ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

感想『VIVANT』 おそらく本気で信じられた、邦ドラマなりのエンターテイメントの形

『VIVANT』、とても面白いドラマだった。契約しているU-NEXTがParaviと統合し、放送直後に即配信のスケジュールが組まれていたのにも助けられた。毎週のように夫婦で感想戦を行い、アーデモナイ・コーデモナイ・ソーカモシレナイと会話を繰り広げる。 このド…

感想『ウルトラマンブレーザー』第9話「オトノホシ」 #俺が観る EP09 最後のコンサートが、始まる

実は数年前に、東儀秀樹さんのステージを鑑賞したことがありまして。とても長身でスラッとした方だなぁ、という印象が強く残ってます。作曲家や俳優としてもご活躍されている東儀さんですが、やはり雅楽でしょう!私が観たステージでも和装に身を包み雅楽器…

感想『ウルトラマンブレーザー』第8話「虹が出た 後編」 #俺が観る EP08 賽の目は、神のみぞ知る

「虹が出た」というタイトル、作中の緊張感からすると少しとぼけた印象もあるのですが、私はこれ昭和シリーズのオマージュ的なそれだと思うんですよね。 初代『ウルトラマン』でいえばケロニア回の「来たのは誰だ」、『ウルトラセブン』だとペロリンガ星人が…

感想『ウルトラマンブレーザー』第7話「虹が出た 前編」 #俺が観る EP07 天に数多の虹が輝くとき、それは現れる

シリーズ初の前後編、強敵怪獣・ニジカガチ編。まずもって、タイトルにきっちり「前編」「後編」って銘打たれてるの、いつぶりだろうか。どうしても平成三部作世代なので、例えば『ティガ』の「GUTSよ宙へ・前編」とか、『ダイナ』の「移動要塞(クラーコフ…

感想『ウルトラマンブレーザー』第6話「侵略のオーロラ」 #俺が観る EP06 バンドウヤスノブを誘う言葉は天使の福音か、それとも悪魔の囁きか

まさかのカナン星人復活!な第6話、の前に、特別総集編「巨大生物の正体を追え」の感想を……。マスコミの目線から怪獣やウルトラマン、そしてSKaRDを追いかける構成それ自体は面白く、モキュメンタリー(フィクションをドキュメンタリー映像のように見せかけ…

「毎朝のジム通い」を日課にして8ヶ月。筋トレ&有酸素運動で10キロ減量するまでの記録。

2023年からフィットネスジムに入会し、通い続けて8ヶ月目。記録を兼ねて、その成果やモチベーションの保ち方をまとめておく。 成果 動機 ルーティン 運動メニュー 運動中にやっていること 買ったもの 食事の改善 困ったこと ジムの雰囲気 モチベーションの保…

感想『ウルトラマンブレーザー』第5話「山が吠える」 #俺が観る EP05 その封印を解いてはならない

『ウルトラマンブレーザー』の感想を綴る連載シリーズ #俺が観る 、5話にして金曜の更新になってしまいました。ギ、ギリギリだ......。いや違うんですよ!皆さん、今日が何の日かご存知ですか? 8月11日の祝日、そう!「山の日」なんです!山怪獣ドルゴが登…

感想『ウルトラマンブレーザー』第4話「エミ、かく戦えり」 #俺が観る EP04 才女の瞳が、真実を映す

『ウルトラマンブレーザー』も早くも4話。約一ヶ月をもうこの番組と過ごしたことになりますが、毎週とっても見応えのあるエンターテイメントを提供してくれて感無量であります。おかげで我が家のアースガロンちゃんも大活躍。ちょっとしたポーズを取らせなが…

【神域の男ASMR9.5時間】今すぐ癒されたい君をぬるりと覚醒させる闇に舞い降りた天才。脳内物質が駆け巡るアニメ『アカギ』とことん偶機詰め合わせ(打牌音・古谷徹ナレ・ひりつきBGM)CV:萩原聖人

[MADHOUSE専売] 【神域の男ASMR 9.5時間】今すぐ癒されたい君をぬるりと覚醒させる闇に舞い降りた天才。脳内物質が駆け巡るアニメ『アカギ』とことん偶機詰め合わせ(打牌音・古谷徹ナレ・ひりつきBGM)CV:萩原聖人 「死ねば、助かるのに……」。そして狂気…

