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感想『仮面ライダージオウ』第17話「ハッピーニューウォズ2019」ZI-O signal EP17

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『仮面ライダージオウ』第17話は、2019年初回、第2章の幕開け。柴崎監督が彩るギミックとハッタリに満ちた回で、観ていてとても面白かったです。ウィザード編ぶりのメインタイラー・下山さん回でもありますね。

 

このブログでも幾度となく書いてますが、『ジオウ』って非常に要素の多い作品なんですよ。良くも悪くも「忙しい」というか。だから、第1章を終えてもソウゴ以外の多くのキャラクターがバックボーンも分からないし、『ジオウ』という物語の本筋が動いたのもオーマジオウと邂逅したラスト2話。レジェンドとの出会い、過去作との関連や消化、ライドウォッチの販促など、そういった要素を怒涛のようにこなした1クールだったなあ、と。

 

だからこそ、その攻勢が少しだけ緩み、物語の本筋に踏み込んだこの第2章って、否が応でもワクワクするんですよね。焦らされた分、余計に楽しい、というか。もちろん、今回も新規スーツだけで3体(シノビ、アナザーシノビ、ウォズ)という目を見張る物量なんだけど、しっかり『ジオウ』の物語になっていたのが良かったです。決して1クール目が悪かったとかいう意味ではなく、本筋としての「地に足がついた」印象。

 

ということで、『仮面ライダージオウ』の感想を綴る「ZI-O signal」(ジオウシグナル)、今週もいってみましょう。

 

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別の未来からの来訪者

 

情報を整理すると、通称「白ウォズ」はソウゴたちが辿るべき未来とは別の未来からやってきた。それは、仮面ライダーシノビが2022年に活躍する、ゲイツやツクヨミすら知らない未来。そして、白ウォズはゲイツのことを「ゲイツリバイブ」「救世主」として崇める。来るべきオーマの日に、ジオウがオーマジオウになるのか、ゲイツがそんなジオウを打倒するのか、そこが歴史の分岐点、という流れですね。

 

図にすると、こんな感じ。

 

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▲ 既存の歴史

 

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▲ 白ウォズが属する未来と既存の歴史との関係

 

これまでの劇中描写を総合すると、暫定、『ジオウ』の世界観はクウガからビルドまでが約20年をかけて活躍してきたものと思われる。年に一度、仮面ライダーが生まれ、その活躍は約一年で終えられる。「そういう世界」としてジオウ以降もライダーが生まれるかと思いきや、オーマジオウがオーマの日に世界を征服してしまう。これにより、ライダーが生まれる道筋は消滅。正史では、ジオウが最後の仮面ライダーだったものと思われる。

 

一方、歴史の転換点により、別の未来が発生。これが、単なるパラレルワールドなのか、以前から存在していた可能性なのか、16話の時点で出現した未来なのかは、現状不明。こちらの未来では、オーマの日にゲイツがジオウを妥当し、前述の「そういう世界」はそのまま継続される。つまり、シノビやクイズにキカイといった、仮面ライダーが年代わりで生まれていく未来。そんな世界で崇められているのが、オーマジオウを倒した救世主ことゲイツリバイブ、といった感じだろう。 

 

つまりポイントは、「オーマジオウ未来」と「ゲイツリバイブ未来」、そのふたつの未来の可能性がソウゴたちの目の前にある、ということ。これまでの『ジオウ』は過去と未来という歴史の縦軸を物語に組み込んでいたが、今度は、別の未来やパラレルワールド・世界線の概念といった横軸がメインになってくるのかもしれない。相変わらず、複雑な構成といえる。

 

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仮面ライダーウォズ、参戦

 

そんな「ゲイツリバイブ未来」からやってきたのが、ゲイツリバイブの従者たる、もうひとりのウォズ。予告でも言われていたように、通称「白ウォズ」ですね。

 

「オーマジオウ未来」でオーマジオウにウォズが仕えているのだから、もうひとつの未来でも同じようなポジションを担っている、というのは納得できる。彼は一体何を目的として2019年にやってきたのか。それはゲイツリバイブの司令なのか。このあたりは18話で語られるのかな。

