「いつまで経っても捨てられない付録」ってありませんか?
私の場合は、2001年の『小学六年生』(小学館)の付録、『日本漫画名作館』シリーズ。毎月一冊、編集部が選んだ名作漫画が別冊で付いてくるという豪華な付録で、そのジャンルも様々。これで初めて触れた名作も多かった。
相当繰り返し読んだので、ボロボロ。でも未だに思い出したように引っ張り出して読んでます。名作は何度読んでも名作。
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記念すべき第1回、『小学六年生』4月号(第54巻、2001年4月1日発行)に付いてきたのは、藤子・F・不二雄の『おれ、夕子』。今読んでもゾクゾクできる傑作SF。
巻頭には編集部の挨拶と作品の紹介。「今話題のDNA問題」という文脈は、17年前に書かれたもの。
毎回、作品の題材にちなんだ学習コラムも掲載されていて、これも楽しみでしたね。
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第2回は村上もとかの『裸足の壁』。クライマックスの「ラーリは女になり・・・」が泣ける。
第3回はちばてつやの『屋根うらの絵本かき』。 満州のお話。
第4回はあだち充の『恋人宣言』。なぜかこの回だけ所有していない。買い逃したのか、無くしたのか。画像は第3回の予告ページ。
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第5回は、原作・矢島正雄と作画・弘兼憲史にる『あの日川を渡って』。東京オリンピックが出てくる、泣ける話。
第6回は高橋留美子の『スリム観音』。当時の私には新鮮だった少女漫画。
第7回は手塚治虫の『鉄腕アトム』。終わり方があまりにも切ない話。
第8回は青山剛昌より『まじっく快斗』。記念すべき第1話。
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第9回は石ノ森章太郎の『サイボーグ009』。9回に持ってくるのがニクいし、『ディノニクス編』というセレクションも渋い。
第11回は篠原千絵の『ウィークエンドの招待状』。おなじみの絵柄で綴られるサスペンス短編。
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ラストを飾るのは矢口高雄の『釣りキチ三平』。小学六年生に「三平がユリッペの女を意識する回」を持ってくる編集部の意気込み。
最後にはお別れの言葉が。「これからも、漫画で受けた感動を忘れずにすてきな中学生生活をおくってください」。
このボロボロのまま、娘が大きくなったら読ませたいな、などと思ってます。