2010年から2019年までの10年間。私にとっては、人生で最も激動の10年間であった。
就職、結婚、転職。子供も生まれ、住む土地も何度か変わった。来年にはマイホームが建つ。それ以前からこうしてブログなどでネットにテキストを残していたが、今では大変ありがたいことに、これがひとつの副業となった。自分のハンドルネームがメディアや書籍に載っている。10年前では考えられなかったことだ。
趣味の分野においても、時間が有り余っていた学生時代に手を出したアレコレが「ふるい」にかかり、今や、「新しいジャンルに手を出す」よりは「現在愛好しているジャンルを継続・深化させていく」フェイズに到達してしまった。仕事に追われ、育児に追われ、趣味でさえも「現在愛好しているジャンル」に追われている。新しいことに手を出したいと常々思いつつも、中々どうして上手くはいかない。
・・・などというタイミングで、テン年代(2010年代)が終わりを迎える。以前より拝読しているブログ『男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~』を運営されるワッシュさん id:washburn1975 の企画に乗っかる形で、私なりの「映画テン年代ベストテン」を考えてみようと思う。
対象作品の基準
・2010年から2019年までの間に公開された作品が対象となります
・洋画、邦画、アニメ、ドキュメンタリー、その他ジャンルは一切問いません
・「公開」の定義は困難です。劇場公開、ソフト発売、ネット配信開始など、どの形態であれ、2010年代に日の目を見た作品であればOKです
・ただし、あくまで「映画」が対象です。連続ドラマの1話などは対象外です
・シリーズものはそれぞれ独立した作品として扱います。シリーズ全体への投票は無効です
・テン年代の映画に入るかどうか迷ったときは、本ベストテンでは長年の大原則である「迷うぐらい微妙なら入れていい」を採用してください
こういうのって、本当に迷う訳ですよ。「映画史的にこれは外せないのでは」とか、「ジャンルの偏りがあるからアレを入れておくべきか」とか。あるいは、「何かを選ぶ」は「何かを落とす」ことですからね。グダグダと、時間をかけて悩みました。
しかしやはり、「私のベストテン」なんですよ。誰のためでもない、私にとっての10作品。それを一切の嘘偽りも欲目もなく選ぶ、そういう作品群に落ち着きました。そしてそれは結果的に、私の直近10年間の人生を総括するラインナップ。いや~、気持ち良いくらいに偏ってますよ、これは。
以下、10位から順に、書いていきます。
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10位『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年米、マーク・ウェブ監督)
非常に、思い入れがある。MCUを含めアメコミヒーロー映画がぐんぐんと増えてきていた時期の作品だが、本作が叩き出した「ヒーロー論」あるいは「ヒーロー観」には、完全にしてやられた。クライマックスの一連の展開には大号泣。おそらく、後にも先にも私にとって「最も涙を流したアメコミヒーロー映画」はこれになるだろう。そんな終盤の展開だけでなく、VFXを多用した縦横無尽なアクションや、デイン・デハーン演じるハリー・オズボーン、アンドリュー・ガーフィールドのあのすらっとした佇まいの存在感など、大好きなポイントがいっぱい詰まっている。
また、個人的な意味でいくと、この『ジゴワットレポート』の前身ブログを開設して一番最初に書いた映画レビュー記事が、『アメイジング・スパイダーマン2』であった。今思えば拙すぎて赤面モノの内容なのだけど、おそらく私が人生で初めて「映画レビュー」という概念を意識して書いたものだ。今ではそれが仕事に繋がっているから、不思議なものだ。
9位『ちはやふる 上の句』(2016年日本、小泉徳宏監督)
『下の句』も『結び』も大好きだけど、やっぱり『上の句』である。2010年代は、多くの「漫画原作・実写映画」が制作された時代でもあった。私は基本スタンスとして実写映画ウェルカムな人間なのだけど、特にネットでは、その風当たりは依然として強い。ここを語り出すと長くなってしまうので割愛するが、本作『ちはやふる 上の句』は「2010年代において最も完成度の高かった実写映画」にカウントしても良いのではないか。それほどのパワーを持った作品である。
