ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

ウルトラマントリガーくんと僕

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トリガー「次のウルトラマンは、ニュージェネレーションティガ!」

 

僕「ニュージェネレーションティガ!?」

 

トリガー「そう、新しい世代のティガだよ!」

 

僕「なんてこったい。まさかそんなアプローチのウルトラマンが出てくるなんて」

 

トリガー「ティガのこと好き?」

 

僕「もちろん。ティガ世代だからね。パワードやGも好きだけど、やっぱりあの頃、国産のウルトラマンに飢えてたから。VHSで昭和ウルトラマンを繰り返し観ていたから、ティガが始まった時は興奮したよ。やっとこさ自分たちの世代のウルトラマンだ、って」

 

トリガー「そうだよね。ティガは今でもすごい人気だもんね〜」

 

僕「でも、自分も含めてだけど、逆にどこか神格化しちゃう時もあるんだよね。良くも悪くも。ティガって不思議な作品」

 

トリガー「どうして? 大好きなんでしょ?」

 

僕「めちゃくちゃ大好きだよ。でも、だからこそ、っていうのかな。ティガの思い出って、『当時16年ぶりのテレビシリーズだった』という背景を抜きにして語れないから。作品の内容だけで感想を語るのが難しいんだよね。だから、どうしても崇めるような気持ちになっちゃう」

 

トリガー「そんな感じだから、みんな今でもティガが大好きなのか〜!」

 

僕「そうなんだよ。砂漠をさまよった後のカラッカラの喉でコーラを飲んだとして、そのコーラの味を冷静に説明なんてできないでしょ? そんな感じ、っていうか」

 

トリガー「そういう人たちの想いがあるから、ティガは今でも絶大な人気を誇るんだろうね」

 

僕「ウルトラマンのニュージェネレーションシリーズも長く続いてきたけど、タイガで映画を含めてその総括っぽいことをやって、Zは独自のエンタメ性に富んでて。そして、その次にまさかティガのリブートとはね」

 

トリガー「え? リブートじゃないよ?」

 

僕「え? ニュージェネレーションティガなんでしょ?」

 

トリガー「そう、ニュージェネレーションティガ。でもリブートじゃないよ」

 

僕「じゃあ続編か〜」

 

トリガー「え? 続編じゃないよ」

 

僕「え?」

 

トリガー「ティガの続編をやる訳じゃないよ」

 

僕「リブートでも続編でもないとすると、リメイクかな?」

 

トリガー「リメイクでもないよ」

 

僕「え? ちょっと待って、じゃあ、ニュージェネレーションティガって、なに?」

 

トリガー「ニュージェネレーションティガは、ニュージェネレーションティガに決まってるじゃん」

 

僕「ニュージェネレーションティガ?」

 

トリガー「ニュージェネレーションティガ!」

 

僕「どういうこと?」

 

トリガー「ほら〜!スマイルスマイル〜!」

 

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僕「まあ、いいや。始まれば何がどうして『新しい世代のティガ』なのか、分かるんでしょう。まずは観ないとね」

 

トリガー「始まるよ!ウルトラマントリガー!」

 

僕「わっ!タイトルコールが子供の声!ティガと一緒だ!」

 

トリガー「興奮する?」

 

僕「する!」

 

トリガー「ルルイエ、出しとくね」

 

僕「主人公が持ってる花の名前がルルイエ!ティガの古代遺跡の名前!これはつまり何かしら関係してるんだね!?」

 

トリガー「いや、特には」

 

僕「え?」

 

トリガー「ルルイエって出しとけばティガっぽいかな、と思って」

 

僕「そ、そんな」

 

トリガー「いいからほら見て、火星でトリガーが覚醒したよ!」

 

僕「坂本監督の特撮はやっぱ映像いいよなぁ」

 

トリガー「でしょ〜!?」

 

僕「古代の力で神秘的な扱いを受けてるトリガー、すごくティガっぽいアプローチだよね。喋らないウルトラマンも久々だ」

 

トリガー「使うよ!ほら見てて!サークルアームズ!」

 

僕「えっ、ちょっと待って。サークルアームズって名前のトリガーの武器、アイテムを挿すスロットが付いてるデザインなの? どうして?」

 

トリガー「だってガッツハイパーキーが挿せるから」

 

僕「でも、サークルアームズもトリガーと一緒に眠っていた古代の力なんでしょ?」

 

トリガー「そうだよ。トリガーはティガと同じ、古代の力、神秘の存在なんだ!」

 

僕「なんで古代で神秘の存在に現代の電子機器との連携スロットが付いてるの?」

 

トリガー「ガッツハイパーキーを売らなきゃだから」

 

僕「ガッツハイパーキーは劇中設定では現代で開発されたものでは?」

 

トリガー「ほら〜!スマイルスマイル〜!」

 

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僕「おっ!闇の3巨人!」

 

トリガー「ティガといえば闇の3巨人だよね!」

 

