ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

構想28年の大作『古代戦士ハニワット』と平成仮面ライダーのエッセンス

武富健治先生の新作『古代戦士ハニワット』の単行本がついに発売となった。 武富先生といえば、言わずと知れた名作『鈴木先生』の著者その人である。『鈴木先生』は、原作はもちろんのことドラマも映画も何周もするくらい好きな作品。そんな武富先生の新作が…

感想『仮面ライダージオウ』第32話「2001: アンノウンなキオク」ZI-O signal EP32

『仮面ライダージオウ』第32話は、杉原監督&毛利脚本によるアギト編後編。前編に引き続き、杉原監督の創意工夫に満ちたカットが多く、眼福でした。平成ライダーのアクションの絵は、戦隊に比べて若干のリアル調なのですが(察するに『クウガ』の功績が大きい…

「リアルサウンド映画部」に『ライズ ダルライザー』の作品評を寄稿しました

お仕事の報告です。 『アクアマン』『トクサツガガガ』に引き続き、リアルサウンド映画部さんでコラムを書きました。 今回の作品は、福島県白河市のご当地ヒーロー映画『ライズ ダルライザー』。その名の通り「だるま」をモチーフとしたヒーローなのですが、…

感想『アベンジャーズ / エンドゲーム』10年間を追いかけたファンは生きたまま走馬灯を目撃する

ついに『エンドゲーム』を鑑賞してしまった。昨年の2018年で、MCUは10周年。11年目に到達したこの2019年、晴れてひとつの「終わり」を迎える。 この「終わり」は、単にラスボスを倒してお話が終わる、という意味ではない。前人未到の、もはや「最も成功した…

『ジオウ』響鬼編に桐矢京介が登場する現実、あるいは『響鬼』という作品への語り尽くせぬ想い

間もなく平成が終わるこのタイミングで、『仮面ライダージオウ』の響鬼編が放送されるという。『仮面ライダー響鬼』という作品には、リアルタイムで観ていた人の多くが様々な感情を抱いていることだろう。 よもや「仮面ライダー」には見えないデザイン、職業…