「文化系部活動の精神性はむしろ体育系」というアプローチは、音楽映画を中心にこれまでも何度か描かれてきた。本作はそこをベースにしながらも、百人一首としての「美しさ」、あるいは「品」のようなものを終始保っており、良い意味で「泥臭くない」のである。広瀬すずの圧倒的な眼力を軸に、青春部活モノとして爽やかにまとめ上げ、「才能に恵まれなかった者」と「勝利のロジック」が交錯する。トドメに、Perfumeの鮮烈な主題歌『FLASH』でキメにかかる。うーん、素晴らしい。
実写映画の可能性。邦画の可能性。その手のジャンルを観る際に、いつも脳裏にひとつの基準として現れる。それが、私にとっての『ちはやふる 上の句』なのだ。
8位『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』(2011年日本、坂本浩一監督)
各々が独立しており、決して交わることのなかった平成仮面ライダー。その掟を本格的に破った『仮面ライダーディケイド』だったが、それは、新しい阿鼻叫喚の始まりでもあった。メタ理論を活用し、力業でまとめ上げたこともあったが、やはり「新旧ヒーローが作品の垣根を超えて共闘する」というシンプルかつ王道への「渇き」が募る、そんな2011年の冬。渇いた泉へ太い給水ポンプからごくごくと注ぎ込まれたのが、『MOVIE大戦MEGA MAX』であった。
『ディケイド』の佇まいも、それはそれで大好きであった。シリーズをライブラリ化した特異点、あるいは反則技として、その猛威は後の『ジオウ』でも振るわれた。だからこそ、「強敵に立ち向かうために交わることのないヒーローたちが集う」というストレートなプロットは、ネット掲示板に書き込まれるオタクの「俺シナリオ」でしかないのだろうか。そんな諦めすら漂い始めた時期に、それそのものが最高の形でお出しされる。この痛快さといったら。「これ!これなんですよ!」と、多くのファンが劇場で拳を握ったことだろう。
坂本監督が打ち立てたこの共闘フォーマットが、後の『平成ジェネレーションズ』に繋がり、『ジオウ』の世界観にも影響を与えたことは確かである。『MOVIE大戦MEGA MAX』は、平成仮面ライダー史において絶対に外すことのできない一作なのだ。
7位『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年米、マーティン・スコセッシ監督)
日本での公開は2014年1月。しかし当時の私は、これを2014年ベストの1位にはしなかった。十二分に「好きな映画!」ではあったが、その時点ではまだ「自分の映画!」では無かったのだろう。とはいえ、こうして改めて2010年代を振り返っていくと、この作品を外すことはできなかった。おそらくこの10年間で最も繰り返し観た映画だからだ。何度も何度も観た。じわじわと、積み重なるように、自分の中に思い入れが増した作品である。
なぜかというと、生活と切っても切り離せない「仕事」で迷った時・煮詰まった時・暗い気分になった時に、この映画をカンフル剤のように使用しているのである。あるいは転職した際に、景気づけにキメる。私にとって、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』はそういう映画だ。
本作で行われるビジネスは、倫理的にも法的にもアウトなのだけど、そこに流れる「執念」、仕事に向ける「情熱」、絶対に金を稼いでやるんだという「プライド」には、学ぶものがある。内容ではなく、気の持ち方として、こういうふうにハングリー&エネルギッシュに仕事に取り組みたい。常々そう思っている。特に、レオナルド・ディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートの後半でのスピーチ。周囲からは「もう手を引こう」と諭されているにも関わらず、彼は次第にマイクの前で熱を上げ、拳を突き上げていく。何度観てもグッとくる。目の前の仕事に熱はあるか。意地はあるか。そう、自分に何度も問いかけている。