 

ガンバライジング/RT3-017 仮面ライダーウォズ LR

ガンバライジング/RT3-017 仮面ライダーウォズ LR

ガンバライジング/RT3-017 仮面ライダーウォズ LR

 

 

仮にふたつの未来が完全なパラレルワールドで交わらないのであれば、そもそも、白ウォズが過去に干渉する意味は無いんですよね。放っておけば自分たちの未来は存在する訳ですから。つまり、白ウォズがわざわざ過去に来て横槍を入れている時点で、それは各々が独立した未来ではなく、最終的に「どちらか」になる可能性に過ぎないのかなあ、と。そして、白ウォズは自分たちが属する未来の可能性を確固たるものにするべく、2019年にやってきた。その目的は、ゲイツが確実にジオウを葬るよう、道筋を整えること。

 

あと白ウォズのタブレットですけど、彼いわく「導いている」とのことで、未来を操るというよりは、千も万も存在する可能性のひとつを選んで強制的に採択するような、そういう能力なのかなあ、と。まあ、ジオウに突然竜巻が襲ってくる可能性ってどのくらいあるんだよ、って話ですが。

 

仮面ライダーウォズは、以前にも書いたように、完全にスマートウォッチという感じ。蛍光色な色合いが良い意味でチープというか、ボディの銀色もあわせて、あそこまでゴテゴテバリバリのルックなのに驚くほどスマートに完成されてますよね。ベルトの投影ギミックは、2年前のゲーマドライバーがやっていたやつの進化系、といった印象。音や光だけでなく、こういう遊びがあるベルトは面白いですよね。

 

仮面ライダージオウ RKF ライダーアーマーシリーズ 仮面ライダーウォズ

仮面ライダージオウ RKF ライダーアーマーシリーズ 仮面ライダーウォズ

 
仮面ライダージオウ 変身ベルト DXビヨンドライバー

仮面ライダージオウ 変身ベルト DXビヨンドライバー

 

 

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ゲイツの苦悩は続く

 

別の未来からの来訪者という物語はSF的にものすごく面白いんですけど、『ジオウ』としての物語の旨味の部分は、実は今回ウォズよりゲイツにあるんですよね。ゲイツは前回の16話で、ソウゴへの信頼と自身の信念をやっとこさ両立させた直後。「最低最悪の魔王になったら、俺が倒してやる。必ずな。俺を信じろ!」。そう、ソウゴに向けて本心を吐露した直後に、実際に「俺がソウゴを倒した」未来が存在するという事実を目の当たりにする。

 

これ、彼の心情を思うと、複雑ですよねぇ。「自分がソウゴを見極める!」「あいつが魔王になるはずがない!」。そう心に決めた直後に、違う未来がやってくる。自分がソウゴを倒した、ということは、「ソウゴが最低最悪の魔王になった」という何よりの証拠。自分の中にあるソウゴへの確固たる信頼感が、その事実を裏付けてしまう。なんて辛いんだ。

 

加えて、白ウォズが告げたもうひとつの未来の可能性は、他でもないゲイツが望んでいたことなんですよ。自分が救世主の椅子に座るかどうかはともかく、「オーマジオウを倒した世界を実現する」という目的は完璧に達成されてしまっている。つまり、オーマジオウという結果をある日突然突きつけられたソウゴのように、ゲイツも過程をすっ飛ばした結果を与えられてしまった。自分がゲイツリバイブになるということは、ソウゴを悪と認定し、倒すこと。その歴史の強制力と可能性、そして、彼のソウゴへの想い。この天秤が第2章のメインなのかなあ、と。

 

つまりは、「未来に抗う」というソウゴの十字架をゲイツも背負うことになった。物語が音を立てて加速していく感じが好きですね。

 

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仮面ライダーシノビ、見参!

