こんな表紙買ってしまうだろ!!!
コロコロアニキ 2018冬号 2018年 01 月号 [雑誌]: コロコロコミック 増刊
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: 雑誌
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表紙に堂々と「小学生お断り!」と書かれている『コロコロアニキ』。
これまでは割と「あの頃のコロコロ読者向けといっても自分より少し年上・・・ 具体的にはアラフォー寄りの30代を狙っているのかな?」というラインナップと宣伝で、微妙にひと世代下に当たる自分は食指が動かなかったんですが。
この表紙にはやられました。ミュウツー。ズルすぎる。だってミュウツーですよ、ミュウツー。
アラサーの自分が「なに世代」かというと、それはもちろん「ポケモン世代」なのですが、別名「ミュウツー世代」なんですよね。
人工的に作られた、かっこよさの裏に壮絶な影のあるポケモン。アニメでも映画でも印象的に扱われ、私と同世代でミュウツーが嫌いな人はいないんじゃないかと。
映画館で観たなあ、『ミュウツーの逆襲』。思い返してみても、なんてハードすぎる物語なんだと。
あと、ミュウツーといったらこれも外せないですよね。とにかくかっこいいのなんの。
そんなミュウツーの、しかも「このイラスト」が表紙のど真ん中にドーーンって。お前!!こんなの!!こんなの買うやろ!!買ってしまうやろ!!!
しかもよくよくラインナップを見ると、『コロッケ!』の続編が新連載の上に、ひかわ博一先生の『星のカービィ』新作が掲載。すごすぎる・・・。
他にも、ベイブレードやミニ四駆が当然のように登場し、『マツイくん』『でんじゃらすリーマン』、ギエピーのポケモンまで書き下ろしが!
まさかこの歳になってリビングのソファに寝転がりながらコロコロコミックを読むことになろうとは!
何よりこの印刷の匂い!この薄いピンクと青と緑?の色!真剣に読むと少しだけ指にインクが付く!!すごい!!コロコロだ!!!
あぁあああ〜〜!!これ!!これ付録になんか知らんけど入ってる紙!!!これ入ってた!!!
・・・などと、ページをめくる前から懐かしさに打ちひしがれてばかり。ボンボンも読んでましたが、やはりどちらかというとコロコロ派だった自分にとって、「あの頃」を思い出すには十分すぎますね。もはやちょっと供給過多なレベル。
内容としては、巻頭カラーで表紙のとおりポケモン特集。赤緑からの歴代ポケモンが紹介されていて、思わず吹き出してしまったのが、赤緑発売当時にポケモン記事を担当していた野村記者のコメント。
しゃべらないピカチュウが人気になるだなんて当時は想像もつかず、ピッピを主人公にしてしまったのは私の責任です。
他にも、「ミュウ100名プレゼント」はゲームソフトを郵送してもらって全部手作業で通信ケーブルで送ったとか、ファミレスで発売前のソフトを48時間かけてプレイしたとか、そうそうたる逸話が読み応え抜群。
穴久保幸作先生のギエピー『ポケットモンスター』も、「見た事ないポケモンを勝手に作るな」だの「『ミュウスリーだっピ!』はまったく意味わかんねーぞ!」だのセルフ突っ込みのキレがすごい。
また、『ポケットモンスターSPECIAL』の特別イラスト掲載もさる事ながら、中川翔子ことしょこたんが描くポケモンルポ漫画が泣かせてくれる。幼い頃から好きなコンテンツの思い出って、家族の思い出とも結びつくんだよなあ、って。
『コロッケ!』の続編は主人公が成長した姿でやさぐれて登場するというある意味とても理想的な続編スタートで、ベイブレードはベイから大鎌が飛び出るし、ミニ四駆はミニ四駆が喋るし、全体的にとても高い水準でコロコロイズムが展開されているのが楽しい。
ひかわ博一先生の『星のカービィ デデデでプププなものがたり』で、カービィが「実はぼく、子ども向けのしょーもないお笑いにはうんざりしてたペポ・・・」とこぼすのは、まあまあ笑えないと思いつつ笑いましたが。
とにかく、私と同世代のアラサーの皆さん、特にミュウツーの表紙にビビッときてしまう人は、買って損はないと思います。年末年始のお供にいかがでしょうか。
Amazonではさっそく新品が倍の値段で高騰してましたが、実店舗だとまだまだ残ってるっぽいですよ。
これで年末年始 TO DO リストをひとつ消化!
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