ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

依然としてサウナの嘘に騙されている

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昨年サウナにハマっている旨を記事にしたところ、大きな反響があった。サウナが健康に良いとか・実は体に悪いとか・云々カンヌン・そんなことは知ったこっちゃあないが、たとえ嘘だろうと気持ち良いのだから気持ち良いのだ、という内容。愚行権の表明であった。あれから一年が経つが、私は依然としてサウナに通い続けている。

 

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仕事がら出張が多いのだけど、その度にその土地の有名なサウナを訪れるようになった。

 

関東出張の際は横浜まで足を伸ばし「スカイスパYokohama」へ。アウフグースが大人気で待ちの列が出来ていた。都会のサウナは噂通りの混みっぷり。横浜の夜景を見下ろせる特等席に腰掛けながら背中で熱風を受けたのが思い出深い。水風呂もキンキン。

 

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あと関東では池袋の「かるまる」にもインした。都会にありながら屋外の開放感を取り込んだ作りで、これがコンクリートジャングルのど真ん中にあるのが素晴らしい。ロケットのような1人用サウナ、2種類の水風呂、上に上に登って開拓していくクエスト体験など、バラエティが豊か。シューズロッカーは「GOサウナ」番。

 

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福岡では「ウェルビー福岡」へ。思い切って浴槽がカットされているサウナ特化型の作り。サウナ馬鹿がサウナ馬鹿のために作ったとしか思えない程にサウナの種類が豊富で、テーマパーク感すらある。畳が敷かれたひとり用のサウナが無の境地に至れて好き。基本はカプセルホテルだけど少しお金を積めば実質個室にも泊まれるし、朝食もバランスが取れたメニューが無料なので、福岡に行く際はもっぱら定宿にしている。翌朝のランニングでベイサイドプレイスまで走るのが気持ちよかった。

 

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関西では「ニュージャパン梅田」を訪れた。ここはドラマ『サ道』でも取り上げられていた有名店。なんでもカプセルホテル発祥の地だとか。先のウェルビーがテーマパークだとしたら、こちらはもはやアトラクション。浴室内にドリンクが頼める休憩スペースあり、プールあり、マッサージあり、サウナも回りきれないほど種類があり......。プラネタリウムサウナで虚無になるのも気持ち良かったし、メインの高温サウナのオートロウリュウ+ゴウゴウ送風のコンボもかなり痺れた。

 

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そんなこんなでサウナに入り続ける日々を送っている。もはや「時間を捻出して行く」ものではなく、すっかり日常に組み込まれている始末。サウナで蒸されながら仕事の反省や展望をボーッと考えたり、観た映画の感想をぐるぐるさせたり、二の腕に生み出される玉汗を見つめたりしながら、全身を弛緩させていくあの時間。もうアレ無しでは駄目な体になってしまった。サウナが法規制される前にもっと入っておこうと思う。

 

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半年ほど前、サウナブームに乗じたのか近所のホテルが大浴場を改装し立派なサウナを建てた。それも日帰り入浴可能!もう明らかに「分かってる奴」の仕業。サウナ室内にテレビは無く、サウナストーンにロウリュウも出来て、水風呂から外に行ける動線も完璧で、屋外の休憩スペースには座れる椅子も寝転べる椅子も完備。テレビといえば、シティボーイには分からないかもしれないが地方かつ田舎のサウナには基本的にテレビがあるのである。おじさん達が相撲や競馬や野球を観るためのテレビが。だからこそ、テレビが無いサウナは地方においてそれだけで価値を持つ。しかしながら、水風呂の温度が微妙にぬるい。これだけが痛恨だった。なぜここまで「分かってる」サウナでこんな事態が起きてしまうのか。チラーの機器的な問題なのか。予算の配分で上司を説得し切れなかったのか。そんなことを考えていたが、なんと今年に入った辺りから水風呂が冷たくなったのである!2〜3℃ほど下がり、およそ17〜19℃あたり!素晴らしい!この温度差は決して勘違いなどではない、確実に下がっている!そう断言できるほどに経験値を積んだ自負がある。いつのまにかデザグラで優勝していたのかもしれない。

 

サウナが日常に組み込まれてから早一年半。仕事と家庭のボリュームが増してきたアラフォー予備軍にとって、貴重な「ひとりの時間」とも言える。たとえスマホが鳴っていたって取れやしないのだ。物理的にも完全に解放されている......。

 

はてなブログで読者登録させていただいているブログでも、ちらほらサウナにハマり始めた人を観測しており、「いいぞ!」と固唾を飲んでその様子を注視している。次第にサウナ巡り記事が増えていくのだ。そうそう、それそれ。でもサウナについて語るのって本当に難しいですよね。結局のところ感覚的な分野だし、要は『孤独のグルメ』のサウナ版みたいな趣味だから。あの醍醐味を第三者にテキストだけで伝えるのは情緒的なテクニックすら必要なのではないか。今日もついさっきまでサウナに入りながら、そんなことを考えていた。

 

思考はいつしか理屈を失い、感覚に溶け、汗になって流れていく。水風呂で生き返り、休憩で生を実感する。こんなに楽に死ねて楽に生き返られるインスタント臨死体験、気持ち良くない訳がない。すこぶる愚行だ。許される範囲でもっと重ねていきたい。

 

蒸され始めて一年半、これが現時点での記録。