スーパー戦隊オフィシャルムックの『カクレンジャー』と『ジェットマン』を購入。私の世代だと、やはりこの辺の作品がドンピシャなのだ。
この講談社シリーズのムックは安価ながら中々の出来で、カラーページかつキャスト&スタッズの新録インタビューという、ぎちぎちに詰め込まれた情報量が最高。
今回の戦隊シリーズも素晴らしいクオリティに仕上がっていて、作品の概要から各種武装、キャラクターやヒーローの解説、キャスト&スタッフのインタビューとロボ特集、怪人図鑑に年間ストーリーのダイジェスト紹介、おまけに主題歌の歌詞掲載と玩具開発インタビューまで、盛りだくさんである。
あと、図鑑的な意味合いで、細かいポイントまで押さえてくれるのがファンとして嬉しい。
『カクレンジャー』だと、マシンの紹介ページでシャークドライバーらと一緒にネコマルの大きなスチールが載っていたり、ダラダラは各強化態をしっかり紹介してくれている。
『ジェットマン』の方は、鳥人ダンもしっかり載っているし、マリアの獣化も複数パターンを掲載。トマト大王の芯状態も嬉しい。編者のこだわりが伺える。
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デザイナーの野中剛氏が『カクレンジャー』の玩具について語るコーナーには、ファンには微妙にショッキングな話が載っていたりも。
今ではファン人気も高い無敵将軍ですが、正直なところ過去2年間と比べると玩具の業績はあまり芳しくなく、「あれ? やっちまったかな? オレ......」と焦ったのも事実です。
・スーパー戦隊 Official Mook 20世紀『忍者戦隊カクレンジャー』P34「デザインブラッシュアップ」野中剛
そんな無敵将軍が、今や隠大将軍やツバサマルと併せてプラモデル化されるというのだから、時の流れに驚くばかり。
『ジェットマン』は我らが若松俊秀氏(演:結城凱)のインタビューが良かったですね。方々でも語られているけども、あの大人気キャラクターがどのように作られたのか、という当時の舞台裏が興味深い。
読みながら爆笑してしまったのがこの部分。
これは『ジェットマン』という作品ならではと思いますが、凱と香が駆け落ちする(第32話「翼よ!再び」)話があるんですね。一夜を共にして翌朝、逃亡先の船上でモーニングコーヒーを飲みながらの会話ですが、私はあえて”さらっとした”感じで「あのさぁ......」と話しかけてみました。要は「恋人関係になったばかりの女性に対して、男性はいつものように強く接しないだろう」と考えて演じてみたんです。そうしたら、雨宮さんから「あのさぁ、君のプランはよくわかるけど、生々しすぎるから止めよう。いつもの凱に戻してよ」と言われました(笑)。
・スーパー戦隊 Official Mook 20世紀『鳥人戦隊ジェットマン』P19 キャスト&スタッフインタビュー
若松俊秀(結城凱/ブラックコンドル役)
さすがの若松さん、さすがのジェットマン、というエピソードである。
このオフィシャルムックシリーズは「好きな作品だけ摘んで買う」ことができるし、値段も税別630円なので、めちゃくちゃオススメですね。
取り急ぎ、7月発売予定の『タイムレンジャー』と8月の『カーレンジャー』は買おうと思ってます。
スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1994 忍者戦隊カクレンジャー (講談社シリーズMOOK)
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