ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

怪獣

感想『ジガ-ZIGA-』(全2巻) 溢れる怪獣特撮リスペクトは残念ながら結果に繋がらず

「週刊少年ジャンプで怪獣漫画が読める!」。 もうその条件だけで私の中では100億点を叩き出す勢いだった『ジガ-ZIGA-』ですが、結果は振るわず、単行本2巻弱の話数で打ち切りに至ってしまいました。毎週アンケートを出していたのに・・・。残念。 巨大怪獣…

どうして着ぐるみの怪獣が生まれたのか? NHK Eテレ『JAPANGLE』(ジャパングル)の特撮特集が素晴らしかった、という話

タイトル通り、NHK Eテレの番組『JAPANGLE』(ジャパングル)の特撮特集が素晴らしかった、という話。 「特撮」、つまり「特殊撮影」が、どういう歴史で生まれ、いかなる職人の技で支えられているのか。今現在、どんなニュアンスで日本の文化として認知され…

感想『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 ゴジラ対メカゴジラの斬新なアプローチは、「怪獣」の再解釈に至るか

公開日より1日遅れで鑑賞。『怪獣惑星』の続編、「アニゴジ2」こと『GODZILLA 決戦機動増殖都市』。 この日は諸々の都合で『劇場版アマゾンズ』→『アニゴジ2』→『ランペイジ』という3本立てを敢行したので、特撮成分をこれでもかと摂取できた休日でした。 TH…

『パシフィック・リム:アップライジング』の正直な感想。薄まった作家性と持ち込まれた次世代の色。このジレンマを愛せるか?

ゴジラやウルトラマン等の巨大特撮コンテンツの、コンスタントな新作リリースが難しい状況にあった2013年。 その界隈に驚くほどの熱を叩き込んだのは、ギレルモ・デルトロ監督が建造した黒船こと『パシフィック・リム』だった。 パシフィック・リム [Blu-ray…

なんでこれが定価2,484円なの? 価格破壊なの? ROBOT魂『ジプシー・アベンジャー』がすごすぎる

Amazonから届いて、実際に開封して、「じわり」とびっくらこいた。 こんなの価格破壊だろ・・・ どうしたんだよバンダイ・・・。 さかのぼること2013年、1作目『パシフィック・リム』公開時。 国内メーカーはこの作品の立体化にはほとんど参入しておらず、ア…

【関連商品まとめ】『パシフィック・リム アップライジング』フィギュア・プラモ・ソフビ・本・音楽など 発売情報一覧

前作『パシフィック・リム』公開前に「これは絶対面白いやつだ!」と半ば先走ってアメトイショップでNECAのフィギュアを予約したことを今でも鮮明に覚えている。 公開したら案の定(?)、カルト人気ゆえか関連商品は軒並み品切れ。フィギュアが高騰し、ビジ…

特撮ドラマ『荒神』感想。「シン・ゴジラっぽい怪獣」はいかにして撮られたのか、樋口真嗣監督の解説と共に振り返る

TVドラマで新作怪獣モノが観られる、というだけで無条件にワクワクしてしまう。2月17日にBSで放送された、NHKスペシャルドラマ『荒神』。原作・宮部みゆきによって描かれる、怪獣+時代劇ドラマ。 怪物と人間たちの死闘を、最新のVFXを駆使して描くエンター…

『GODZILLA 怪獣惑星』に対する正直な感想

兎にも角にも、ゴジラの新作が2年連続で観られることが、本当に嬉しい。 『ファイナルウォーズ』以降、ゴジラが映画館から消え、円谷もレギュラー放送のウルトラマンがいなくなり、「巨大特撮冬の時代」と呼ばれた数年間。 そこから、ギャレス監督の『GO…

『怪獣保険』を大真面目に検証。怪獣に壊された家屋に火災保険からの保険金はおりるのか?

その昔、損害保険の営業マンをやっていたので、それでいて特撮が好きということで、ゴジラやウルトラマンを観ていると毎度思うのが「これって保険おりるのかな・・・」というやつ。 数日前から久々に初代『ウルトラマン』を1話から観ているのだけど、3話に…

『シン・ゴジラ』と「こんなの〇〇じゃない!」の話

『シン・ゴジラ』の面白い点として、「こんなのゴジラじゃない!」という感覚があるのかなあ、と思うんですよね。 ゴジラといえば日本が生んだある種のスターとして世界的な知名度がある訳ですけど、それは戦争を連想させる恐怖だったり、怪獣プロレスの覇者…

サランラップからVRまで。『大ゴジラ特撮王国KAGOSHIMA』レポート

少し遠出して行ってきました、『大ゴジラ特撮王国KAGOSHIMA』。 この類のやつは1年前に福岡で行った『ゴジラ展』以来かな。 www.mbc.co.jp ゴジラ関連の展示は「どれくらいオタク向けか」「どのくらいファミリー層向けか」という観点で色んなパターンがある…