ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

映画

シネマサンシャイン公式アプリを実際に使ってみた感想。発券不要のスムーズさと不満点。

たまに行く映画館「シネマサンシャイン」がチケット購入の公式アプリをリリースしたとのことで、実際に使ってみた感想など。 www.cinemasunshine.co.jp シネマサンシャイン公式アプリ Sasaki Kogyo エンターテインメント 無料 play.google.com 初起動時には…

感想『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』迷える一作ながら、天空寺タケルというキャラクターの総決算として的確

平成ライダー恒例の夏の劇場版は、平成二期から番組終盤時期に公開されるスケジュールとなった。そのため、毎年「テレビシリーズで約1年やってきたことの総決算」という性格が付加され、テレビ本編での要素の詰め合わせ、メッセージやテーマがコンパクトに…

日本未公開映画『メガマインド』がびっくりするほど傑作だった

やはりTwitterはありがたい。趣味嗜好が近い方をフォローしているので、TLでオススメされていた作品は自分にもヒットする確率が高い。 この『メガマインド』という映画は、日本未公開&ディスク発売未定というダブルパンチな作品だが、この度こうしてSNS経由…

楽しめなかった映画『パディントン』に関する覚え書き

続編が公開されるタイミングで、未見だった『パディントン』を鑑賞。言わずと知れた人気キャラクターの実写映画化ということで、それなりに期待して観たのだけど、こんなにも自分に合わないとは思わなかった・・・。 「パディントン可愛い〜 ほっこりする〜…

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』冒頭数分のあまりの手際の良さについて

改めて振り返ると、やっぱり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の冒頭数分ってとてつもなく手際が良いですよね。「導入部分のなんたるか」がこれでもかと詰まってる。 Back to the Future アーティスト:Original Soundtrack 発売日: 2015/10/13 メディア: C…

【朗報】ベイダー卿の小腸はご無事!『スター・ウォーズ空想科学読本』感想

講談社から講談社KK文庫として出版されている『スター・ウォーズ空想科学読本』を読了。 「空想科学読本」は言うまでもなく柳田理科雄氏による長寿シリーズで、アニメや特撮のあれこれに科学でもって真正面からツッコミを入れていくスタイルが売りな訳だが、…

実写映画『帝一の國』のあまりにも痛快すぎるラストシーンについて

下の「2017年映画まとめ記事」を書いた際に『帝一の國』のラストシーンに触れたのですが、そのおかげで無性に『帝一の國』が今一度観たくなり、レンタルしたBlu-rayを二度鑑賞したのが昨日のことでした。 jigowatt.hatenablog.com いやあ、本当に・・・ 『帝…

結騎了の映画ランキング2017(全50作品鑑賞リスト&新作映画ベスト10)

今年もこの時期がやってまいりました! 「今年映画館で鑑賞した新作映画」の中から、独断と偏見で選ぶマイベスト10。毎年のことですが、このランキングは作品のクオリティを何ら保証するものではなく、ただ単に「私自身がどれだけ好きか・感動したか・心を揺…

結騎了の映画ランキング2014~2016(各年ベスト10)

今年はブログを「はてなブログ」に引っ越したので、過去3年の「映画ランキング」をこちらに再度まとめておこうかと。 「その年に自分が映画館で観た新作映画」の中から、独断と偏見で選ぶ上位10本です。 ◆2014年 ⑩猿の惑星 新世紀 ⑨ウルフ・オブ・ウ…

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』は、言うなれば「ディスニーの逆襲」である

公開日は平日だったのに朝イチの回がかなり埋まっていたあたり、やはり『スター・ウォーズ』の文化的認知度の高さを思い知る。 まあ、かくいう私もこの日仕事を休むために約半年前から密かに調整していた。公開日に合わせて有給届を出した際に上司の含み笑い…

映画『ジャスティス・リーグ』、それは聖典がエンタメ誌になるということ

マーベルとDCは例えるなら日本で言うジャンプとサンデーみたいなもので、『アベンジャーズ』がルフィとナルトとジョジョが共演する映画なら、『ジャスティス・リーグ』はコナンとマギと犬夜叉が共に戦う作品だよ、という、あまりにもざっくりでフワフワす…

感想『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL』暴走気味の愛とリスペクトを設定に込めて殴る、平成最後の衝撃作!

