仮面ライダーやスーパー戦隊って、今や多種多彩な武器を扱うのが定番な訳ですが、その巨大な「玩具市場」において燦然と輝かない玩具も毎年発売されている、という話です。
「チープトイ」「フックトイ」などと呼ばれるそれらは、大きなドラッグストアの玩具売り場や、ファミレスのレジの横、サービスエリアの一角などに陳列されている、いわゆる「謎武器」です。
こちらが、今年のサウンドバスター剣。サウンドで敵をバスターする、夢の武器。しかも、光る!鳴る!というDX玩具にも引けを取らない仕様。最大の売りは低価格であること。
もちろんご察しのとおり、劇中の「仮面ライダービルド」がサウンドバスター剣を扱うことはありません。
スポンサーリンク
こちらが昨年のサウンドバスター剣。もちろん、エグゼイドが放送中に使うことはありませんでした。でも、色のドギツイ感じがなんとなくエグゼイドっぽくで、努力が垣間見えます。
こちらが、一昨年のサウンドバスター剣。こちらも色味が素晴らしい。ゴーストのパーソナルカラーである黒とオレンジの対比が綺麗です。
こちらが、一昨々年のサウンドバスター剣。しっかりドライブカラーでまとまっています。
こちらが、4年前のサウンドバスター剣。クリアパーツの刀身がオレンジらしさを際立てます。
サウンドバスター剣は歴代のヒーローに脈々と継承されているので、5年前にも存在しています。
6年前は、なんとマグネットステイツ専用のサウンドバスター剣も!
7年前のサウンドバスター剣は、タジャドル仕様。紅いです。
つまり、今度公開される『平成ジェネレーションズFINAL』で戦ってくれるヒーローたちは、漏れなくサウンドバスター剣を継承された戦士たちということになります。
『サウンドバスタージェネレーションズFINAL』!!!
スポンサーリンク
そして、サウンドバスター剣は伝説の武器なので、世界観の垣根を越えてヒーローたちに重宝されているのです。
言うまでもないですが、サウンドバスター剣の最大の特徴は、その形状が寸分違わず同じ、という点にあります。
また、サウンドバスター剣以外にも、テレビでは観られない伝説の武器が沢山存在します。
撃ち鳴らせ!サウンドフラッシュガン!!
ガラケーを操れ!サウンドフォン!!
この手の伝説の武器で面白いのは、例えば『ジュウオウジャー』は正規の変身アイテムそのものが携帯モチーフなのに、それでもサウンドフォンが例年通り市場に登場するところ。本編から参照するのは、カラーリング、それ一点!
この、いわゆる「スーパー剣」の文化ははるか昔から存在していて、私も子供の頃に買ってもらった記憶があります。
もちろん、DXの正規武器玩具からしたらニセモノなんですけど、当時なりに「先代のヒーローが使っていたプロトタイプの武器」とか何とか脳内設定を想像して(もちろん「プロトタイプ」なんて言葉は知らなかったと思いますけど)、戦いごっこに興じる訳ですね。
まあ、「子供は音が鳴って光れば何でもいい」というのも大きいのかもしれませんが、自分なりに想像力を膨らませて我が武器にしている子も少なくはないんじゃないかなあ、と。
とはいえ、この手の「スーパー剣」は、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんが良かれと思って買ったけど孫に「〇〇はこんなの使わない!!」と否定されてしまう悲しい事故を誘発する危険性があるので、どうか購入は慎重に検討していただきたいですね・・・。
ちなみに、鎧武の「サウンド!フラッシュブレード」は、カラーリングがとっても素敵。