ジゴワットレポート

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なぜ『キュウレンジャーVSジュウオウジャー』は制作されなかったのか、を考える

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帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー お命頂戴!地球王者決定戦

 

『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』がもう3話まで放送されている段階で今更な話題ですが、本当に無かったですね、『キュウレンジャーVSジュウオウジャー』。

 

ここ数年のVSシリーズはお正月映画として定番化していたので、12月頃にふと「あれ? そういえば映画の公開予定(諸々のリリース)が来てない?」と気づいて愕然。調べても何も情報が出てこなかったので、本当に無いんだな、と。

ここ数年、年明け一発目の映画館で毎年VS映画を観るのが恒例だったので、当たり前にあると思っていて・・・。慣れって怖い。

 

じゃあ、肝心の「なぜ無かったのか」について。

もちろん私は東映の人間ではないので憶測でしか語れないのですが、おそらく、『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』があるから、が答えなのかなあ、と。

 

これについて、それこそ「東映の人間」である白倉伸一郎氏は、Twitterでこうツイートされている。

 

 

 

このツイート、最初に見た時は「それはそうとしてキュウレンVSジュウオウ観たかったぜ〜」という気持ちがあったのですが、後からよくよく考えると、ある意味の致し方なさもあるのかなあ、と。

 

結局、『キュウレンジャー』も『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』も先のツイートにおける「フォーマット崩し」の性格をかなり強く持った作品なので、従来のVSに馴染まないというのはとてもよく分かる。(崩しつつ過去作を踏襲する部分が多いのが面白いのだが)

で、新番組『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』の最大のウリは「VSであること」であるからして、それをより印象付け、強調するために、旧来のVSをお休みする、と。

 

確かに、例年通り仮に『キュウレンジャーVSジュウオウジャー』がお正月映画になっていたら、『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』の最大のアイデンティティが放送開始を目前にして薄まってしまう、という影響はあったのかもしれない。

そう考えると、「今の子供たち」に向けてメインの番組を優先する判断というのは、なるほど理にかなっているとも言える。

常に、話題性とその伝播を重視した広報をしてきた白倉氏本人にそのような旨をツイートされると、非常に説得力を感じるところだ。

 

『キュウレンジャー』と『ジュウオウジャー』の世界観を混ぜるのが難しいのでは、という点については、先の『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』ですでにやっているので(それが結果として上手かったか否かはここでは語らないが)、それが要因だったという訳はないのかなあ、と。

 

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ただ、それは、それとして、やっぱり観たかったですねぇ、『キュウレンVSジュウオウ』。

 

『ジュウオウジャー』については、『超スーパーヒーロー大戦』でジューランドが大変なことになってしまったと語られた背景もあったので、その後果たしてどうなったのかをフォローして欲しいところ。(そもそも人間界と融合してたのでは、という疑問ももちろんあるのだが)

『キュウレンジャー』は何度も「チキュウ」を救ってきたので、その「チキュウ」に生きる動物のパワーを有し「この地球(ほし)を舐めるなよ!」が決め台詞の戦隊と絡むのは、「地球ってすげー!」「宇宙もすげー!」という感じで相互理解→共闘に至れるシナリオが期待できただろうなあ。

 

大和が「宇宙にも動物っているんですか?」と興奮したり、ガルがジューマンだと間違えられたり、ラプターとアムが仲良くなったり。で、「2つの戦隊か、奇遇だなァ。やべっ!警察の奴らが来ちまった!」みたいな感じでルパ&パトが先行登場、と。

 

まあ、何があっても大和が振り回されて苦労する展開が待っているんでしょうね。「よっしゃラッキー!!!」「え?ちょっと待って!?」みたいな。

 

 

『キュウレンジャー』は、まさに「今ここでやるしかない!」という設定のスペース・スクワッドとのVSが待ち受けているので、楽しみにしたいところ。

スぺスクは前作のラストで色んな戦隊やメタルヒーローがちょい見せで出たけど、今回もゲスト出演があるのかなあ。

 

動物戦隊ジュウオウジャー 変身携帯 DXジュウオウチェンジャー

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