公開日朝イチで観に行った『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』。(改めて字面で見るとやっぱ相当長いなコレ・・・) www.toei.co.jp 冬の『MOVIE大戦』が恒例化して久しいが、この「冬映画」枠もかなりの…

『GODZILLA 怪獣惑星』に対する正直な感想

兎にも角にも、ゴジラの新作が2年連続で観られることが、本当に嬉しい。 『ファイナルウォーズ』以降、ゴジラが映画館から消え、円谷もレギュラー放送のウルトラマンがいなくなり、「巨大特撮冬の時代」と呼ばれた数年間。 そこから、ギャレス監督の『GO…

『シン・ゴジラ』と「こんなの〇〇じゃない!」の話

『シン・ゴジラ』の面白い点として、「こんなのゴジラじゃない!」という感覚があるのかなあ、と思うんですよね。 ゴジラといえば日本が生んだある種のスターとして世界的な知名度がある訳ですけど、それは戦争を連想させる恐怖だったり、怪獣プロレスの覇者…

映画『ミックス。』感想 古沢良太脚本の魅力が裏目に・・・

古沢良太の脚本構成の巧さには、『リーガル・ハイ』で感嘆し、『デート ~恋とはどんなものかしら~』でのめり込んだものだが、今作『ミックス。』や2年前の『エイプリルフールズ』など、どうにも自分が好きだった部分が削がれていったような寂しさがある。…

いきなり予告編がドーーンと流れる映画公式サイトにはどれだけの需要があるのか

皆さん、映画の公式サイト、アクセスしますか? もしくは、何を目的に公式サイトを閲覧しますか? 映画鑑賞が趣味と言っておきながら、最近は一昔前に比べて公式サイトに行くことが少なくなったなあ、と感じる今日この頃。 その理由は明白で、SNSがあるか…

猿がヒトに堕ち、ヒトも猿に堕ちていく。『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』

『猿の惑星』といえば、もはや私の世代感覚では古典SF映画であり、それはもう教科書で「羅生門」を読むような感覚でその昔に鑑賞したので、中々どうにも、愛着 ・・・みたいなものが湧かない作品である。 そういう意味で、『創世記』から始まったプリクエ…

『ワンダーウーマン』の面白さは、割と最後まで引っ張る「勘違い」にある

自分も「アメコミ映画は好きだけどアメコミそのものにはあまり詳しくない」タイプの人間なので、『ジャスティスの誕生』で突如主役級のオーラをまといながら登場したワンダーウーマンにはとても驚いた記憶がある。 まさに「え?なに?この女の人もヒーローだ…

エヴァがエウレカで、エウレカがハイエボへ。『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の、観れなかったもの。

私にとって『エウレカセブン』は特別な作品だ。 何かと斜に構えたがる十代の頃にこのアニメと出会い、レントンとエウレカの赤面連発なイチャイチャに目をそらしながらも、この作品を通して「フィクション作品とはどのように作られるのか」という観点を持った…

ハリウッド(Netflix)版『デスノート』の感想は「ああ、ワタリ・・・ あなたはどうしてワタリなの・・・?」に尽きる

常々自分のTwitterでも書いているが、私は漫画やアニメが実写になった際に「このキャラのここが違う」とか「あのキャラはこんなこと言わない」等と書き並べて批難するのはナンセンスだと思っていて、実写には実写に合った再解釈や変更点があって然るべきだと…

ドカーン!無限地獄から今回も無事に生還!ドカーン!『トランスフォーマー 最後の騎士王』!ドカーン!