6位『アベンジャーズ / エンドゲーム』(2019年米、アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ監督)
2010年代は、MCUの時代であった。『アイアンマン』の公開こそ2008年だが、『アベンジャーズ』が2012年、『エイジ・オブ・ウルトロン』が2015年。私もご多分に漏れず、映画館に通い続け、シリーズを追ってきた人間のひとりである。
映画をユニバース構想で描く連作システムは、DCも追随するように始まり、モンスターも、ダークも、天下のスター・ウォーズも近い形でアプロ―チしてきている。しかし、商業・内容ともに大成功を収めたのは、現状ではMCUのみと言わざるを得ない。先駆者の勝ち残り状態である。映画をユニバース状で展開することが、いかに困難か。ただ内容をリンクさせるだけでなく、個々のテイストを調整し、それを活かせるスタッフを招聘し、大きな「うねり」を生み出すように公開していく。その采配のクオリティ。
そういった、映画というコンテンツの在り方にまで言及する一大プロジェクトを、いち消費者としてリアルタイムで追いかけることができた。2019年4月26日、ヒーローだけでなく、過去のMCU作品そのものが見事にアッセンブルしたあの瞬間を、私は一生忘れないだろう。「皆が勢ぞろいして戦って勝つ」。多くの観客がそれを分かっているのに、その通りに展開してしっかり好評を獲得する。これがいかに難題か。
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5位『トイ・ストーリー3』(2010年米、 リー・アンクリッチ監督)
このブログではしつこく書いてきたが、私はアンディ世代である。子供の頃にシリーズ1作目を鑑賞し、大学生のひとり暮らし時代に『3』を観る。実家に置いてきた玩具たちに思いを馳せながら、止まらない涙に自分でも驚く。だからこそ『4』の傷は未だに癒えないし、この『3』を神のように崇める自分に嘘をつけない。
『3』公開前、1~2作目の3D版が上映されたのも記憶に新しい。この頃は、3D映画が一気に流行り始めた時期であった。猫も杓子も3D。単に3D機能を上乗せしただけの薄味の作品が世に出回ったのも、この時期であった。そういう意味では、2010年代は映画の上映方式が多様化した時代ともいえる。全国にIMAXシアターが増え、2013年には4DXが日本上陸。音響についても様々なパターンが導入された。そんな過渡期に公開された『トイ・ストーリー3』は、CGの質感と3Dの相性に「なるほど」と唸ったものである。
同シリーズは、「おもちゃの生き方」を常に描いてきた。言い換えれば、自己を殺し、主人に愛されるために尽くす、そういった価値観が是とされる世界でもある。それを突き詰めたのが『3』だし、そこに生まれていたはずの影にスポットをあてたのが『4』だ。『4』を観てしまった今、『3』のエンディングには一種の欺瞞が漂ったのかもしれない。それでもこの思い入れは、私を一生裏切らないだろう。
4位『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(2016年日本、桑原智監督)
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先に挙げた仮面ライダーやトイ・ストーリーと同じように、私という人間の半生と共にあったのが、『遊戯王』という作品だ。TCGの大流行を生きたひとりとして、この映画への期待と不安は相当なものであった。誇張なしに、観る直前は吐きそうであった。それほどまでに、『遊戯王』という作品を深く愛好しているし、そのエンディングには絶対的な納得を覚えていた。表の遊戯が闇の遊戯と別れる。そこに希望が存在する幕切れ。だからこそ、「あの見事な完結のその後」が描かれる怖さは、尋常ではなかった。
製作総指揮を、原作者である高橋和希が。声優陣には風間俊介をはじめとするオリジナルスタッフが再集結し、総作画監督にあの加々美高浩が名を連ねる。なんという最高の布陣だろう。そして、膨れまくる不安をよそに、作品そのものは最高の形に仕上がっていた。「遊戯、俺たちの決闘をするぞ」。その台詞に魂が震える。冥界に還っていったアテムの扱い方、そして、原作では最後の決闘に居合わせることができなかった海馬の執念。原作ファン大納得の続編として、私が死んだらBlu-rayをなんとか一緒に燃やして欲しい。