僕「ティガといえば、っていうより、『THE FINAL ODYSSEY』といえば、というのが正確なところだけど」

 

トリガー「どんどんキャラ付けさせていくね」

 

僕「この闇の巨人たちめちゃくちゃ喋るね」

 

トリガー「今はほら、こういう感じでキャラを立てていくのが流行りだから」

 

僕「いや分かるけどさ。カルミラ達が喋れば喋るほど、少なくともTVシリーズのティガとの印象は離れていくんだよね」

 

トリガー「でも闇の3巨人はティガじゃん」

 

僕「そうなんだけどさ〜」

 

トリガー「ティガ要素をばっちり敷き詰めてるでしょ?」

 

僕「あのさ、ティガやりたいの?」

 

トリガー「やりたい!」

 

僕「ニュージェネレーションシリーズをやりたいの?」

 

トリガー「やりたい!」

 

僕「でも、ティガとニュージェネレーションシリーズって、割と土台から違うというか。16年ぶりに復活したTVシリーズと、円谷プロの経営不振からの奮闘抜きには語れない大人の事情が絡みまくった新世代組とは、それぞれ全く違う訳じゃん」

 

トリガー「でも、これはニュージェネレーションシリーズの最新作だから」

 

僕「ティガとニュージェネレーションシリーズって、混ぜるの難しいと思わない?」

 

トリガー「いいとこ取りしていくよ!」

 

僕「共倒れの危険性、ない?」

 

トリガー「でもティガ好きでしょ?」

 

僕「好きだけど」

 

トリガー「だってほら、ルルイエだよ? パワーとスカイだよ? ガッツだよ? 闇の3巨人だよ? ユザレだよ?」

 

僕「うん。それらは間違いなくティガだね」

 

トリガー「これを全部ニュージェネレーションシリーズの土台でやるんだ!」

 

僕「いや、だからそれが上手く混ざらない可能性が」

 

トリガー「もう〜!スマイルスマイル〜!」

 

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僕「まぁ、思うところがない訳じゃないけど、なんだかんだ楽しめてるんだよね」

 

トリガー「でしょ?」

 

僕「やっぱりね、まずはシンプルに映像が良いんですよ。特撮ドラマって、特撮の映像が本当に大事だと思うから」

 

トリガー「今回、CGとかすごく頑張ってみました」

 

僕「正直、ガッツファルコンとかナースデッセイ号とかすげぇカット盛り沢山で最高」

 

トリガー「でしょでしょ!」

 

僕「おっ、ここらで過去の話やるのね」

 

トリガー「そうだよ、ケンゴが過去に飛ぶんだ」

 

僕「タイムトラベルか!ウルトラマントリガーはなぜ生まれたのか、カルミラたちとどんな因縁があるのか、それを過去で目撃するんだね!」

 

トリガー「違うよ、どんどん干渉していくよ」

 

僕「えっ?」

 

トリガー「だってケンゴは主人公だもん。過去に飛んだって、どんどん活躍していかないと」

 

僕「それはいいんだけどさ、まだほとんど謎や背景が明かされていない段階で主人公が過去に干渉しちゃったら、元々なにがあったのか複雑にならない? 正史っていうか、一周目っていうか」

 

トリガー「そういうのいいから」

 

僕「よくなくない?」

 

トリガー「見て!トリガーダークがエタニティコアの力でトリガーになった!」

 

僕「エタニティコアに体を乗っ取られたっぽい感じにも見えるし、その原因は現代からタイムトラベルしてきた主人公だけど」

 

トリガー「だって主人公だもん」

 

僕「主人公が干渉する前、元の歴史ではどうやってトリガーが誕生したの?」

 

トリガー「ちょっと待って、今、主人公が干渉した過去で皆の記憶を上書きしたから!もう元のは分からない!」

 

僕「う、上書き!?」

 

トリガー「主人公は光の化身!トリガーダークを光で救ったんだ!」

 

僕「ちょっ、待っ」

 

トリガー「宇宙を照らす!超古代の光!」

 

僕「えっ?」

 

トリガー「ウルトラマンッッ、トリガァァァーーーー!!!!」

 

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僕「まぁ、なんだかんだ主要キャストの演技のアンサンブル、いいよね」

 

トリガー「若いキャスト、フレッシュでしょ?」

 

僕「このわちゃわちゃした部活っぽさというか、特にケンゴとアキトのカラッとしたホモソーシャルな関係とか、坂本監督らしい作りで僕は好きだよ」

 

トリガー「でしょでしょ〜」

 

僕「まあ、全然ティガっぽくは無いけどね」

 

トリガー「だってニュージェネレーションシリーズだもん。ギンガSとかさ」

 

僕「それはそうなんですよね。男同士の友情」

 

トリガー「ウルトラマンZやリブットも出るよ!ほら!」

 

僕「なんだかんだ客演があると盛り上がるよなぁ、やっぱ。土屋太鳳さんの弟さん、土屋太鳳レベルが高くて良いね!」

 