感想『ウルトラマンブレーザー』第3話「その名はアースガロン」 #俺が観る EP03 戦士たちが駆るは、鋼の体を持つ獣

DXアースガロンを買いまして、自宅でいつも拝んでいます。いってきます、アースガロン!ただいま、アースガロン! この手のフィギュアって、よく「可動域がすごい!」「存分にブンドドできる!」と言われますが、実は私はあまりそういう楽しみ方をする人間で…

感想『ウルトラマンブレーザー』第2話「SKaRDを作った男」 #俺が観る EP02 結集せよ、志共にする者たちよ

『ウルトラマンブレーザー』のことを考えていたらあっという間に一週間が過ぎて『ウルトラマンブレーザー』が始まった。こんな幸せな日々があと半年もあるだなんて。ありがたやァ、ありがたやァ。……などと、拝むような心持ちで過ごしております。 つい先日サ…

『仮面ライダーエグゼイド』とはポッピーピポパポのことであるッ!

『仮面ライダーエグゼイド』とはポッピーピポパポのことであるッ! ……というのはいささか暴論ですが、『エグゼイド』の同人音楽を作ろうと考えた際に辿り着いたのはこの切り口でした。同作のヒロインであるポッピーピポパポは、看護師・仮野明日那として人間…

感想『ウルトラマンブレーザー』第1話「ファースト・ウェイブ」 #俺が観る EP01 ネオンの街に巨神たちの咆哮が響く

いよいよ始まりました、2023年のウルトラマン新作『ウルトラマンブレーザー』。いやぁ、面白かったですね。本当に、すごくすごく、心底面白かった!最高!OK!ヨシ!感想は以上ッ! ……と切り上げてしまっても良いくらい、兎にも角にも「面白かった」に尽きる…

Twitterからの移住先なんてあるワケねぇぇぇんだよぉぉぉぉぉぉォォォ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!諦めろ……っ!!!!!沈め…!このまま…!なすすべもなく……っ!!!

「Twitterにもしものことがあったら困るのでこっちにサーバー立ち上げました!」 「念のため、インスタのアカウントを載せときます!」 「急激なユーザー増加のため負荷が増しています。順次対応していきます!」 「おすすめの移住先SNS一覧!使い勝手をまと…

感想『Open The Window』 ライムスター6年ぶりのニューアルバムに思うこと、あるいはそのコンセプトの希薄さについて

ライムスター6年ぶりのニューアルバム『Open The Window』。Amazonにて初回限定版を注文したが、見事にKonozamaをくらってしまった(Konozamaってもう死語!?)。よって、特典の楽曲解説文庫本は未読の状態。むしろそれを読んでしまう前に、自分の言葉で感…

7月より『ウルトラマンブレーザー』の感想を毎週ブログに書くシリーズ連載「 #俺が観る 」をはじめます

さかのぼること2018年、『仮面ライダージオウ』の感想を全話分(毎週必ず)書くというシリーズ連載企画をやりました。 www.jigowatt121.com それはもう、キツかったです。ある程度の分量を心掛けていたので、映像・脚本・演出・元ネタ・小ネタ・エトセトラ、…

きっとブレイク前夜だと信じてるよChevon

何処かの貴方もぜひこの熱に触れて欲しい、という一心でこれを書いている。 Music Video公開Banquet/Chevon【本編】 https://t.co/o6C4fDFFyL【配信】 https://t.co/HYCWltxQp9#シェボン #Banquet𓃵 pic.twitter.com/h5UsPFGcMn — Chevon (@Chev0n) 2023年5…

『ドンブラザーズ』をテーマに和風ロックのオリジナル楽曲を作った! というおはなし

「今日の佳き日に」というフレーズがあるじゃないですか。入学式とか、卒業式とか、何らかの式典の挨拶で用いられるやつです。「佳き」、つまり「好ましい」「めでたい」という意味で、印象の刷り込みも併せて、このフレーズにはとても晴やかなイメージがあ…

コロナ禍が終わったことになっていく世の中で

ゴールデンウィークに家族で遠出をした。何処に行っても人が多いのは分かり切っていたが、連休中に娘を何処にも連れて行かない訳にもいかず、うんと早起きして早朝から車を走らせた。地方民は、取りあえず大型ショッピングモールに行くのだ。 偶然にも、そこ…