3位『シン・ゴジラ』(2016年日本、庵野秀明総監督、樋口真嗣監督・特技監督)
2010年代初頭は、「巨大特撮冬の時代」であった。幼少期からVHSでゴジラやウルトラマンを観て育ち、やっとこさ自分が大きくなったその頃には、それらのコンテンツが半ば休止に追い込まれている、そんな哀しい世代。国産ゴジラは2004年の『FINAL WARS』以降途絶え、ウルトラマンもレギュラーのテレビシリーズが放映されることは無かった。
しかし、2013年の『ウルトラマンギンガ』、同年の黒船『パシフィック・リム』、2014年のギャレス・エドワーズ監督『GODZILLA』と、巨大特撮はじわじわと息を吹き返していった。飢えていたファンはそのひとつひとつを涎を垂らしながら丹念に味わったものだが、その一連の流れの最後にやってきたのが、2016年の『シン・ゴジラ』である。国産ゴジラの復活。しかも、総監督が庵野秀明、監督・特技監督が樋口真嗣と、そんな夢のような冗談のような布陣があり得るのかと。
結果、同作は「特撮映画」「怪獣映画」の枠を超え、「面白い邦画」として国民的なヒットを飾った。それは、庵野秀明総監督の緻密かつ戦略的なマーケティング、東日本大震災を踏まえたゴジラというアイコンの見事な再解釈にあった訳だが、この一連のムーブメントを体感できたのは実に幸せなことであった。怪獣好き、特撮好きとしても、それがジャンルの囲いを飛び越えて認知されたことに、ひどく充足感を覚えた。色んな意味で、大切な一本である。
2位『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』(2018年日本、山口恭平監督)
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やっぱり外せない。どう考えても、いくら振り返っても、どれだけ逆立ちしても、この作品を「2010年代の思い出」から外すことはできない。先の『シン・ゴジラ』が怪獣映画好きの自分にとってのマスターピースであったように、『平成ジェネレーションズ FOREVER』は、仮面ライダー好きの自分におけるエバーグリーンなのだ。
「いい歳して仮面ライダーなんて観てるの?」と、何度も言われてきた。そういう視線を飛ばされてきた。それでも、好きなものは好きな訳で、誰に何を言われようと、趣味は趣味として楽しみたい。子供向けのコンテンツ、分かっている。普通の成人男性は家におもちゃなんてない、分かっている。でも、その昔から自分の心を捕らえて離さないシリーズなので、今更この生き方を変えることはできない。例え、そこに大なり小なり「負い目」のようなものがあったとしても。
本作『平成ジェネレーションズ FOREVER』は、そんな私が持つ気持ち悪く面倒臭い感情に対して、「ずっとシリーズを追いかけてくれてありがとう」という感謝の回答を提示してくれた。いやいや、こちらこそ感謝ですよ。本当にありがとう。本来のヒーローものに求められるであろうカタルシスやアクション性にはやや欠ける一作かもしれないが、メッセージ性、俗にいう「エモさ」には引くほど全振りしてあって、そういう方向で刺さった人にはめちゃくちゃメモリアルな作品になっただろう。
嫁さんは私のこういった趣味に何一つ異を唱えないし、今や、娘がテレビを観て「あ、かめらぃだー、へちん!へちん!」と私に語りかけてくる。確かにこの10年間、平成ライダーシリーズは私と共にあったのだ。
1位『パシフィック・リム』(2013年米、 ギレルモ・デル・トロ監督)
私は、映画館の無い田舎で生まれ育った。両親も、あまり映画を観る人間ではなかった。そのため、「映画を観る」という嗜好は、私にとって永らく優先順位が高いものではなかった。特撮やアニメといったテレビ番組、あるいは漫画や小説、そしてネット。それらを循環する生活の中で、映画の地位は「それなり」でしかなかった。未だに、有名どころでも観れていない作品が沢山ある。
進学を機に田舎を離れ、ひとり暮らしを始めた。たまたま映画館が徒歩圏内の地域に住むことになったため、その頃から、映画館通いを覚えた。公開前からチラシで情報を収集し、映画館に飾られるポスターに胸を躍らせ、大きなスクリーンを見上げる。その面白さを過ごしずつ知った大学生の頃。
