ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

ついに娘がプリキュアに興味を持ち始めた

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気づけば早くも3歳になる娘が、「ついに」と言うべきか、「いよいよ」なのか、プリキュアに興味を持ち始めた。この時が来たのか。なんだこの妙な感慨深さは。

 

というのも、私も長らくニチアサ枠を観る人生を送っている訳だけど、プリキュアだけは未履修なのです。ライダーや戦隊と時間帯が同じなので大小様々なコラボがあるし、もちろん視聴者層も被っており、ネットで話題になることも多いシリーズ。いつかはその流れで観る日も来るのだろう、と思いつつ、のらりくらりと「観ないまま」の状態が続いていた。

 

大学時代の後輩からは「いい加減Blu-ray BOXを送りつけますよ!?」と脅され、Twitterのフォロワーからは「いつ娘さんと一緒に観るんですか!?」とせっつかれる。長年そんな状況にあったが、ついに娘が興味を示した。それは、『スター☆トゥインクルプリキュア』のEDテーマ、『教えて…!トゥインクル☆』。『仮面ライダーゼロワン』をリビングで観る日曜の朝、その直前に流れるこの曲を、娘がやけに気に入ったのだ。

 

スター☆トゥインクルプリキュア後期主題歌シングル(通常盤)

 

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娘はご多分に漏れずダンスが大好きなので、EDの映像がその需要を満たしたのか。あるいは、メロディが好みだったのか。とにかくこの曲が大好きで、フレーズを真似して歌うのだ。

 

なぜかAメロではなくBメロの「おほひはま!おほひはま!」から歌い始め、サビ前の「たり!たり!たり!」を経て、「とぅーくー、お~しえて~」に至る。およそこの流れをここ最近もずっと歌っている。すまんな娘よ、『スター☆トゥインクルプリキュア』はこの前終わったんだよ。

 

そんな中、先日親子で立ち寄ったTSUTAYAで、プリキュアの映画のポスターを発見した娘。「ぷぃきゅあ!ぷぃきゅあ!」と好意的な反応。それならばと、ついついプリキュアのDVDにコーナーに連れていく父親。『スター☆トゥインクルプリキュア』のDVDがあったので、娘に「これを借りる?」と聞くと、満面の笑み。

 

しかし、そのままろくに確認もせずにセルフレジに行ってしまったので、お目当ての『教えて…!トゥインクル☆』が「後期」EDテーマだったことに後で気付く。帰宅後に「ぷぃきゅあのうた!ぷぃきゅあのうた!」と全身で期待を表現しながらテレビの前で揺れる娘だが、借りたDVDは1巻。もちろん『教えて…!トゥインクル☆』は影も形も無い。本当にすまない。Wikipediaによるとお目当ては21話以降だ。本当に申し訳ない。

 

そして、ありがとうYouTube。生きてて良かった令和。

 


「スター☆トゥインクルプリキュア」後期エンディング主題歌「教えて...!トゥインクル☆」(ノンテロップver)

 

とはいえ、これは結果論なのだけど、『スター☆トゥインクルプリキュア』の本編そのものを割と楽しんで観ているようだった。変身シーンの反応はもちろんだが、日常パートもそれなりに大人しく観ている。歌も踊りもない、特に派手な展開もない、そんなシーンでも椅子に座って観られるようになったかと思うと、親馬鹿なので無性に感慨深くもなる。

 

相変わらずアンパンマンの家庭内地位がお父さんより上という状況なので、今から急にプリキュアという訳にもいかないのだろうが、この調子だと少しずつ興味を示しそうである。取りあえず、今度また様子を見ながら現行の『ヒーリングっど』を観せてみたいところ。

 

そして、これまた予定調和なのか、『教えて…!トゥインクル☆』をヘビロテしているのが他でもない私である。めっちゃクセになりますね、これ・・・。

 

教えて...!トゥインクル☆

教えて...!トゥインクル☆

  • 吉武千颯
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

まず、歌詞の世界観が良い。本編が未履修なのでそことの関連は分からないのだけど、子どもが持つ無限大の関心、ピュアな好奇心が、非常にポップにまとまっている。私は「渡り廊下走り隊7」の『少年よ 嘘をつけ!』というナンバーが大好きなのだけど、それに通じるものを感じるんですよ。子どもという属性だけが持つ、可能性の大きさ。こういう純なものほど、アラサーの魂にどうしようもなく響く。

 

曲の構成としては割と順当なパターン。しかし、打ち込みの軽快なリズムと、吉武千颯さんの表情豊かな歌声が相まって、やけに中毒性が高い。サビ前の、前倒しで急かす感じの「Starry Starry Starry」がお気に入り。少し息が抜ける抑揚にドキッとする。ラスサビ前のパートではこれを重ねてダメ押しに弦の音を入れているのもGOOD。ベースが電子音のピポパポ系統なので、クラシックな音は余計に映える。

 

そんなこんなで、今後はじわりじわりと、娘と一緒にプリキュアに臨んでみようと考えている。子どもを入り口に「それまで触れてこなかったコンテンツ」と向き合えるのは、親の特権である。一介の趣味人として、「未履修」との関りは大切にしたい。

 

スター☆トゥインクルプリキュア vol.1[Blu-ray]

スター☆トゥインクルプリキュア vol.1[Blu-ray]

  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: Blu-ray