今回も・・・今回も長い戦いだった・・・。『トランスフォーマー 最後の騎士王』。 思えば大学生の頃に観た第1作目『トランスフォーマー』から、早10年。 確か1作目は、『仮面ライダー電王』の劇場版と同日に観たんだよなあ。 tf-movie.jp もはやとてつ…

『ベイビー・ドライバー』。その物語が、音楽もカーチェイスも全てを乗せていく。

私は普段映画を観る時は、頭の中でブツブツと感想を呟いてしまう人間なんですけど、久々にそれを忘れて思いっきり作品に引き込まれていました。 運よく公開日に観に行けた『ベイビー・ドライバー』。 www.babydriver.jp 本国での評判の良さから、ネットの映…

戦隊夏映画の難しさとキュウレンジャー本編への不満。『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』

ライダーと比べるとどうしても上映時間が短いので、しばしばネットでもオマケ扱いを受けてしまう戦隊夏映画。 しかし、ちょうど番組が中盤に差し掛かった頃に公開されるだけあって、「前半集大成」「番組コンセプトのおさらい」「根幹テーマの再描写」といっ…

原作からの改変(再構成)について考察・検討してみる。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

期待7割・不安3割ほどで臨んだ、実写版ジョジョこと『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。ここ数週で連続しているジャンプ漫画実写化作品の流れにおいて、本作もそれらと同様に、とても丁寧に原作の魅力を再構成したものに仕上がって…

「真の完結」の意味を観た。さようなら、エグゼイド!『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』

とにかく楽しかったこの1年間。『クウガ』からずっとリアルタイムで平成ライダーシリーズを観続けているが、『仮面ライダーエグゼイド』はこれまでの平成ライダーがやってきた「作り方」をハイブリッドに組み合わせたような魅力があり、平成も終わるこの時…

マクドナルドの真の魅力はハンバーガーにあらず。『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

私は本当にマクドナルドが大好きだ。 おそらくほぼ確実に週に1回以上は食べているし、定期的に出てくる新種のハンバーガーも、ここ数年味見を欠かしたことはない。 未だに2012年のグランドキャニオンバーガーがどうにかして復活しないものかと祈る日々…

感想『東京喰種』(実写映画版) ストーリーの喰い足りなさと、カニバリズムものにおける展開上のノルマが持つ足枷

漫画から実写映画化した作品に、原作を全く読まずに臨むというのは、かなり久々な体験だった。後輩や、ネットの知り合いにも何度か勧められていた漫画、『東京喰種』。ああなんだかんだ言いながら読む機会を作れず、その間に実写映画も公開となったので、い…

ありがとう、『ジョン・ウィック:チャプター2』。本当に「ありがとう」。それしか言う言葉がみつからない・・・。

大好きでたまらない映画の続編が公開されて、しかもそれが滅茶苦茶に面白い・・・。 こんなに幸せなことがあって良いのだろうか。 johnwick.jp キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』の続編、『ジョン・ウィック:チャプター2』。 亡く…

感想『銀魂』(実写映画版) 全力でてめーをぶった斬らない点

実写版の映画『銀魂』、面白かったです。 『アオイホノオ』や『勇者ヨシヒコ』の福田監督が撮っているだけあって、良い意味で「ちゃちい」し、「しょぼい」。 そしてそれは、原作とアニメが築いた「なんでもあり」な土壌の上に積み上げられているので、総じ…

実写版『銀魂』鑑賞時に映画館で出会ったリアルオィィィィツッコミオタクへの愚痴

最初にしっかり書きますが、ただの愚痴です。 完全な愚痴なので、読みたくない人は読まないでください。 Twitterでちょっと愚痴って、それでもやっぱりモヤモヤが拭えないので、自分のブログに書いてしまうことでモヤモヤに区切りを付けたかっただけの、スト…