やったああああ!!!!!!!ついに!!!!ついに手に入れた!!!!!
中古市場と睨めっこすること、苦節数年!
ついにゲット!!
漫画版『スモール・ソルジャーズ』の単行本!
嬉しい!めちゃくちゃに嬉しいッッ!もちろん中古だけど!それでも!!それでも!!!
うおおおお!!!!!!!やった!!!夢にまで見たぞ!!!!!
場合によっては20,000円以上のプレミア価格で流通している絶版単行本、『スモール・ソルジャーズ』。言わずと知れた(言わずと知れた?)98年公開の洋画『スモール・ソルジャーズ』の漫画版で、コロコロコミックに掲載された作品。作者は後に『機獣新世紀ZOIDS』を連載する上山道郎先生。
機獣新世紀ゾイド―Battle story of bio‐machine zoids (1) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)
- 作者: 上山道郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/12
- メディア: コミック
- クリック: 1回
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もちろん、お金をドンと積めば手に入れられる状態にはあったけれど、そうポンと払える財政状況にもなく。やっとこさ手が届く価格の流通品を発見したので、「手が届くのに手を伸ばさなかったら死ぬ程後悔する。それが嫌だから、手を伸ばすんだ!」などと叫びながら、思い切って購入ボタンをクリックをしました。
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『スモール・ソルジャーズ』は『グレムリン』のジョー・ダンテ監督作で、若き日のキルスティン・ダンストも出演。おもちゃメーカーによる自立行動チップが埋め込まれたフィギュアが暴走して、主人公一家を巻き込んで騒然とするお話。
私はこの『スモール・ソルジャーズ』が本当に大好きなんですけど、そもそもこの作品を知ったのは漫画版が最初なんです。当時通っていた歯医者の待合室にコロコロコミックがあって、それで読み進めていた記憶。後に映画版を知って「うわ!あれじゃん!」となって、ドハマリ。キモ愛くるしいゴーゴナイトとエキセントリックなコマンドー・エリートの戦いを、この半生でもう何度観たことか。未だにBlu-rayが発売されていないのが悔やまれます。
そうそう、この絵柄なんですよ。アーチャーが表情豊かでかっこいい。
以下、当作品を語る上山先生のツイートを引用。制作秘話など。
描きたいネタをあらかた描き終えましたので、最後に取り上げます「スモールソルジャーズ」。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 17, 2017
これまでとりあげた映画の中で圧倒的にマイナーだとは思いますが、俺個人の人生に関わった深さではある意味ナンバー1。→https://t.co/BX1UKkTuc8
ベテラン読者の皆様はご存知の通り、98年にこの漫画をコロコロ誌上で公式にコミカライズしました。これの読者アンケートがかなり良かったおかげもあって、翌年「ゾイド」の漫画を任されることになります。 pic.twitter.com/tANJImbvyc
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 17, 2017
この漫画は映画の公開に合わせてスケジュールが決められていたので、1回50ページ×3の計150ページを、3か月で一人で描くことが求められました。結果この仕事で、スケジュールを綿密に作成し管理・実行するという、それまでより一段高いレベルの「プロの仕事」を身につけることができました。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 17, 2017
今回ひさしぶりに読み返してみたら、作画的に未熟さや不備は当然あるものの、当時の実力以上のものを出せた仕事にも思えます。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 17, 2017
紙・電子とも再版するのがまず不可能なのはちょっと惜しいですが、なにしろ版権はユニバーサル映画ですから。
これを描くために、俺は担当さんとわざわざビジネスクラスでアメリカまで飛んで、向こうのスタッフと打ち合わせしましたからね…まだまだ景気の良い時代でした。まあその担当さんがすごいやり手(ポケモン海外展開のキーマン)であることも大きいですけど。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 17, 2017
当時の作画参考資料はほぼ捨ててないので、おもちゃは押し入れの奥にどっちゃりあります。 pic.twitter.com/zNFb0Dvv9u
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 17, 2017
スモールソルジャーズの話題に関して皆さんから予想の100倍リアクションがあって、うれしい誤算。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 18, 2017
今思い返すと、初めての版権仕事や海外渡航やら大変だけど面白い思い出がたくさんあって、コミックス1冊分の量だけど、人生の節目のひとつになる仕事でした pic.twitter.com/vNqIeYADNM
実作業がはじまる前に、俺と担当氏は実際アメリカへ飛んで、そこでユニバーサル&ドリームワークスの、広報や製作のスタッフさんと打ち合わせをしたわけです。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 18, 2017
当時の俺は20代のあんちゃんで、アメリカ人からは中学生にしか見えなかったろうから、初対面の時は、まあ軽く見られてる感じでしたが→
いったんそこで映画の資料(もちろん部外秘)を受け取って、その晩ホテルの部屋で資料を見ながら、漫画にしたらこんな感じになりますというサンプルとして、キャラ画を5,6枚、ペン+ベタ入れまでして描き上げて、翌日打ち合わせの場に持っていきました→
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 18, 2017
そうしたらむこうの態度が明らかに変わって、ビジネスのパートナーとして、まっすぐこっちの目を見て話をするようになりました。(呼び方もウエヤマ=サンからウエヤマ=センセイになった。)
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 18, 2017
能力を認めると素直にそれが態度に出るところがいかにもアメリカ的だなあ、と感じた出来事。
別にアメリカ人が相手の時に限らず、初めて仕事をする時には、相手に自分の能力をきちんとアピールすることが大事だとその時に学びました。何ができる人間なのかをはっきり知っておく方が、双方にとって絶対にメリットは大きい。爪を隠してばかりでは舐められたりする不利益もあるのです。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) July 18, 2017
この「紙・電子とも再版するのがまず不可能」というツイートを昨年目にして、薄々分かってはいたものの、愕然としたものです。中古の高騰も止む無し・・・!
懐かしすぎる『電撃!ピカチュウ』。
電撃!ピカチュウ 1―ポケットモンスターアニメコミックス (てんとう虫コミックススペシャル ポケットモンスターアニメコミック)
- 作者: おのとしひろ,石原恒和,田尻智
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/11
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 99回
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約20年ぶりに読みましたが、あの映画が巧妙に三幕(全3話)に再構成されていて、びっくり。特に終盤の「アーチャー」のくだりは映画より良いプロットかも。舞台が日本に変更されているのも日本人には嬉しい。上山先生も筆がノっているのかクライマックスの3話は作画の勢いがすごくて、叫びながら殴り合うハザードとアーチャーが見応え抜群です。
いやね、なんかもう、読んでいて涙が出る感じ。懐かしすぎる。
我が家の『スモール・ソルジャーズ』コレクション。サントラとVHSもあるはずなんだけど、どこかにしまってしまった・・・。当時モノのパンフレットは結構読み物として情報量があるので、定期的に読み返しますね。奥の大きなハザードは未開封なので、棺桶に入れて欲しいレベル。
何年も探し続けていた代物が手に入った時の喜びはひとしおですね。あ~~、最高。生きてて良かった。娘よ、大きくなったらお父さんと一緒に『スモール・ソルジャーズ』観ようね。(ただし色々と教育に悪そうなので観せる年齢は要検討)
スモール・ソルジャーズ―映画原作 (てんとう虫コミックススペシャル)
- 作者: 上山道郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/12
- メディア: コミック
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