トリガー「でしょでしょ〜」

 

僕「ところで、なんでトリガーってティガに似てるの? デザインとか」

 

トリガー「ニュージェネレーションティガだから」

 

僕「えっ?」

 

トリガー「ニュージェネレーションティガだから、似てるんだよ」

 

僕「でも、デザインも配色も酷似してるし、チェンジする姿もその名前も必殺技も同じ名前だよね?」

 

トリガー「ニュージェネレーションティガだからね!」

 

僕「いや、だからさ、なんでトリガーはティガに似てるの?」

 

トリガー「ニュージェネレーションティガだから」

 

僕「なんかこう、作中での説明、みたいなのは?」

 

トリガー「だってニュージェネレーションティガだもん。ティガに似てるのは当たり前じゃん」

 

僕「どうしてニュージェネレーションティガなの?」

 

トリガー「ティガ25周年だから」

 

僕「どうしてウルトラマントリガーとティガの設定は似通ってるの?」

 

トリガー「ニュージェネレーションティガだから」

 

僕「トリガーってティガのリブートなの?」

 

トリガー「違うよ!」

 

僕「じゃあ、なんで」

 

トリガー「もう〜!スマイルスマイル〜!」

 

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僕「でも、こうやって半年観ると、やっぱりガッツセレクトの面々に愛着わいてくるよね」

 

トリガー「でしょでしょ〜!」

 

僕「イグニスもいいキャラになったね」

 

トリガー「ゴクジョーでしょ?」

 

僕「おっ、最終回だな」

 

トリガー「水面で戦闘やるよ!」

 

僕「おっ!」

 

トリガー「子供達の声援がトリガーの力になるよ!ティガの最終回オマージュだよ!」

 

僕「ちょっと待って、いきなり子供達でてきたな」

 

トリガー「だってティガの最終回っていったら声援じゃん」

 

僕「いや、まあ、そうなんだけどさ。ずっとガッツセレクトと闇の3巨人とイグニスといったレギュラーメンバーで話を回してたから、あんまり、ほら、ウルトラマンが市井の人々の人気を獲得してるみたいな描写、なかったじゃん」

 

トリガー「だってニュージェネレーションシリーズだもん。レギュラーメンバーで話を回すのは当然でしょ」

 

僕「でも最終回は名もなき子供達が応援してくれるんだ?」

 

トリガー「だってティガだもん」

 

僕「ティガなんだよなぁ〜」

 

メカムサシン「コレゾ、諸行無常!」

 

僕「えっ!今の誰?」

 

トリガー「えっ?」

 

僕「えっ? だってなんか唐突に」

 

トリガー「もう〜!スマイルスマイル〜!」

 

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僕「まぁ、もう、分かったよ。ティガと比べるのやめる。ニュージェネレーションティガ、っていう副題、一旦見ないことにしようか」

 

トリガー「でもニュージェネレーションティガだよ? ティガ好きでしょ?」

 

僕「わかったから」

 

トリガー「でもみんなティガ好きだよね」

 

僕「ティガ抜きには語れないってこと?」

 

トリガー「だってみんな、ティガって付いてたら心動かされるじゃん」

 

僕「そんなこと言ってしまったら、僕はティガのBlu-ray BOXをただ家で鑑賞するだけになっちゃうよ」

 

トリガー「でもそれじゃ玩具は売れないんだ」

 

僕「わかるよ」

 

トリガー「だからニュージェネレーションティガなんだよ」

 

僕「結局君は、ティガなの? ニュージェネレーションシリーズなの?」

 

トリガー「私は、ティガであり、ニュージェネレーションシリーズである」

 

僕「だから、それは上手く混ざらないんじゃない? それぞれ好きだけど、割と水と油みたいなとこない?」

 

トリガー「でも混ぜないと!」

 

僕「どうして!?」

 

トリガー「ティガ25周年だから!」

 

僕「別に無理に混ぜなくても」

 

トリガー「だってティガ25周年なんだよ?」

 

僕「それはそうだけどさ。やっぱりね、ティガって『砂漠のコーラ』なんだよ。このコーラを2021年に再演するのは難しいよ。色んな意味で」

 

トリガー「でも、ティガって人気だから」

 

僕「分かるよ、君の気持ちも、君の事情も」

 

トリガー「でもほら、君にもティガとトリガーを愛する気持ちがあるはずなんだ!」

 

僕「えっ? ああっ!僕の体が光ってる!?」

 

トリガー「そう!君のウルトラマンを愛する記憶!それこそが光なんだ!」

 

僕「これが、光・・・」

 

トリガー「君の光を!」

 

僕「光!」

 

トリガー「光!」

 

僕「光!!」

 

トリガー「光!!!」

 

僕「スマイルスマイル〜〜〜〜!!!!!!」

 

トリガー「よし、ラーメンを食べに行こう!いい店、知ってるんですよ〜」