 

そして、仮面ライダーシノビ。もう笑っちゃうくらいに変身ポーズもエフェクトも小物類もスーツも気合が入ってて、メタ的に「ひとつの番組を司るヒーロー」としての風格がすごい。(とはいえ、スーツはライドプレイヤーの改造かな)

 

仮面ライダージオウ DXシノビミライドウォッチ

仮面ライダージオウ DXシノビミライドウォッチ

 

 

そして、必殺技で鳴り響く音声。ここがいかにも「昨今のライダー」という感じで良いですね。公式サイトによると、柴崎監督の発案だとか。

 

そして、もうひとりは、このニンジャー!
仮面ライダーシノビです!!!

 

かっこいい!
デザイン画のときから好評を博した人気ビジュアルですが、造形されキャラクターになり、動き出すと、一層、輝きがましています!

 

そして、ここで、紹介したのは、柴﨑監督のこだわりポイント!!!

 

仮面ライダーシノビは、当初、必殺技時など特にベルト音声はなかったのですが、柴﨑監督が、いまや、仮面ライダーにはベルト音声はつきもの!ということで、オリジナルのベルト音声として、声優の初村さんに声を当てていただきました。
耳に残る、ニンポゥッ!!!をお忘れなく。

 

平成仮面ライダー20作品記念公式サイト | 東映

 

バスタードがザコ敵として再利用されているのも面白いのですが、一番驚いたのは、変身する神蔵蓮太郎自身がアナザーシノビになってしまう、という展開。これまでの描写的にスウォルツは「オーマジオウ未来」からやってきた存在だと思うんだけど、まさかの「ゲイツリバイブ未来」からアナザーウォッチを調達してくるという。しかも、それを仮面ライダーになる前の変身者に使わせる。適正という意味ではこの上なく適正。そりゃあ、見事に使いこなせる訳ですよ。

 

「仮面ライダーになる者がその活躍時代より前にも生きている」というのは、『ジオウ』の世界設定としては当然なんですけど、改めて描かれるとハッとするところもあって。オーズ編の檀黎斗も同じですよね。だから、科学者として駆け出しの頃の葛城巧とか、記者になる前の城戸真司とか、おばあちゃんに躾けられている若き日の天道総司とか、色々と想像が膨らみますよね。

 

あと、アナザーシノビが後半の戦闘でジオウやゲイツが変身する前にワイヤーで画面左側に移動していくの、すごく良かったですね。ああいうさりげない動きに手間がかかっているのが好き。

 

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「存在権争奪戦」から「未来争奪戦」へ

 

先週も似たようなことを書きましたが、『ジオウ』の物語もいよいよネクストステージへ突入。「レジェンドライダー」「アナザーライダー」「ジオウ」が存在権を奪い合って消し合っていた戦いから、「オーマジオウ未来」と「ゲイツリバイブ未来」、そのどちらを正史とするかで登場人物が葛藤する、言うなれば「未来争奪戦」へ。ソウゴは、改めてオーマの日の自分の運命を突きつけられる。ゲイツは、今の自分と未来の自分の距離感に悩む。ふたりの若者は、本当に「どちらか」なのか。

 

運命づけられた戦い、というニュアンスだと、『鎧武』を思い出しますよね。鎧武とバロンは最初から最後まで戦う運命が描かれていて、クライマックスでそれが頂点に達する。ジオウとゲイツも、そういった運命から逃れられず、オーマの日に戦ってしまうのか。そして物語的には、オーマの日が物語中盤なのか、クライマックスなのか、そういったペース配分も気になるところ。ここまで展開が早いから、春頃にはオーマの日をやりそうだけど。

 

次回、『スゴイ!ジダイ!ミライ!2022』。放送は明日!(毎回火曜くらいには感想をアップしたいと言いつつギリギリになってしまうこのクソのような悪循環を脱する未来を選びたい・・・!)

 

 

そして、Amazonをさまよっていたらベルトの保護フィルムという代物を発見。こんな商売もあるのか。なるほど未来だ・・・。

 

仮面ライダージオウ DXエグゼイドムテキゲーマーライドウォッチ

仮面ライダージオウ DXエグゼイドムテキゲーマーライドウォッチ

 
仮面ライダージオウ DXビルドジーニアスフォームライドウォッチ

仮面ライダージオウ DXビルドジーニアスフォームライドウォッチ