだいぶ間が空いてしまいました。ゆうに2週間もあったというのに、またもや放送前日の土曜日に更…
『仮面ライダージオウ』第38話は、山口監督&毛利脚本でおくる、カブト編後編。今回観ていて非常に印象に残ったのは、『カブト』の劇伴。あの独特の、硬い音がゴリゴリと火花を散らしながらひしめき合うような旋律。いいですよねぇ。 音楽は蓜島邦明さんで、…
『仮面ライダージオウ』第37話は、山口監督&毛利脚本でおくる、カブト編前編。山口恭平監督といえば、今でこそ『平成ジェネレーションズFOREVER』を大ヒットに導いた勢いマシマシの監督ですが、『カブト』当時は2ndADといて現場に入られていたとのこと。『ジ…
『仮面ライダージオウ』第36話は、田村直己監督&井上敏樹脚本でおくる、キバ編後編。まず前提として告白しておくと、物心ついた頃に『ジェットマン』を観て、嗜好が定まってくる中学~高校時代に『アギト』や『ファイズ』を観ていた私は、すっかり井上敏樹脚…
『仮面ライダージオウ』第35話は、田村直己監督&井上敏樹脚本でおくる、キバ編前編。しかしまあ、まさかの井上敏樹脚本ですよ。『仮面ライダー1号』や、つい先日の『龍騎』スピンオフが比較的新しい作品に数えられるくらい、平成ライダー初期の頃に比べると…
『仮面ライダージオウ』第34話は、諸田監督&毛利脚本による響鬼編後編。令和、始まりましたね。「日本人は前例のない慶事においては年末年始っぽく反応する」という、次いつ応用できるのか分からない知見を得ました。そして、厳密には「平成ライダー」が終了…
『仮面ライダージオウ』第33話は、諸田監督&毛利脚本による響鬼編前編。改めて振り返ってみると、諸田監督、『響鬼』当時もかなり同番組を監督されているんですよね。しかもなんと、驚くべきことに、桐谷京介が初登場する三十之巻「鍛える予感」の監督が、諸…
『仮面ライダージオウ』第32話は、杉原監督&毛利脚本によるアギト編後編。前編に引き続き、杉原監督の創意工夫に満ちたカットが多く、眼福でした。平成ライダーのアクションの絵は、戦隊に比べて若干のリアル調なのですが(察するに『クウガ』の功績が大きい…
『仮面ライダージオウ』第31話は、杉原監督&毛利脚本によるアギト編前編。杉原輝昭監督は、ライダー・戦隊の双方の現場で助監督をされてきた方で、戦隊の方での監督デビューを経て、今回の31話が満を持してのライダー初監督回。直近では、『快盗戦隊ルパンレ…
『仮面ライダージオウ』第30話は、山口監督&下山脚本によるブレイド編の後編。今回からタイトルの表記が変わってますね。これまでは年号が末尾にきていたけれど、今回はそれが頭に。しかも、来週のアギト編もこのパターンのタイトルのようなので、要は「オー…
『仮面ライダージオウ』第29話は、山口監督&下山脚本によるブレイド編の前編。いや、正確にはブレイド&ディエンド編かな? 山口監督はキカイ編ぶりの登板ですね。 しかしまあ改めて、本当にブレイド編をやるとは・・・。先にディエンドこと海東の登場を報じ…
『仮面ライダージオウ』第28話は、田崎監督&下山脚本によるアナザージオウ編の完結編。いやぁ、実にこう、胸にグッとくる回でした。一種の最終回といったところで、これまでずっと積み上げてきた「ソウゴとゲイツ」の関係性をひとつ上のステージに到達させる…
『仮面ライダージオウ』第27話は、田崎監督&下山脚本によるアナザージオウ編通算3話目。いやぁ、またもや土曜更新、しかもこれを書いている時点で夜の10時過ぎという体たらくでして。この時期はどうにも、年度末に向けて仕事が忙しく、ジオウシグナルに限ら…
『仮面ライダージオウ』第26話は、諸田監督&下山脚本によるアナザージオウ編の後編。などという2話前後編構成で進んできた『ジオウ』ですが、ここにきて全然「終わっていない」後編がきました。2話構成を本格的に崩してきた感じですね。来週までのを含めて3…
『仮面ライダージオウ』第25話は、諸田監督&下山脚本。諸田監督担当回は、ウィザード編・ゴースト編・クイズ編に続いて四度目ですね。 前回の第24話では、キカイ編後編でソウゴの未来創造能力が明かされ、当ブログでも鼻息荒く感想を書いたところでした。一…
昨日更新した記事が『仮面ライダージオウ』第24話の感想だったので、劇中でもちょうど折り返し地点ということもあり、一連の連載企画の振り返りを行っておこうかと。 「ZI-O signal」(ジオウシグナル)というタイトルで毎週感想を書きます、と宣言して、早…
『仮面ライダージオウ』第24話は、前回に引き続き山口監督&下山脚本。「シノビ編」「クイズ編」「リュウガ編」と続いてきた『ジオウ』第2章も、現状最後の未来ライダーである「キカイ編」までが終了。二話構成ということも考えれば、24話である今回が正真正…
『仮面ライダージオウ』第23話は、山口恭平監督が登板。山口監督といえば『平成ジェネレーションズFOREVER』が記憶に新しいですが、同作でも印象的だった「CGによるアクロバティックなアクションシーン」が今回のファイズアーマーでも行われていて、非常に良…