ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

特撮監督界の仮面ライダーディケイド、坂本浩一監督の魅力(感想『映画監督 坂本浩一 全仕事』)

2009年に『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』を映画館で観た時のショックは今でもよく覚えている。スクリーンを縦横無尽に飛び回りながらインスタントに光線技を放つウルトラマンたちは、確実に「観たことがなかったもの」だった。 そしてその翌年…

どうして着ぐるみの怪獣が生まれたのか? NHK Eテレ『JAPANGLE』(ジャパングル)の特撮特集が素晴らしかった、という話

タイトル通り、NHK Eテレの番組『JAPANGLE』(ジャパングル)の特撮特集が素晴らしかった、という話。 「特撮」、つまり「特殊撮影」が、どういう歴史で生まれ、いかなる職人の技で支えられているのか。今現在、どんなニュアンスで日本の文化として認知され…

『仮面ライダージオウ』への期待と不安。なぜ平成仮面ライダーは20作目にジオウを描くのか

『クウガ』からリアルタイムで追ってきた平成仮面ライダーシリーズも、ついに20作目。 ついつい「20年!」と書きたくなるけれど、『ディケイド』が半年だったので19.5年が正確なカウント。とはいえ、記念すべき20作目が最後の平成仮面ライダーというのは、メ…

感想『ミッション:インポッシブル / フォールアウト』 イーサンのキャラクター造形で過去作を総括するシリーズ最高傑作

率直にシリーズ最高傑作と言って良いのかもしれない。 それは、もはや笑うしかない怒涛の生身アクションもそうなんだけど、シリーズ初の監督続投作として、どこか過去5作をまとめ上げる気概を感じるからだ。 作品のテーマだけでなく、主にイーサンのキャラク…

苦節3ヶ月、ついに娘が積み木を積んだ日

うちの娘は平均より少し発達が遅い。 何をもって「遅い」とするかは、生後の検診におけるチェックリストから判断する。寝返り、お座り、掴まり立ち。全て、そこに示されているタイミングから1~2ヶ月遅れで習得した。 「それはあくまで目安であって心配しな…