ジゴワットレポート

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1分あたり2億2千万の製作費が費やされた映画は面白いのか

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先に結論を書いてしまうと、お金をかけたからといって、必ずしも面白い映画が出来上がる訳ではない。これはもう、くどくど説明しなくても誰でも分かっていることだろう。

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』の製作費は、日本円で約375億1,000万である。主に豪華キャストの出演料が高くついたとのこと。

 

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上映時間は169分なので、単純に割り算をすると、1分あたりの単価は2億2千万。なんと豪華な映画だろうか。

ジョニー・デップが異空間で変顔をしてひとりで遊ぶあの1分間で2億2千万、カリプソが巨大化して怒って蟹になるあの1分間で2億2千万である。

ちなみにググってみると、高卒男性の平均生涯年収が約2億に相当するそうだ。映画産業のすさまじさを改めて思い知る。

 

そんな『ワールド・エンド』の評価は、残念なことにあまり芳しくない。

ロッテン・トマトのトマトメーターは45%で、トマトが潰れている。日本の映画レビューサイトをいくつか見てみると、映画.comが3.5、filmarksが3.6と、決して高いとは言えないスコアだ。

 

私自身は、シリーズそのものが好きなのもあって、『ワールド・エンド』は大好きである。

とはいえ、確かにとにかく上映時間は長いし、騙し・騙されの戦略模様は不親切な描写が多いし、広げた風呂敷を畳むためか急なオカルト設定がいくつも飛び出し観る側を振り回す話運びもあったりして、好まない人の感覚もよく分かる。

キャラクターでなんとか引っ張るニュアンスは、このシリーズの悪いところであり、良いところでもある。

 

前述のように、お金をかけたからといって、必ずしも評価が高く絶賛で迎えられる映画が出来上がる訳ではない。

しかし、お金をかけたなりの豪華な映像は堪能できる。そういう意味では、『ワールド・エンド』クライマックスの一連の戦闘シーンは何度観ても感動する。まさに「金で殴る」、とてつもない映像の暴力がそこにある。

 

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さて、思い付きで「1分あたりの製作費単価」を出してみた訳だが、もしかしたら『ワールド・エンド』より単価が高い作品があるかもしれない。

下の記事を参考に、2017年6月時点での製作費世界トップ5作品における単価を算出してみることにする。

 

www.cinematoday.jp

 

 

第1位『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』(2007)

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製作費 約375億1,000万

上映時間 169分

1分あたり単価 約2億2千万

 

第2位『クレオパトラ』(1963) 

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製作費 約374億

上映時間 192分

1分あたり単価 約1億9千万

 

第3位『タイタニック』(1997)

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製作費 約323億8,400万

上映時間 約189分

1分あたり単価 約1億7千万

 

第4位『スパイダーマン3』(2007)

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製作費 約320億1,000万

上映時間 140分

1分あたり単価 約2億2千万

 

第5位『塔の上のラプンツェル』(2010)

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製作費 約309億8,700万

上映時間 92分

1分あたり単価 約3億3千万

 

やはり世界で最も金で殴っているのはディズニーだった。恐るべき結果だ・・・。

 

1分あたり3億3千万。何気ない1分間に平均で3億3千万が費やされている。途方もない、としか言いようがない。

そんな贅沢の産物を定価1,800円で楽しめるのだから、映画というのはなんと費用対効果の高い娯楽だろう。

 

という訳で、「今夜ちょっとだけ贅沢をしようかな」という気分の人は、ぜひ『塔の上のラプンツェル』を観ましょう。

 

The Art of 塔の上のラプンツェル(ジ・アート・オブ 塔の上のラプンツェル) (WALT DiSNEY PICTURES)

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