やがて就職し、またもや映画館が近い土地に住むことができた私は、当時流行り始めたTwitter(2008年に日本版サービス開始)と映画趣味を紐づけていった。タイムラインには私よりはるかに映画に詳しい人が沢山いて、いつ仕事をしているのか、いつ寝ているのか、疑問に思うほどに朝から晩まで延々と映画トークを繰り広げていた。
また、Twitterの世界においては、情報がとにかく早い。しかるべきアカウントさえフォローしておけば、ともすれば見逃してしまうような「自分向けの作品」と出会うことができる。公開前の情報、不定期に流れてくるイメージボード、複数パターンの予告編、本国での評判。そして、待ちに待った日本での公開。その一連の流れを、スマホの向こうにいる顔も知らない人たちとムーブメントとして共有する。そして、実際に封切られた後は、ツイートを連投しながら盛り上がる。実生活では、知り合いの誰ひとりも観ていないかもしれない。しかし、掌の小さな画面の向こうには、無数の同好の士がいる。なるほど、「こういう楽しみ方」があるのか。
それを初めて実感したのが、『パシフィック・リム』という作品なのだ。私はこの作品を通し、映画に対してどのように情報を収集し、期待し、SNSの空気を自分と照らし合わせながら公開までを座して待つ、そんなスタイルを知った。Twitterでしょーもない趣味ツイートをしながらブログを書き、映画を観たらブログを書いてそれをTwitterにも流す。そういった「今の自分」の根っこにあるのが、『パシフィック・リム』である。同作の特撮映画・怪獣映画としての意義も語り出せば止まらないが、それ以上に、「自分の映画!」なのである。
2010年代を総括するというお題ならば、これが絶対的に1位だ。映画というコンテンツ、その向き合い方や楽しみ方を教えてくれたきっかけの作品。言わずもがな、内容も大好物である。
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以上10作品、2010年代を生きた私という人間が選ぶ作品群。随分と偏っているが、長々と語り散らした上記テキストによって、それなりにご納得いただけただろうか。しょうがない、マイベストなのだから。
- 10位『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年米、マーク・ウェブ監督)
- 9位『ちはやふる 上の句』(2016年日本、小泉徳宏監督)
- 8位『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』(2011年日本、坂本浩一監督)
- 7位『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年米、マーティン・スコセッシ監督)
- 6位『アベンジャーズ / エンドゲーム』(2019年米、アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ監督)
- 5位『トイ・ストーリー3』(2010年米、 リー・アンクリッチ監督)
- 4位『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(2016年日本、桑原智監督)
- 3位『シン・ゴジラ』(2016年日本、庵野秀明総監督、樋口真嗣監督・特技監督)
- 2位『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』(2018年日本、山口恭平監督)
- 1位『パシフィック・リム』(2013年米、 ギレルモ・デル・トロ監督)
やはり、ある程度時間をかけてきた趣味というものは、実生活と切っても切り離せない。今回の作品選抜を行いながら、それを強く実感した。映画館で作品を観た時間だけでなく、それについてSNSをやっている時間、オタク友達と語り合う時間、全てが趣味にかけられたものだ。嫁さんとも、何度もふたりで映画館に行った。数ヵ月前には、ついに娘と一緒に『アンパンマン』の映画を観ることができた。
2010年代は、私にとって、激動の10年間であった。
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