おいおいおいおい…… 二次創作の面白さを “知って” しまったじゃあないか………………

永らく二次創作とは縁のない生活を送っていた。 それを特に嫌っていたとかそういう訳ではなく、シンプルに興味が湧かないというか、「咀嚼の方法」は創作ではなく感想やレビューを書いて行っていた。「ここが面白かった。なぜなら~」「ここがつまらなかった…

「感想を書く」は「解釈や考察の正解を当てて発表するイベント」じゃあない

下記の『感想のすゝめ』というnoteを拝読しまして、「そうだよなァ~!」とTwitterでRTして自分の “感想” を書いていたら割と反響があったので、「感想を書くこと」についてぽつぽつと書いてみる。 note.com 「感想を書く」というのは、自分の感性や嗜好とセ…

アフタードンブラザーズに観る『仮面ライダーファイズ』、時々すっごく熱くなるらしいぜ

2023年は『仮面ライダーファイズ』放送20周年。おめでとうございます! 言うまでもなく「CSMファイズギア&ファイズアクセルver.2」は予約済みです。知ってるかな? ファンアイテムっていうのは呪いと同じなんだ。税込52,800円をケチった者は、ずっと呪われ…

『仮面ライダー鎧武』10周年を記念し、二次創作楽曲『フィンブルの風』を制作しました

Fic Soundと題した同人音楽企画の第二弾。今回は2023年に放送10周年を迎えた『仮面ライダー鎧武』をテーマに、『フィンブルの風』という楽曲(オリジナルイメージソング)を制作しました。 『鎧武』を一度でも観たことがある人は、これを聴けば、あの全47話…

とにかく『仮面ライダー鎧武』5話の話がしたい!『鎧武』は5話!!結局のところ5話なんですよ!!!

もう何十回、もしかしたら三桁に届いているかもしれないが、今日もまた『仮面ライダー鎧武』の5話を観てしまった。『鎧武』という作品は結局のところ5話なんだと、言い続けてもう10年になる。 そう、10年なのだ。2013年に放送を開始した『鎧武』は、2023年に…

感想『シン・仮面ライダー』 可笑しさに酔え。歪曲に震えろ。これが再認識エンタテインメントだ。

平成ライダー世代である。 幼心に『BLACK RX』に思い出がありつつも、しっかり腰を入れて鑑賞したのは『クウガ』が初めて。それ以降、日曜に仮面ライダーを観る生活を送って二十年以上が経った。昭和ライダーにしっかり触れたのは、無限の時間を持て余してい…

総括感想『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 近すぎない、遠すぎない、当たり前が通用しない。そんな誰かと出逢えるから人生は面白い!

「旅行は行く前が一番楽しい」、という言説がある。 ガイドブックを開いて観光地を選ぶ。ホテルを検索して宿泊先を決める。交通手段を検討し、持ち物を取捨選択し、出発当日に思いを馳せる。いくつになっても、まるで子供の頃の遠足前夜のように。どうしよう…

ユニバースに備えて。『SSSS.GRIDMAN』再・訪

公開が迫る映画『グリッドマン ユニバース』に備えて、『SSSS.GRIDMAN』全12話を再訪した。 ところで、人はなぜBlu-ray BOXを持っているのにわざわざタブレットで視聴してしまうのだろう。どこでも気軽に観られる利便性の高さと、BOXとはつまり所有欲を満た…

読んで、『方舟』。もうこれ以上はなにも語らないから。

読んで、『方舟』。もうこれ以上はなにも語らないから。 そしてデザートに、「ユーザー名は真犯人の名前を、パスワードは真犯人の最後のセリフの『最後の4文字』を、それぞれ半角英字でご記入ください」によってページが開く有栖川有栖氏の解説( ↓ )を読…

「それっぽさ」と「あるある」が魅せるハイライト、これまでの『仮面ライダーギーツ』は!

結論 → 「『仮面ライダーギーツ』の物語の組み立てはすごく好きなタイプで、成功している面も沢山あるけれど、だからこそのモヤモヤも沢山あるよ。でも足し引きの結果、自分としてはちょいプラスです」。以下、本編。 前回までのストーリー 佐橋俊彦 インス…

「面白さ」は数に依存するのだろうか

特にオチも結論もない、雑文に毛が生えたような話です。 時折、「この『面白さ』って数に依存したものなのだろうか」、と考えることがある。この場合の数とは、関連するものを摂取した分母…… のようなニュアンス。 例として。昨年公開された映画『シン・ウル…