ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

『レディ・プレイヤー1』サントラ13曲目を聴けばいつでもガンダムとメカゴジラが脳内で暴れてくれる

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『レディ・プレイヤー1』、良い映画でした。

物語やそのテーマ自体は王道、映像表現はさすがのスピルバーグとしか言いようのないものばかりで、時代性のあるVRゲーム設定に、世界中のオタクの半生を救済するかのようなポップカルチャーの大行進。2018年春は良い映画が多すぎて幸せですね。

 

思いっきり公式によって公開されているので本稿でもそのまま取り上げますが、本作の見どころは間違いなく「ガンダムVSメカゴジラ」のシーン。

 

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日本の特撮文化の象徴である怪獣王・ゴジラ。その前に幾度となく立ちはだかってきた機械の怪獣、メカゴジラ。そして、日本のアニメ文化の象徴として名前が挙がらないはずがない、誰もが知っているロボットこと、ガンダム。

この、日本のポップカルチャーを体現するかのようなメンバーが、まさかのスピルバーグにより、ハリウッドマネーで、ぐりぐりと動いて大乱闘を繰り広げるのだから、日本人として「幸(さち)」としか言いようのない時間を過ごすことができた。

 

そしてそのシーンの音楽、これがまた素晴らしい。

 

手掛けるのはアラン・シルヴェストリ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に『アベンジャーズ』といった、『レディ・プレイヤー1』に近しい分野の映画を多く手掛けてきた方なので、本作への参加もどこか運命的なものを感じてしまう。

しかも、公開中の『アベンジャーズ』最新作『インフィニティ・ウォー』の音楽も彼なので、まさに今の映画館は「アラン・シルヴェストリ祭り」なのだ。

 

レディ・プレイヤー1 (オリジナル・サウンドトラック)

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  • アーティスト: アラン・シルヴェストリ
  • 出版社/メーカー: Decca (UMO) (Classics)
  • 発売日: 2018/03/30
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勇ましいホーンセッション、そして流れるような優しいストリングスが印象なメインタイトルは、何度聴いてもグッとくる。「これぞエンタメ大作のメインテーマだ!」という感じ。どことなくジョン・ウィリアムズっぽさもある。

 

レディ・プレイヤー1~メインタイトル

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  • アラン・シルヴェストリ
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しかしながら、今回のサントラで私が阿呆ほどヘビロテしているのは、13曲目「車輌を捜せ」。この曲をずっと探していて、Twitterでフォロワーの方に教えていただけて、やっと辿り着けました。(お目当ての肝心の部分が試聴箇所に無かったので・・・)

iTunesでも何でも最近は1曲だけの購入が可能なので、観た人はもう買うしかないでしょう、これ。なんたってこの13曲目ですよ!!

 

車輌を捜せ

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この5分超の13曲目がなぜ最高なのかというと、つまりはこういうことです。

 

 

2:04〜 メカゴジラ登場
3:04〜 「俺はガンダムでいく」
3:16〜 ガンダム登場

 

 

まさかアラン・シルヴェストリによるゴジラ組曲のアレンジが聴ける日が来るとは・・・。もうね、びっくりですよ。正直、メカゴジラそのものやガンダムの登場よりも、個人的にはこの音楽に一番アガったという。不意打ちも不意打ちだった。

 

しかも、アレンジが素晴らしいのなんの。

日本人なら誰もが知っている「タタタン、タタタン」に入る前に、それを単体で繰り返して導入部を作り、ホーンの圧を感じさせるクレッシェンドが緊迫感を彩る。ゴジラのくだりの終盤では、ストリングスをメインに音の圧を弱め、次第にスネアが参加することで次のフレーズにシームレスに移行。

そのスネアの細かな刻み方が臨場感を煽り、「俺はガンダムでいく」の出撃シーンに繋がっていくのだ。構成がたまらない。

 

とにかく13曲目、13曲目ですよ!これを聴けば、メカゴジラが大迫力で登場し、その後ガンダムが空から舞ってきて、両者が激しくドンパチする映像が自動で脳内再生されますからね。サントラによる脳内再生は一度観た人の特権です。

 

あとこのトラックは、ラスト22秒のクライマックスがまた輪をかけて素晴らしいので、必聴です。「雄大!壮大!大喝采!」という感じ。

 

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メイキング・オブ・レディ・プレイヤー1

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